燃料電池ワールド Vol.784 (2010/10/13 08:52)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.784
■□□□□□□□□□
■2010年10月13日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第13回技術者育成コース

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等を対象とした「技術者育成コース」を開催します。九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等(水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です)
◇日程:11月16日(火)?19日(金)
◇会場:(1日目)福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区)

    (2?4日目)九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744番地)
◇定員:20名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇受講料:5万円/人(交流会費3,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/13th_gijutsusya.html
◇受講申し込みはこちら(申込フォームが開きます)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080908193159

●第10回経営者コース

 水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等を対象に、水素の性質や燃料電池などに関する基本的な知識と市場の最新動向を短時間で習得いただくコースです。施設見学では、水素ステーション、燃料電池自動車、家庭用燃料電池の実物をご覧いただきます。
◇対象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
◇日程:12月2日(木)12:50〜18:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/10th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20090309105516
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、(公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

■2010年10月12日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2010/10/12 【日本版コラム】エクソンモービルの「GS撤退」にみるエネルギー業界の戦略変化(ウォール・ストリート・ジャーナル)
尾崎弘之・東京工科大学教授
エクソンモービルが日本のガソリンスタンド事業から撤退?

 10月1日、複数の報道機関が、石油業界最大手の米エクソンモービルが、日本国内のガソリンスタンド(GS)事業を大幅に縮小すると報道した。同社は、地域ごとにGSの営業権を段階的に売却する予定で、まず、九州地区にある約400店のGSの営業権譲渡を大手商社グループに打診中のようだ。また、将来的に成長が見込めない日本でのGS事業から撤退する可能性も取り沙汰されている。

 報道後、各方面から撤退報道に関する問い合わせがエクソンモービルに殺到したようだが、同社は翌日、「各社の報道は当社の発表に基づかない誤報」という内容のリリースを出し、騒動の火消しに追われた。ここで重要なことは、同社は「誤報だ」と言いながら、「日本のGS事業から撤退しない」とは言っていないことである。
石油業界にとって重荷の規制強化
エネルギー業界の三種類の戦略変化

 エネルギー業界の戦略変化は三種類に分けられる。1)油田・ガス田の上流権益を持った事業に集中する「上流集中戦略」、2)太陽光発電、バイオ燃料、燃料電池など事業多角化を行う「クリーンエネルギー戦略」、3)資源ビジネスへの進出による「脱石油戦略」――である。

 エクソンモービルのGS事業撤退は、上流集中戦略の典型例である。同社のGS事業撤退は、実は唐突な話ではない。米エクソンモービルは、2008年8月、保有する全米の約2200カ所のGSを売却し、直営のガソリンスタンド事業から撤退すると発表している。GSの事業環境が苦しいのは米国も同様で、今回の日本での事例は、同社グループの世界的な上流集中戦略の一環である。
見直されている上流集中戦略
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000015-wsj-bus_all

2010/10/12 燃料電池特集 第4回:究極のエコカー、燃料電池自動車(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)

 電気自動車が大きな注目を集める一方で、その後継として期待されているのが燃料電池自動車だ。経済産業省が今年4月に発表した「次世代自動車戦略2010」では、燃料電池自動車の普及目標は2030年の時点でもまだ数パーセントという見通しに過ぎない。しかし、航続距離が長く、燃料である水素の充填時間がガソリン車並みである点から、各社が力を入れて開発に取り組んでいる。日産自動車のゴーン社長も今年5月、「ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)分野での次の波は燃料電池車だ」と話すなど、開発に意欲を見せている。
●進むエコカーへのシフト
●燃料電池自動車が走るメカニズム
●水素を燃焼させて走るエコカー
●燃料電池自動車 VS 電気自動車 性能比較
●普及への道のり
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101012-00000000-natiogeo-int

2010/10/12 自動車産業が生態系に及ぼす影響、日産が研究成果を公表(レスポンス)

 日産自動車は12日、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2010」に基づく取り組みとして国際連合大学高等研究所と推進してきた「生態系および生物多様性と自動車セクターとのかかわりに関する共同研究」の成果を発表した。

 自動車メーカーとして優先する重点として「エネルギーの調達」「材料資源の調達」「水資源の利用」の3領域を特定した。共同研究の成果は10月12日から同社のウェブサイトで公開している。

 日産は今後、共同研究を通じて明らかになったビジネス上のリスクと機会から、企業に不可欠である石油消費量の削減と代替エネルギーへの転換、材料資源採掘量の削減、水資源使用量の削減といった課題に戦略的に取り組んでいくとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000033-rps-bus_all
※写真あり

2010/10/12 米メリーランド州での原発建設凍結=仏公社と合弁のコンステレーション社(時事通信)

 【パリ時事】11日付の仏各紙によると、仏電力公社(EDF)と合弁で米メリーランド州の原子力発電所に原子炉建設を計画していた米電力大手コンステレーション・エナジー・グループは10日までに、米エネルギー省に計画の凍結を通知した。連邦政府による債務保証の条件が厳しく「リスクとコストを許容できない」ためという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000010-jijc-biz

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー社、ランチョ・カリフォルニア水道局に1.4MW級燃料電池を販売(2010年09月27日)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、ランチョ・カリフォルニア水道局(Rancho California Water District)に1.4MW級燃料電池プラント「DFC1500」を販売した。燃料電池は、カリフォルニア州テメキュラにあるポンプ場の電力として使われ、2011年後半には稼働する予定である。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=511179

〔訳注〕ポンプ場は天然ガス内燃機関エンジンを使っていたが、州と連邦によって強められた排ガス許容基準に将来的にも適合させるために動力源を燃料電池に替えることになった。ランチョ・カリフォルニア水道局はポンプ場の排ガス問題を根本的に解決するとともに、天然ガスの価格変動から生じるエネルギーコストの不安定さからの保護や信頼性、メンテナンスの簡便さ、騒音問題といったことも同時に解決することを期待している。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆第3回 山梨燃料電池実用化推進セミナー【再掲】

 燃料電池ビジネスに参入する上で、自社の技術をどのように生かせるのか、現在どのような技術が求められているのか、世界をリードする講師陣により必要な情報を提供いたしますので、皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇開催日程 10月28日(木)14:00?17:30
◇会 場 山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター セミナー室
     (山梨県甲府市宮前町6-43)
◇参加費 3,000円
◇内 容 
受 付 13:30〜14:00
第1部 14:15〜15:45
『定置用燃料電池の現状と今後の展望』
 [講師] 永田 裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社技師長)
第2部 16:00〜17:30 
『小型燃料電池の国際標準化の動向と今後の展望』
 [講師] 田島 收氏(株式会社ENEOSセルテック品質保証部)
◇申込締切 定員(30名)に達し次第、募集を締め切ります
◇詳細についてはこちら
http://www.pref.yamanashi.jp/sangyo/news/index.php?id=76
◇主 催 山梨燃料電池実用化推進会議
     山梨県地域産業活性化協議会

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
 □連絡先:pemdream@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/  
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1