燃料電池ワールド Vol.672 (2010/04/26 08:56)

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□燃料電池ワールド Vol.672
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■2010年04月26日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■ウェブサイトの更新→ http://www.fcworld.jp/
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※イベントページに掲載しました。(画像あり)【再掲】
☆ブリジストン、こどもエコ絵画コンクールで本社ビルに日産燃料電池自動車を展示

■2010年04月23〜25日のWEB LINK NEWS
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2010/04/23 鋼線を使用しない高圧水素用ホース 横浜ゴムが開発(レスポンス)

 横浜ゴムは、岩谷瓦斯と共同で、高圧水素ガス用ホース『ibar HG70』を開発した。燃料電池自動車に水素を充填するディスペンサー用ホース向けで、水素貯蔵圧力70MPaの車両に対応している。

 70MPa級高圧ホースの多くは耐圧性を確保するための補強層の材質に鋼線を使っている。今回開発したibar HG70は軽量化と柔軟性を実現するため、特殊合成繊維を採用した。また繊維補強にしたことで、鋼線補強の難点であった、鋼材中に水素が吸収され強度が低下してしまう水素脆化の問題も解決したとしている。

 ibar HG70は、同社が新エネルギー・産業技術総合開発機構が「70MPa級水素充填対応ステーション機器システム技術に関する研究開発」の委託を受け開発したもの。横浜ゴムの保有する高圧ホース製造技術と、岩谷瓦斯の持つ工業ガスハンドリング、評価技術をベースに35MPa対応樹脂ホース「ibar HG35」の開発で培った技術をさらに発展させ完成した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100423-00000046-rps-bus_all
※写真あり

2010/04/25 石炭火力をエコに Jパワー「EAGLE」計画(産経新聞)

 石炭を燃焼しても環境に悪影響を与える物質を排出しない「ゼロエミッション」を目指してJパワー(電源開発)が進めている「EAGLE(多目的石炭ガス製造技術開発)」プロジェクトが、今夏にも第3段階に入る。核となるのは、石炭のガス化と二酸化炭素(CO2)の分離・回収だ。すでに基礎的な技術は確立しており、今後は規模拡大や発電設備への導入に取り組み、実用化にぐっと近づく。世界ではまだまだ主流の石炭火力発電のエコ化に大きく貢献すると期待されている。
 ■ライバルは欧米の巨大企業
 ■多様な石炭に対応

 石炭のガス化とCO2回収を一連の工程に組み入れていることもEAGLEの特徴だ。作ったガスを燃焼させ、発生したCO2を回収するのではなく、石炭からガスを発生させた後にCO2と水素に分離。CO2は99%の純度を実現し回収しやすくした。

 その後に水素を燃焼させて発電に使う。水素は酸素を反応させて電気を生む燃料電池にも使えるため、IGCCに燃料電池を組み合わせた発電所建設にもつながっていく。
 ■2016年に実証発電開始
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100425-00000514-san-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●SFCスマート・フュエルセル社、イーフォイプロ2200XTを発売、エバーグリーン社とパワーポッドシステムを開発(2010/03/22、31)

 SFCスマート・フュエルセル社(SFC Smart Fuel Cell AG)とエバーグリーン・エナジー・テクノロジーズ社(Evergreen Energy Technologies Inc.)は、カナダの油田や天然ガス井でリモート監視サービスに自立電源を提供する燃料電池を市販するために、力を合わせることになった。エバーグリーン・エナジー・テクノロジーズ社が開発した「パワーポッドシステム(Power Pod System)」は、油井で使われる圧搾空気で動かされる機器に取って代わり、SFC社の燃料電池「イーフォイプロ(EFOY Pro)」と太陽電池のハイブリッド方式で発電されるだろう。この革新的な製品は、「アルバータ・イノベーション・バウチャー・パイロット・プログラム(Alberta Innovation Voucher Pilot Program)」によって5万カナダドルの資金を獲得したところである。州政府によるこのプログラムは、西部カナダにおいて環境にやさしくエネルギー効率のよい技術を開発する企業に資金を提供している。

 SFC社はまた、「イーフォイ・プロ(EFOY Pro)2200XT」を発売した。これは、専門的なユーザーが要求したり、輸送管理システムや交通量、測定用監視カメラ、そして早期警戒センサーに1週間にわたって確実なエネルギーを提供するような特別の需要に応じて開発した製品である。
http://www.sfc.com/en/sfc-press-release/11153-sfc-smart-fuel-cell-und-evergreen-energy-technologies-inc.-partnerschaft-zur-foerderung-sauberer-brennstoffzellentechnologie-fuer-oel-und-gasindustrie-in-kanada.html
http://www.sfc.com/en/sfc-press-release/11152-sfc-smart-fuel-cell-launcht-efoy-pro-2200-xt-brennstoffzelle-fuer-stromversorgung-von-netzfernen-industrieanwendungen.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第9回 経営者コース」開催!【再掲】

 水素エネルギー新産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした「経営者コース」を開催します。

 皆様からのご要望にお応えし、今回から、講義「水素エネルギー新産業の市場展望」では海外の市場動向を新たに追加します。

 また、施設見学では、平成21年9月に供用開始した「九州大学水素ステーション」や燃料電池自動車の実物をご覧いただきます(ご希望の方のみ)。

 水素の基礎から市場展望までを短時間で学んでいただける好評のコースです。

 水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部の方々のご参加を心からお待ちしております。
○対象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
○日時:5月28日(金)12:50〜17:40
  ※施設見学 17:50〜18:10(希望者のみ)
   交流会 18:15〜19:15(希望者のみ)
○会場:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡774 ウェスト4号館914号室)→ http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
○受講料:3000円/人(交流会参加の方は別途2000円)
○締切:5月14日(金)※定員40名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/9th_keieisha.html
ご希望の方はお早めにお申込みください!!
○主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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