燃料電池ワールド Vol.662 (2010/04/12 10:43)

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□燃料電池ワールド Vol.662
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■2010年04月12日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■Blog ニュース 画像は→ http://www.fcworld.jp/
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※ウェブサイトのブログページに掲載しました。教科書の画像があります。
☆日本の教科書に載った燃料電池(2)
 これが、燃料電池が取り扱われている英語教科書の表紙です。

 開隆堂出版株式会社が出版している中学2年生用『Sunshine2』です。

 では早速、中を見てみましょう。画像で文字が読めると良いのですが、ウェブでは解像度が低いので難しく、本文は画像の右側に表示します。

lesson 9
A Cool Car, a Cleen Future

Momoko: Look at that car. It's amazing.
Sam: Why? It looks like a normal car to me.
Momoko: It does, but it isn't.
Sam: Huh? What do you mean?
Momoko: That car is more interesting than a normal car. It doesn't pollute the air.Sam: Really?

Momoko: It doesn't need gas either. It doesn't have an engine.Sam: But how can it move?
Momoko: Well, that's a good question.

車について、もも子が説明を続けます。
Momoko: That's a kind of electric car.
Sam: Does it need large batteries?
Momoko: No. It uses fuel cells.
Sam: A fuel cell? What's that?
Momoko: It's like a small power station.
It can make electricity.

Sam: What kind of fuel does it use?
Momoko: It uses only hydrogen and oxygen. And it gives off only water! This is the most important point.
Sam: So it doesn't pollute the air!

もも子が、授業で乗り物についてスピーチをします。

 Do you like traveling? Which do you like better, traveling by car or train? I like travering bu train better. We can relax on trains. Also, they don't pollute the air as much as cars. And of course, to stop polluting the air, trains are better than planes. So I like trains the best of all.
But if we can use cars with fuel cells in the future, we can travel without polluting the air. I'm sure that's the best way!

(ここまで教科書の文章)

このページは、巻末の単語集です。赤い四角で囲ったところには以下のような説明があります。
fuel cell 名詞 燃料電池
●水素と酸素を結合させて、発電するシステム。二酸化炭素などのガスを出さないため(出すのは水だけ)環境も汚さず、21世紀の新しい技術として自動車への応用が期待されています。
(つづく)

■2010年04月09〜11日のWEB LINK NEWS
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2010/04/09 【韓国】新再生エネに暗雲?政策に疑問の声も(NNA)

 韓国政府は今年2月、太陽光、風力、燃料電池などの新・再生エネルギー産業を育成し、同分野の輸出額を増やすとの目標を明らかにした。だが多くの企業は基幹技術を持たず、貿易収支の改善は期待できない状況であることが判明。一方では、中小メーカー育成のために行ってきた支援策を打ち切るなど、政府の新・再生エネルギー政策に対して疑問の声も上がっており、同エネルギーをめぐる今後の行方に暗雲が立ちこめている。
 ■輸出は9割増目標

 産業研究院が昨年、太陽光・風力・燃料電池の設備メーカー330社を対象に調査したところ、業界初の技術を独自開発し保有する企業はわずか0.9%にとどまった。90%近くは他国で広く普及している技術を使用していた。
 ■中小メーカーに打撃
 ■広報にも消極的
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100409-00000011-nna-int

2010/04/10 伊藤忠、住宅にリチウム電池 EV用のリサイクル視野(フジサンケイ ビジネスアイ)

 伊藤忠商事は9日、静岡ガスと共同で、リチウムイオン電池システムと、燃料電池、太陽光発電システムを併設した戸建て住宅に導入する、と発表した。燃料電池・太陽光発電・リチウムイオン電池をセットにしたエコ住宅は国内で初めてという。伊藤忠は家庭での発電などに関するデータを収集・解析し、電気自動車(EV)などに搭載したリチウムイオン電池を再利用するビジネスモデル構築にも活用する方針だ。

 導入する戸建て住宅は、静岡ガス旧三島支店跡地に開発中の低炭素型分譲住宅「エコライフスクエア三島きよずみ」(静岡県三島市)22棟のうちの2棟を予定。4月に区画造成工事、8月に住宅建設、11年3月に入居開始を予定している。

 この住宅では燃料電池と太陽光発電併設で発電したエネルギーをリチウムイオン電池に蓄えることで、発電と使用時間のギャップを埋め、エネルギーの「地産地消」を実現する狙いがある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100409-00000026-fsi-bus_all

■海外ニュース
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<定置用電源>
●セラミック・フュエルセルズ社、スイスと英国に販売を広げる(2010/03/17)

 オーストラリアのセラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited;CFCL)は、スイスの100以上の自治体に天然ガスを供給しているスイスの公益事業体コスベガス社(Cosvegas)に、熱電併給ユニット「ブルーゲン(BlueGen)」を販売し、ヨーロッパ市場への活動を広げている。この燃料電池はスイスのローザンヌで、2010年半ばに操業を始める予定である。

 同社はまた、英国のアイディール・ボイラー社(Ideal Boilers)に初めて天然ガスから電気を取り出す燃料電池ユニット「ブルーゲン」を販売した。「ブルーゲン」は1年中、英国の普通の家庭で必要とする電力の2倍の電力を生産することができる。余剰電力は、2010年4月1日から始まる英国政府の固定価格買取制度(feed-in tariff)によって電力会社に売ることができる。この買取制度は、発電するkW時ごとに10ペンス(約15セント)を、ローカル送電網への送電費用として3ペンスを加えて住宅所有者に支払う。アイディール・ボイラー社は、英国のハルにある製品開発製造施設で「ブルーゲン」ユニットの実証試験を行う。
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/20100317_CFCL_Cosvegas_BlueGen_17March2010.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第9回 経営者コース」開催!【再掲】

 水素エネルギー新産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした「経営者コース」を開催します。

 皆様からのご要望にお応えし、今回から、講義「水素エネルギー新産業の市場展望」では海外の市場動向を新たに追加します。

 また、施設見学では、平成21年9月に供用開始した「九州大学水素ステーション」や燃料電池自動車の実物をご覧いただきます(ご希望の方のみ)。

 水素の基礎から市場展望までを短時間で学んでいただける好評のコースです。

 水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部の方々のご参加を心からお待ちしております。
○対象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
○日時:5月28日(金)12:50〜17:40
  ※施設見学 17:50〜18:10(希望者のみ)
   交流会 18:15〜19:15(希望者のみ)
○会場:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡774 ウェスト4号館914号室)→ http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
○受講料:3000円/人(交流会参加の方は別途2000円)
○締切:5月14日(金)※定員40名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/9th_keieisha.html
ご希望の方はお早めにお申込みください!!
○主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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