燃料電池ワールド Vol.644 (2010/03/15 09:54)

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□燃料電池ワールド Vol.644
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■2010年03月15日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp



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■2010年03月12〜14日のWEB LINK NEWS
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2010/03/12 ダブル発電でCO2半減 りゅうせきが一般家庭導入、県内初(琉球新報)

 りゅうせき(浦添市、金城克也社長)が販売する家庭用燃料電池と太陽光発電を併設し、光熱費と環境負荷を減らすダブル発電システムが10日、県内で初めて那覇市内の一般家庭に導入された。家庭から排出される二酸化炭素(CO2)を半減できる。

 来月には豊見城市内でも導入される予定。同社は「燃料電池だけでは余剰電力を売ることはできないが、太陽光とのダブル発電は売電できる。普及に向け、積極アピールしたい」(具志堅正信取締役ガス販売本部長)としている。

 ダブル発電を導入したのは那覇市真地の会社員座安功さん(46)宅。鉄筋コンクリート3階建てに家族6人が住む。那覇総合ガス(平良政順社長)が新日本石油製造の「エネファーム」(発電量0・75キロワット)を1階に設置。屋上に三洋電機製の太陽光発電システム(同4・28キロワット)のパネルを設けた。エネファームは発電と給湯が同時にできるため、従来の給湯器と比較すると、CO2排出量を約30%削減できる。燃料のLPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させて電気をつくり、発生する熱で湯を沸かす。

 燃料電池の電力を優先して使い、太陽光が補う。太陽光発電との併用で、CO2排出量が約50%減る。余剰電力買い取り制度により、ダブル発電は1キロワット当たり39円で売ることができる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100312-00000008-ryu-oki
※写真あり

2010/03/12 新日石、キャパシタ電極用炭素材の工場が竣工 GSカルテックスと合弁(レスポンス)

 新日本石油とGSカルテックスが合弁で設立したパワー・カーボン・テクノロジー(PCT)は、韓国の慶尚北道亀尾市で、キャパシタ電極用炭素材を生産する本社工場の竣工式を行った。

 新日本石油とGSカルテックスが合弁で設立したパワー・カーボン・テクノロジー(PCT)は、韓国の慶尚北道亀尾市で、キャパシタ電極用炭素材を生産する本社工場の竣工式を行った。

 キャパシタは、瞬間的に多くのエネルギーを必要とする建設機械や鉄道などで減速時に発生するエネルギーを電力として蓄えることで、エネルギーを有効利用する蓄電装置。今後、太陽光発電や風力発電の蓄電池への用途拡大が見込まれている。

 キャパシタの性能を決める重要な材料が電極に用いる炭素材で、同社の麻里布製油所では製鉄会社の電気炉電極用の炭素材(ニードルコークス)を製造している。これまで培ってきた炭素材製造での経験をキャパシタ電極用炭素材の開発に活かし、同様に高性能炭素材の開発を進めていたGSカルテックスと合弁でPCTを設立した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100312-00000042-rps-bus_all

2010/03/13 「国際公約、大きく後退」する内容に 温暖化対策法案で市民団体批判(京都新聞)

 政府が12日閣議決定した地球温暖化対策基本法案について、温暖化問題に取り組む「気候ネットワーク」(京都市中京区)は「昨年9月の国連特別総会で国際社会に表明した『2020年に1990年比25%削減』という国際公約から大きく後退する内容」と批判するコメントを発表した。

 法案は25%削減目標を盛り込んだが、「主要国の合意」を発効要件としたほか、排出量取り引き制度でも総量排出削減の指標とエネルギー効率(原単位)指標の2方式を併記。原子力発電は「推進」と明記した。

 こうした点について気候ネットの浅岡美恵代表は「原単位指標では総量排出削減が担保されない」と指摘。英国で原単位指標の制度が導入されたがすでに失敗していることを踏まえ「排出量取引は国と企業に排出上限を設定して行う方式にすべき」とした。

 また、温暖化対策として原発の「推進」が盛り込まれたことについても多くの環境団体が批判するコメントを発表。グリーンアクション(左京区)のアイリーン・スミスさんは「原発はバックアップ電源として石炭火力発電が必要になる。原発が続く限り石炭からの排出は減らないことになる」と指摘。「原発には膨大な投資が必要で、風力や太陽光などの再生可能エネルギーへの投資を結果的に遅らせ、温暖化対策を後退させてしまう」と批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100313-00000018-kyt-l26

■海外ニュース
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<輸送>
●Oorja Protonics社、ダイレクトメタノール燃料電池の新製品を生産

 Oorja Protonics社は、同社の生産ラインに「OorjaPac」モデル1を加えた。4.5kW級の出力を持つこのモデルは、市場で入手できる他のダイレクトメタノール燃料電池(direct methanol fuel cell;DMFC)製品よりも50倍も強力である。そして、運営費は1kW-hour当たり0.18ドルである。モデル1は、フォークリフトを操業する人と監督者にとって経済的な解決策となる。
http://www.oorjaprotonics.com/Oorja1/ONews.php
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.324 2008/04/13発行「Oorja社はフォークリフト用のメタノール燃料電池を公開する(2008/03/19)」

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