燃料電池ワールド Vol.610 (2010/01/25 09:11)

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□燃料電池ワールド Vol.610
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■2010年01月25日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2010年01月22〜24日のWEB LINK NEWS
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2010-01-22 【カーエレ10】監視カメラとアルコールセンサで飲酒運転撲滅(レスポンス)

 国際カーエレクトロニクス技術展で、ちょっと変わったアルコール・インターロックの展示を発見した。

 アルコール・インターロックは、アルコールセンサーに息を吹きかけて、アルコールが検知されるとエンジンが始動しないという装置だが、東海電子の新型インターロック「ALC-LOCK」は通信モジュールとカメラがついており、車両単体での制御だけでなく、管理者がその状態をリアルタイムで監視したり、記録することができるようになっている。

 なお、同社のアルコールセンサーの特徴は、一般的な半導体ガスセンサーではなく、燃料電池センサーを用いているとのことだ。この方式だと、センサー価格が高くなるが、検出精度が高く、エタノールに近い分子構造のものに対する誤判定の確率が低くなる。同社の製品は業務用だが、海外では警察が取り締まりに使うための基準をクリアしており、実際に使用されているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100122-00000006-rps-bus_all
※写真あり

2010-01-22 ENEOSが小学校で出前教室、環境やエネルギーをテーマに実験/横浜(カナロコ)

 環境やエネルギーをテーマとした「出張子ども科学教室」が22日、横浜市中区山手町の市立元街小学校で開かれた。新日本石油(ENEOS)中央技術研究所(同市中区千鳥町)の主催で、5年生計88人が実験を通じて、石油のつくり方などを学んだ。

 燃料電池に使われる水素の特性を知ってもらう実験も実施。水素ボンベを使ってシャボン玉をつくると、空気より軽い水素を入れた玉があっという間に上昇し、児童は「うわぁ、すごい」と歓声を上げていた。

 同教室は、子どもの理科離れ対策に一役買おうと、2005年にスタート。横浜市内ではこれまで20回以上実施された。ENEOSの中山総一郎チームリーダーは、「こうした活動を通じて、子どもたちが環境に配慮する気持ちを持ってくれれば」と話していた。

 科学教室の問い合わせは、同研究所電話045(625)7112。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100122-00000016-kana-l14
※写真あり

2010-01-23 太陽エネルギーの普及へ、神奈川工科大で最先端技術紹介のシンポ/厚木(カナロコ)

 太陽エネルギーを利用した最先端技術の紹介と普及拡大に向けた可能性を探るシンポジウムが23日、厚木市下荻野の神奈川工科大学で開かれた。光と熱エネルギーの仕組みなどを伝える講演のほか研究施設の見学なども行われ、参加者は自然エネルギーの省エネ効果などに理解を深めた。

 講演には計13人が登壇し、オフィスビルのソーラー空調システム(東京ガス)やオール電化住宅(東京電力)、薄型太陽電池(昭和シェルソーラー)の将来性などが紹介された。また、見学会では競技用ソーラーカーや水素燃料の研究設備なども公開され、参加者は最先端のエネルギー技術に関心を寄せていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100123-00000040-kana-l14
※写真あり

2010-01-24 ロータリーと相性ピッタリ マツダの水素HV開発・柏木氏(産経新聞)

 マツダが世界で初めて開発した水素とガソリンを燃料とするロータリーエンジン・ハイブリッドシステム。このシステムを搭載したクルマが「プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド」だ。ロータリーエンジンで発電し、電気モーターで走行。満タンの水素燃料で200キロを走行できるエコカーだ。マツダの環境技術の集大成ともいえるクルマの開発を担当したプログラム開発推進本部主査の柏木章宏氏(52)に、その秘めたるポテンシャルを聞いた。
--どんなクルマ?
--ロータリーエンジンを採用した訳は
--ガソリンとのハイブリッドにした訳は
--EVなど次世代エコカーへの対応は
--水素燃料車の将来性は
--今後の課題は
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100124-00000524-san-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●ウルトラセル社、米国エネルギー省など4カ所から資金を受け取る(2008-12-08,2009-12-03,12-21,02-02)

 ウルトラセル社(UltraCell Corporation)は2008年12月に、協力者のパシフィック・ノースウエスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory)やシンシナティ・テストシステムズ社(Cincinnati Test Systems)と協働するために、米国エネルギー省(U.S Department of Energy)から240万ドルの資金を受領した。この協働の目的は、燃料電池の製造能力を改善するために、1時間に50ユニットもの試験をできるシステムを研究することである。

 ウルトラセル社はまた2009年12月に、米陸軍遠征戦士実験(Army Expeditionary Warrior Experiment;AEWE)の間中、電子機器と軍用バッテリーの再充電のためにポータブル発電機を提供するために選ばれた。AEWEは2010年初頭から始められ、ジョージア州フォートベニングの機動戦闘研究所(Maneuver Battle Lab;MBL)で行われる。

 米国空軍省(U.S. Department of the Air Force)はまた2009年12月、同社に、米国再生・再投資法(American Recovery and Reinvestment Act of 2009)の景気刺激資金から300万ドルを、「50W級兵士携帯燃料電池システム」計画に振り向けるために与えた。この計画は、地球上のアフガニスタンや他の戦闘地域に展開している歩兵のために、信頼できて有効な携帯燃料電池の設計と開発を援助するものである。

 そして最後に同社は2009年2月に、デイトン地域(Dayton region)で同社の燃料電池「ウルトラセルXX55(UltraCell XX55)」の製造作業をより活発にするために、オハイオ第3次先端燃料電池計画(Ohio Third Frontier Fuel Cell Program)の100万ドルをオハイオ州から与えられている。
http://www.cleantech.com/news/3957/ultracell-gets-2m-grant-improve-fuel-cell-production
http://www.ultracellpower.com/assets/PressReleases2009/AEWE_12-3-09_FINAL.pdf
http://www.ultracellpower.com/assets/PressReleases2009/UltraCell_50W_Award_Announcement.pdf
http://www.ultracellpower.com/assets/PressReleases2009/UltraCell_Third_Frontier_Announcement.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2010』開催!【再掲】
〜福岡から世界へ!水素エネルギー社会実現に向けた最新情報を発信!〜

  詳細、お申し込み→ http://www.congre.co.jp/hydrogen2010/

 2月3日(水)〜4日(木)、世界の第一線研究者や産業人などオピニオンリーダーが一堂に会し、水素エネルギー・燃料電池分野の最新動向や研究開発成果を発信する「水素先端世界フォーラム2010」を開催します。

 4回目を迎える今回は、水素エネルギー社会の実現に先導的な役割を果たす日米欧の産学連携組織から、先進的な地域戦略を発表するほか、産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)及び世界各国から招へいした研究者から最新の研究成果等を発表します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。

 フォーラム等への参加は無料(レセプション参加費5,000円)です。
 多くのみなさまの参加をお待ちしています。
【プログラム概要】
●2月3日(水)/グランドハイアット福岡(福岡市博多区)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
9:30〜12:00 セッション1『水素エネルギー社会実現に向けた世界の地域戦略』
・麻生 渡氏(福岡県知事、福岡水素エネルギー戦略会議 顧問)
・John W. Tak氏(カナダ水素・燃料電池協会(CHFCA) 代表兼CEO)
・Andreas Ziolek氏(ドイツNRW州Fuel Cell and Hydrogen Network 代表)13:15〜17:20 セッション2『水素研究の最前線』
・Monterey Gardiner氏(米国エネルギー省水素供給プログラム・マネージャー)
・HYDROGENIUS及び世界各国からの招へい研究者
17:30〜19:00 レセプション 参加費 5,000円
●2月4日(木)/九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
  ※同時通訳なし、参加無料
世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究チーム等の研究者による研究発表や施設見学。【主催】(独)産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学
【後援】(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)、水素エネルギー協会(HESS)、 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)
【申し込み・問い合わせ】ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。
申込み締切:1月22日(金)
<フォーラム運営事務局/(株)コングレ九州支社内>
  URL:http://www.congre.co.jp/hydrogen2010/
  TEL:092-716-7116  FAX:092-716-7143

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