燃料電池ワールド Vol.607 (2010/01/20 09:01)

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□燃料電池ワールド Vol.607
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■2010年01月20日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2010年01月19日のWEB LINK NEWS
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2010-01-19 新日石が業務用次世代燃料電池を販売へ(産経新聞)

 新日本石油は18日、発電効率の高い業務用の次世代型燃料電池を平成23年度にも販売する方針を明らかにした。コンビニエンスストアや小型外食チェーンを対象に、今夏にも実証試験に乗り出す。

 販売するのは、電解質にセラミック(固体酸化物)を使うSOFCと呼ばれる次世代型の小型燃料電池。23年度中に1キロワット級の家庭向けを発売する方針を決めているが、業務用に拡大し、量産効果に伴う価格値下げなどにつなげる意向だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000504-san-bus_all

2010-01-19 大阪ガス・尾崎裕社長 来年にも次世代型燃料電池を(産経新聞)

 --昨年6月に発売した家庭用燃料電池「エネファーム」の販売が好調だが

 「戸建て住宅の新築件数が落ち込むなか、当初の年間目標だった1千台を発売から半年の11月で達成できた。今年は初年度目標の2倍となる2千台の販売を目標にしたい。本格的な普及には価格を下げることが不可欠なので、平成24年に現在の3分の1となる100万円以下を目指す。1万台を販売すると、量産効果が出てくるのではないかと期待している」
 --次世代型燃料電池の開発状況は

 「23年にも商品化できるのが理想。あまり急ぎすぎてもだめだと考えている。従来型と価格差があってもいけないので、100万円程度で販売したい。次世代型の利点は、小型でマンションなど集合住宅に設置しやすいことだ。部品点数が少ないためコストダウンもしやすい」
 --太陽光発電を組み合わせた「ダブル発電」の普及戦略は

 「住宅メーカーを中心にキャンペーンなどをしてもらっている。大阪ガスが太陽光発電装置を付けることで、アフターサービスをしっかりやってもらえるという安心感につなげたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000514-san-bus_all
※写真あり

2010-01-19 新日石、業務用も同時進行 新型燃料電池開発 量産効果狙う2010-01-20 (フジサンケイ ビジネスアイ)
写真中心の記事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000007-fsi-bus_all.view-000

2010-01-19 次世代交通システム:実現へ 柏ITS推進協、来月9日設立 /千葉(毎日新聞)
 ◇3年後の世界会議で成果披露

 最先端の情報通信技術を用いたITS(高度道路交通システム)を活用して環境に優しい次世代交通システムを実現する「柏ITS推進協議会」が来月9日、設立される。柏市が昨年6月、国からITS実証実験モデル都市に選定されたことを受けたもので、企業にも参加を呼び掛け、実用化に向けてビジネスモデルを構築するのが狙い。3年後に東京で開催予定のITS世界会議で研究成果の披露を目指す。

 現段階で研究や実用化が想定されている事業は、燃料電池車や1台の車を複数の人間が利用するカーシェアリング、3輪自転車で乗客を運ぶ「ベロタクシー」、愛知県内で撮影、電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」など。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000090-mailo-l12

2010-01-19 燃料電池車:福田知事が試乗 /栃木(毎日新聞)

 燃料に水素を使い、ガソリン車やディーゼル車のように有害な排出ガスを出さない燃料電池車(FCV)の試乗会が18日、県庁で開かれ、福田富一知事と県議会の青木克明議長が試乗した。FCVは現在、法人向けにリースしているのみ。試乗後、福田知事は「地球にやさしくて乗り心地も抜群。もう少し安くなれば県も公用車として使える」と話した。

 FCVは県が環境省から借り受けたホンダ「FCXクラリティ」。ホンダでは法人向けに月80万円でリースしている。県内では日光市で日産のFCV1台を公用車に採用しており、燃料となる水素を供給する水素ステーションは日光市内に1台あるのみ。

 県は19?25日にかけて、県内各地で体験試乗会を実施する。問い合わせは県地球温暖化対策課(電話028・623・3262)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000133-mailo-l09

2010-01-19 新日石、気候変動緩和事業に投資するファンドへ出資(レスポンス)

 新日本石油は19日、気候変動緩和対策関連事業を主な投資対象にドイツ銀行グループとマスダールグループが共同マネージャーとして運営するDBマスダール・クリーンテック・ファンドへの出資を決定したと発表した。

 出資するファンドは、太陽光発電・燃料電池・蓄電池などのクリーンエネルギー、水、廃棄物処理、エネルギー効率の改善などに投資するプライベート・エクイティ・ファンドで、国内外の金融機関や事業会社からの出資によって2億6500万米ドルで運営を開始する。

 新日本石油は、国際協力銀行(JBIC)、ジャパン石油開発(国際石油開発帝石子会社)と日本コンソーシアムを形成し、共同出資する。新日本石油の出資額は、2500万米ドルの予定。ファンドへの参加を通じて、気候変動緩和対策に貢献することを目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000024-rps-bus_all

■海外ニュース
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<輸送>
●ワレニウス社、今年末に初めての海運業向け固体酸化物型燃料電池の試験を行う(2009/11/30)

 スウェーデンのワレニウス・ラインズ社(Wallenius Lines)は2009年末に、海運業の環境保護策として最初の固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cell)の試験を計画している。ワレニウス社は、車両運送船ウンディーネ号(Undine)の船上で20kW級燃料電池の試験を行う予定である。この試験は、入港した時の船の電力需要の半分を発電するために十分だと思われる250kW級燃料電池を追求する一環である。燃料電池で発電するための水素は、メタノールや液化天然ガス、またはバイオガスのどちらからでも船上で改質して生産される。燃料電池は、ワレニウス社によって提供されている。

 同社はまた、世界で最も大きい船舶用エンジンの供給企業の一つである。ワレニウス社は、バイオガスで動く海洋向け燃料電池の開発のための欧州連合プロジェクトの議長を務めている。
http://www.h2journal.com/displaynews.php?NewsID=324
〔訳注1〕ワレニウス・ウィルヘルムセン・ラインズ(Wallenius Wilhelmsen Lines)はスウェーデン/ノルウェーに本拠を置く海運会社。1999年、スウェーデンのワレニウス・ラインズとノルウェーのウィルヘルムセン・ラインズが合併して新たにワレニウス・ウィルヘルムセン・ラインズとして発足した。車両貨物や重機械の輸送に強みを持ち、特に自動車船部門では年間取扱量が海上輸送では200万台、陸上輸送では380万台にのぼりるなど世界最大級。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
〔訳注2〕車両運送船のウンディーネ号(Undine)の写真は下記のURL。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=nl&u=http://www.scheepvaartwest.be/pagina189.html&ei=qxJUS6jiH4vk7AOs1JSkCg&sa=X&oi=translate&ct=result&resnum=3&ved=0CBMQ7gEwAjgK&prev=/search%3Fq%3DUndine%25E3%2580%2580carrier%26hl%3Dja%26lr%3D%26sa%3DN%26start%3D10

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2010』開催!【再掲】
〜福岡から世界へ!水素エネルギー社会実現に向けた最新情報を発信!〜

  詳細、お申し込み→ http://www.congre.co.jp/hydrogen2010/

 2月3日(水)〜4日(木)、世界の第一線研究者や産業人などオピニオンリーダーが一堂に会し、水素エネルギー・燃料電池分野の最新動向や研究開発成果を発信する「水素先端世界フォーラム2010」を開催します。

 4回目を迎える今回は、水素エネルギー社会の実現に先導的な役割を果たす日米欧の産学連携組織から、先進的な地域戦略を発表するほか、産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)及び世界各国から招へいした研究者から最新の研究成果等を発表します。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。

 フォーラム等への参加は無料(レセプション参加費5,000円)です。
 多くのみなさまの参加をお待ちしています。
【プログラム概要】
●2月3日(水)/グランドハイアット福岡(福岡市博多区)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
9:30〜12:00 セッション1『水素エネルギー社会実現に向けた世界の地域戦略』
・麻生 渡氏(福岡県知事、福岡水素エネルギー戦略会議 顧問)
・John W. Tak氏(カナダ水素・燃料電池協会(CHFCA) 代表兼CEO)
・Andreas Ziolek氏(ドイツNRW州Fuel Cell and Hydrogen Network 代表)13:15〜17:20 セッション2『水素研究の最前線』
・Monterey Gardiner氏(米国エネルギー省水素供給プログラム・マネージャー)
・HYDROGENIUS及び世界各国からの招へい研究者
17:30〜19:00 レセプション 参加費 5,000円
●2月4日(木)/九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
  ※同時通訳なし、参加無料
世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究チーム等の研究者による研究発表や施設見学。【主催】(独)産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学
【後援】(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)、水素エネルギー協会(HESS)、 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)
【申し込み・問い合わせ】ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。
申込み締切:1月22日(金)
<フォーラム運営事務局/(株)コングレ九州支社内>
  URL:http://www.congre.co.jp/hydrogen2010/
  TEL:092-716-7116  FAX:092-716-7143

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