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□燃料電池ワールド Vol.600
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■2010年01月08日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■Blog ニュース
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☆日本の教科書に載った燃料電池(1)
メルマガが600号を通過するメモリアルに、この話題を取り上げます。初めに簡単な質問をします。
1)燃料電池が取り上げられている教科書は、次の教科のうちどれだと思いますか?
(1)国語 (2)理科 (3)社会 (4)英語
2)それは、中学何年生の教科書でしょうか?
(1)1年生 (2)2年生 (3)3年生
3)この教科書が文部科学省の検定に合格したのはいつでしょうか?
(1)平成15年 (2)平成17年 (3)平成19年 (4)平成21年
懐かしいですねえこの言葉、教科書。大学に行っても教科書はありますが、これは無償で配布される義務教育の教科書の話です。日本国籍があれば誰もがお世話になる教科書。でも、自分が済んでしまうと(大人になると)忘れてしまうのも教科書です。たまたま覚えているのが『Jack and Betty』という英語の教科書の題名です。年代が分かってしまいますね。教科書の変遷は結構激しいらしいです。
ということで、第1問の答えが出てしまいました。英語の教科書なんですね。教科書のタイトルは『Sunshine』といいます。もし、中学2年生のお子さんがいらしたら英語の教科書を見せてもらってください。その72ページから77ページにかけて「A Cool Car, a Clean Future」と題したPROGRAM9があります。あっ、また答えを言ってしまいましたね。でも、中学2年生がみんなこの教科書を使っているかというと違うんです。教科書はいくつかあって、そのうちのどれを使うかを決めるのは教育委員会です。
ですから、本当に載っているんだよということをお知らせしようとすると、写真が必要になるんです。が、どっこい、教科書の著作権は教科書発行会社が組織している社団法人教学図書協会が管理しているので、許可を得るのに時間がかかるんです。当然のことですが、教科書の内容を問題集などで勝手に使えないようにしているのでしょう。こちらは年末年始で使用許諾を申請できなかったので600号に間に合いませんでした。もう少ししたらその画像を紹介できると思います。
そして、この教科書が文科省の検定に合格したのは平成17(2005)年です。それから今年(平成22年度)まで5年間、この教科書が日本中のあちこちで使われて、生徒たちは燃料電池についても勉強したのです。単純に考えて、何で英語の教科書に燃料電池が載ることになったのか、それを知りたくて出版元の開隆堂出版株式会社に電話をしました。年末だったのですが、今年3月の教科書検定提出に向けて修羅場の雰囲気で、お会いするのはその後でということになりました。少しずつ情報が固まり次第、お知らせしていきます。(つづく)
■2010年01月07日のWEB LINK NEWS
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2010/01/07 【ドイツ】洋上風力発電用の新送電網を構築へ=独政府、近隣諸国と(NNA)
北海で開発が進む洋上風力発電パークと、蓄電装置に成り得る北欧の水力発電施設をつなぐ新たな送電網の建設プロジェクトが始動する。ブリューデルレ経済技術相は5日、今年中に関連諸国の間で具体的な合意に達することができるとの見通しを示した。6日付フランクフルター・アルゲマイネが報じた。
ドイツでは水深の深い地点でのタービン建設、英国やアイルランド、デンマークでは河口や海岸付近での風力発電パーク開発が進んでいる。ただ、強風時には電力が余ることが予想されるため、新たな送電網を通じて北欧に多い水力発電所に余剰電力を移し、揚水用に使用する仕組みだ。
各国はこれにより、電力の安定供給と市場競争の促進、異なる再生可能エネルギー源の統合を実現する考え。北アフリカのサハラ砂漠に大規模な太陽熱発電設パークを建設し、欧州に送電する「デザーテック・インダストリアル・イニシアティブ」に次ぐ大型のプロジェクトになるとされるが、ドイツ政府は、コストを推算するにはまだ時期尚早としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100107-00000013-nna-int
2010/01/07 風力発電施設、全国の3分の1が“空転”=送電施設との連携不良などで―中国(Record China)
2010年1月5日、人民日報(電子版)によると、送電会社・東北電網有限公司が担当する東北地区で風力発電が大いに発展している。しかし、調査によると、無計画かつ無秩序な発電施設の建設のため、東北地区では半数の施設が放置されている。さらに、発電施設と送電施設の建設ペースが統一されていないことなどから、全国的には3分の1の風力発電施設が空転している。
東北地区は面積が広大であり、中国有数の風力発電地帯で、同地区全体の潜在的な発電量は3000万kWに達するといわれている。これは2006年に「再生可能エネルギー法」が施行され、風力発電が経済発展を招くと考えた地方政府が「風があるところに発電所を」と施設を建てたことが原因。現在では東北地区の発電機の容量は全国の3分の1に至っている。
しかし、こうした風力発電施設の多くは地方政府が中央政府の許可を得ずに建設したものが多い。5万kW以上を発電する施設には国の許可が必要だが、地方政府が建設した発電所の多くは発電量4.95万kW規模。電力会社などからの投資を受けたい地方が送電施設との連携を考えず、無秩序に建設する結果となった。しかし資金調達も難しくなり、大半が放置されている。全国的には3分の1の発電施設が放置されているという。
風力発電は天候に左右されるため、安定性に欠ける。そのため、電気の使用量が増加する場合、不安定な風力よりも火力や水力に頼ることになる。東北地区では火力が中心。風力発電所は増加しているが、その使用が減っているということも問題の一つだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100107-00000024-rcdc-cn
※写真あり
■海外ニュース
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<輸送>
●デラウェア大学、2台目の燃料電池バスを受け取り、賓客を乗せて往復(2009/11/16)
全長22フィート、22の座席を持つデラウェア大学(University of Delaware)の最新の水素燃料電池バスが、3人の賓客を乗せてウィルミントン市の中心街周辺を運行した。賓客とは、トーマス・R・カーパー米上院議員(デラウェア州・民主党)とミカエル・N・キャッスル下院議員(デラウェア州・共和党)、そしてウィルミントン市長ジェームス・ベーカーの3人である。これらの立法者たちは、バスに乗り、この地域の輸送のためにさまざまな意見を論じあった。
http://www.udel.edu/udaily/2010/nov/bus111609.html
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