燃料電池ワールド (2009/05/27 09:23)

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□燃料電池ワールド Vol.454
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■2009年05月27日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2009年05月26日のWEB LINK NEWS
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2009/05/26 ダブル発電問題 小委で議論へ 「推進」ガス業界 電力と攻防(フジサンケイ ビジネスアイ)

 経済産業省の総合資源エネルギー調査会は25日、太陽光発電設備を持つ家庭で生じた余剰電力の買い取りを電力会社に義務づける制度が来年度にも始まるのを控え、制度の詳細を検討する「買い取り制度小委員会」を設置することを決めた。焦点となるのが、ガス会社が普及を進める燃料電池と太陽光発電を併用する「ダブル発電」の扱いだ。電力会社の買い取るべき余剰電力が増えるのは確実で、電力業界とガス業界が対立。小委員会で攻防が本格化しそうだ。

 同調査会の新エネルギー部会で難航したのが燃料電池の扱いだ。燃料電池は、都市ガスから水素を取り出して酸素と反応させることで発電、排熱も湯沸かしなどに利用するもので、ガス業界が普及に注力している。

 同部会は、ダブル発電の余剰を「太陽光発電のみを設置している場合の余剰と同一視できない」としながらも、「買い取り制度の対象外とすることは妥当ではない」と結論を先送り。

 今後の議論の舞台になる小委員会は専門家らで構成するが、どこまでが太陽光発電による余剰で、どこからが燃料電池によって生じた余剰か、電気を色分けすることは技術的に困難なことは変わらない。小委員会でも両業界が意見を述べ、火花を散らしそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000039-fsi-bus_all

2009/05/26 荏原(6361)が4日続落・家庭用燃料電池撤退を嫌気(サーチナ)

 荏原が4日続落。家庭用燃料電池事業からの撤退を決定、同事業を手掛ける連結子会社・荏原バラードを解散すると発表したことを嫌気して売られている。「不採算事業からの撤退など、構造改革に対して前向きに評価することが多いものの、同社にとって新エネルギー分野は戦略分野、しかも、時代は新エネ開発加速となっていることから、この撤退は後ろ向きに評価されたようだ」とマーケット関係者。荏原の株価は9時53分現在290円(▼7円)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000065-scn-biz

2009/05/26 「株式」 本日の注目個別銘柄(フィスコ)
6361 荏原 294 -3

 さえない。昨日、燃料電池事業からの撤退を発表、加バラードとの合弁会社は解散としている。燃料電池関連の代表銘柄として位置づけられていた時期もあり、同事業の撤退にはインパクトも強く感じられる。今後も想定される投資負担の減少を評価する動きがある一方、期待分野の撤退には先行きの成長期待後退が印象付けられる状況にも。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000031-fis-biz

2009/05/26 マツダ、水素HV車を岩谷産業に納入(産経新聞)

 マツダは26日、水素燃料で駆動するロータリーエンジンと電気モーターを組み合わせた世界初の水素ハイブリッド車(HV)「プレマシー ハイドロジェン REハイブリッド」を、産業用ガス大手の岩谷産業に納入したと発表した。今後も官公庁や企業向けにリース販売を行い、普及を加速させたい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000621-san-bus_all
※画像は↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000033-jijp-bus_all.view-000

■海外ニュース
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<定置用電源>
●マイクロセル社、エッジコム−マーティン電気協同組合に燃料電池システムを設置(2009/04/16)

 マイクロセル社(Microcell Corporation)は、ノースカロライナ州タルボロにあるエッジコム−マーティン電気協同組合(Edgecombe-Martin Electric Membership Cooperative)に、同社の燃料電池システム「エムゲン(MGEN)1000」を首尾よく設置した。共同研究ネットワーク(Cooperative Research Network;CRN)によって資金が調達されて、マイクロセル社の水素燃料を使う燃料電池は、電力需要のピークカットの目的で電力網に電力を供給している。
http://www.microcellcorp.com/news.html#
〔訳注1〕エッジコム−マーティン電気協同組合(Edgecombe-Martin Electric Membership Cooperative) エッジコムとマーティンはともにノースカロライナ州の郡の名前。〔訳注2〕共同研究ネットワーク(Cooperative Research Network;CRN) 全米農業電力協同組合(NRECA:National Rural Electric Cooperative Association)の下部組織で、「クリーンな石炭、環境管理技術」「再生可能な代替エネルギー」など6つの分野の研究活動を行っている。資金調達も行う。
【燃料電池ワールドの過去記事】
■Vol.247 2006/09/11発行「●マイクロセルが重要なマイルストーンに到達し、新しい投資を受ける
(2006/07/26)」

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