燃料電池ワールド (2009/01/19 11:52)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.369
■□□□□□□□□□
■2009年01月19日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆FC EXPO 2009(第5回国際水素・燃料電池展)
◇会 期 2月25日(水)〜27日(金)
◇会 場 東京ビッグサイト
◇主 催 リード エグジビジョン ジャパン株式会社
◇共 催 水素エネルギー協会、燃料電池開発情報センター
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/2009_jp/index.phtml

■2009年01月16〜18日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2009/01/16 【中国】<自動車販売>政府が振興策、購入税率下げを決定(NNA)

 昨年後半から低迷している国内の自動車産業を下支えするため、国務院(中央政府)は14日、乗用車を購入した際に徴収する自動車購入税(購置税)を排気量1600cc以下に限り従来の10%から5%に減税するなど、自動車の消費拡大を促す自動車産業への総合的な振興策の実施を決めた。合わせて川上産業である鉄鋼業の再編も促す振興計画も打ち出した。

 中国汽車工業協会によると、昨年の乗用車販売量に占める1600cc以下の乗用車は61.5%の310万5,955台。業界関係者は「消費の主流は1600cc以下の乗用車で、減税による消費拡大効果が期待できる」という。大排気量の乗用車を含めなかったのは、国内で環境対応型の自動車の消費・生産を推し進める狙いがあるとみられる。

 また電気自動車をはじめとする新エネルギー車の振興策も明確に打ち出した。今後3年間で100億元を財政拠出し、新エネルギー車の技術開発などに対して補助していく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000001-nna-int

2009/01/16 【中国】ソーラーセル最大手の Suntech Power、4,000人のリストラへ(japan.internet.com)

 金融危機による影響の下、中国のソーラーセル最大手 Suntech Power (无錫尚徳) が過去最大規模の人員削減を進めている。同社の元従業員が「中国経営報」に語った内容によると、「今回のリストラで4,000人近くを削減、一部の生産ラインはすでに稼働停止に陥っている」と語った。

 今回の危機は早くからその兆候が現れていた。Suntech Power の2008年年初の株価と株式時価総額はそれぞれ90ドルと109億ドルであったが、2008年12月29日の米国 NYSE 市場での株価は10.69ドル、株式時価総価額は約16億ドルに落ち込んでいる。同社の業績も金融危機発生後に急降下を示し、株式時価総価額は昨年一年間で約100億ドル(80%)減少した。

 しかしこうした状況は Suntech Power だけに限られたことではなく、ソーラーセル産業全体が瀕している問題である。受注量の激減、人員削減、一部製品の生産停止など、秋風が落ち葉を吹き払うように業界全体に吹き荒れている。

 ソーラーセル市場は雨後の竹の子のごとく増えた新進企業と金融危機、それと材料であるシリコンの供給が潤沢になるにつれ、大幅な値崩れが始まっている。しかし、各国政府がグリーンエネルギーを標榜し始めたことで、中長期的には大きな飛躍が期待されている。金融危機の中、多くの小規模企業が淘汰の荒波に消えると予想されるが、将来的な大市場となるのは間違いないだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000040-inet-inet

2009/01/16 太陽光発電、20年に5倍 オバマ環境政策が牽引 富士経済予測(フジサンケイ ビジネスアイ)

 市場調査会社の富士経済は、海外主要27カ国における風力による発電能力が2020年に08年の約4倍になるとの予測をまとめた。太陽光発電も約5倍に拡大。各国の新エネルギー導入促進に向けた電力買い取り価格の引き上げや、税制優遇などが後押しすると予想する。特にオバマ次期米大統領がエネルギー・環境政策に重点投資を行う「グリーン・ニューディール構想」を打ち出す米国の伸び率が高まるとみられ、中国とともに市場拡大のけん引役となりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000025-fsi-ind

2009/01/17 「燃料電池研究」が本格スタート 山梨大(産経新聞)

 水素と酸素を反応させる新エネルギー「燃料電池」の関連プロジェクトが、山梨大学(甲府市)でスタートした。7年間で事業費総額約70億円に上るプロジェクトは、8月に山梨県が無償提供した敷地に施設が完成し、本格的な研究が始まる。燃料電池自動車は現在、1台約1億円と高価なため、普及にはコスト削減が不可欠だ。プロジェクトの成果に国も注目する一方、経済の落ち込みに悩む県も“次世代自動車の開発拠点”を目指して走り始めた。

 NEDOは昨年3月、約30年前から燃料電池研究に取り組み、「基礎研究で世界最先端」と自負する山梨大を委託先に決めた。プロジェクトのリーダーには、同大の渡辺政広教授(65)が就任。燃料電池の世界的な権威だが、それでも「実用化に向けては材料のコストを10分の1にする必要がある」と指摘。国内大手企業や国外から約40人の研究者を招き、基礎研究に立ち返って研究にあたる方針だ。

 これに全面協力を申し出たのが山梨県。活用策を検討していた旧知事公舎などを無償提供し、部長公舎の9棟中7棟を取り壊し実験施設用地にあてるほか、知事公舎と残りの部長公舎は研究者の研究・分析スペースとして改修を始めた。

 4月以降に、県内産業界に県外大手自動車メーカーなども加わった会議の場を設ける予定で、「燃料電池産業の集積や普及に向け、社会基盤の整備などについて議論してもらう」(横内正明山梨県知事)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000005-san-l19

2009/01/17 蓄電池用炭素材で韓国合弁 新日石、来春にも商業生産(フジサンケイ ビジネスアイ)

 新日本石油と韓国石油大手のGSカルテックスは16日、蓄電池用炭素材事業の合弁契約を結んだと発表した。今年3月末までに合弁会社を設立、今春には韓国南東部の慶尚北道・亀尾(グミ)市で合弁工場の建設に着工する。2010年4月に商業生産を始め、15年に売上高50億円を目指す。

 折半出資で設立する合弁会社が生産・販売するのは、蓄電池の一種であるキャパシタ用の炭素材。合弁工場の生産規模は年間300トンで、新日石の麻里布製油所(山口県和木町)のコークスを原料に生産する。生産される炭素材は携帯電話用など小型キャパシタを製造する国内外のメーカーに販売するという。
 ■脱石油 次世代技術事業にかける

 新日石が今後の成長が見込める電池など次世代技術で矢継ぎ早に提携戦略を進めている。電池材料分野は韓国のGSカルテックス、また、燃料電池と太陽電池分野は三洋電機とそれぞれ合弁会社を設立。合弁事業で提携先のノウハウを取り込むことで迅速に事業化し、早期の収益貢献を進める狙いからだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000029-fsi-ind

2009/01/17 「日本を追い越せ」=オバマ氏(時事通信)

 16日、オハイオ州で風力発電機の部品工場を視察するオバマ次期米大統領。再生可能エネルギーの導入を積極的に進めることをアピールするのが狙いで、この分野のライバル国である日本などを追い越そうと呼び掛けた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000008-jijp-int.view-000
※写真あり

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<ポータブル/バックアップ電源>
●アイダテック社、通信会社から35ユニット分の注文を受ける(2008/12)

 アイダテック社(IdaTech plc)は、国際的な米国の大手移動通信会社から「エレクトラ・ゲン(ElectraGen™)XTi」35ユニット分の注文を受け取った。フロリダ州に配備される予定のこのシステムは、電力網が停電している間、携帯電話基地に確実に長時間、補助電源を提供する。
http://www.idatech.com/press218296012.asp

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆水素先端世界フォーラム2009【再掲】
「世界企業の燃料電池自動車戦略、水素研究の最新報告」
◇日 時 2月4日(水)〜5日(木)
◇場 所 2月4日:ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町)
    2月5日:九州大学 伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
◇参 加 無料(レセプション参加費5,000円・希望者のみ)
◇講演内容
http://www.suiso-sentan.org/jp/pro.html
◇申込方法(1月23日(金)締切)
http://www.suiso-sentan.org/jp/reg.html
◇主 催
独立行政法人 産業技術総合研究所
福岡水素エネルギー戦略会議
福岡県
国立大学法人 九州大学
◇問い合わせ先
フォーラム事務局/(株)ICSコンベンションデザイン九州支局
TEL:092-751-3244、FAX:092-751-3250

────────────────────────────────────

■燃料電池ワールド
 □毎週日曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

 □解除:「まぐまぐ」と「melma!」から直接ご購読の方が解除される場合は、「まぐまぐ」か「melma!」から直接解除の手続きを行ってください。PEM−DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/  
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □連絡先: pemdream@gmail.com
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1