燃料電池ワールド (2003/03/19 16:40)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.085 2003/03/19発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆メールの返事が遅れています。

 パソコンがまたすねだして、メールの一部しか届かない状態になっています。届いたメールには返事を差し上げていますが、遅いな、とお思いの方はまだ届いていないために遅れていることをご理解ください。原因不明知識不足ですが、回復に努力しています。info@pem-dream.com は比較的届くようです。

☆ネパールの留学生

 先日、東京農工大学大学院の方が「ソーラー+燃料電池」学習キットを購入された。彼はネパールからの留学生で、太陽電池の研究をされている。彼の祖国は、高度は高いが乾燥していて太陽光には恵まれているので、遊牧民のために太陽電池を使いたいという抱負を持っておられた。太陽電池と燃料電池の循環システムが勉強できそうなので購入したと語ってくれた。

 世界では、まだ電気を使えない地帯が広くあり、そこでは分散型電源が役立つだろうということは知っていたが、まだ理屈の上でしかなかった。彼と会い、現実にその課題に取り組んでいることを知り、ほんの少し役立てたと思えたことが単純だがうれしくて、お知らせしたいと思いました。

 ☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒105−0004 東京都港区新橋4ー28ー3 新正堂ビル2階
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■PEM−DREAM EVENT
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☆3月の燃料電池市民講座(再掲)
「カナダ燃料電池業界視察報告」
ゲスト=坂本一郎氏(PEM−DREAM事務局長)

 無謀と見られている観もあったカナダ燃料電池業界視察旅行も無事終わった。10名が参加し、5カ所の団体・企業を訪問してきた。お仕着せの視察ではなく、皆で質問しようと打ち合わせて臨んだ。普通は訪問時間が2時間くらいだと聞いていたが、どこでも超過してしまった。PEM−DREAMニュースの報告は、まださわりでしかない。カナダの燃料電池事情の一端を、訪問先で受けたブリーフィングをもとに報告する。
○日 時 4月5日(土)午後2時から
○場 所 株式会社守谷商会(東京駅八重洲口から3分、地図をお送りします)
○参加費 会員は無料。非会員は2000円。
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「3月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 

■燃料電池GOODS
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☆グッズ第3弾 『水素経済革命』(山本寛著、新泉社)〔再掲)

 昨年9月の燃料電池市民講座で「燃料電池と水素エネルギー」のお話をしていただいた山本寛氏が、標題の新しい著作を出版されました。世界はなぜ「水素経済」を目指し始めたのか、現在その状況はどうなっているのか、日本にとってどういう意味があるのか等々、最新の情報に基づいて全体像が分かりやすく書かれています。

 定価1400円(税、送料別)のところ、NPO特別価格として税、送料込みで1500円(PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。ご注文はメールinfo@pem-dream.com で、郵送先と冊数をお書きの上お申し込みください。

☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセットの普及が加速〔再掲)

 資源エネルギー庁がエネルギー教育用教材キットに取り上げてから、この注文が増えました。基本部品の3セルPEM型燃料電池と水素ガス缶、LEDに、スケルトンのミニカーがセットです。

 自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができます。直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。楽しみをプラスした燃料電池セットは、NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。チョロQのようなユーモラスな走りっ振りに大笑い。どうぞ、ご覧ください。(データが少し重いです)
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キットも高校を中心に広がる〔再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基礎知識を学びながら実験を進めるこのキットは、高校の先生からの問い合わせが増えています。特に関心を持たれているのが、再生可能な循環型エネルギーの仕組みが分かりやすいことで、環境教育のテーマになっているようです。

 株式会社のもとが Thames&Kosmos から輸入している燃料電池学習キットは、100頁の英文テキストと和訳テキストで、30種類の実験のやり方とテーマの内容について詳しく解説しています。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引)で提供します。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■PEM−DREAM NEWS
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☆大潟村の燃料電池カーレース(第2報)「岐阜県立岩村高校訪問記」

 3月16日、岐阜県立岩村高校を訪ねた。普通科全日制高校で80年近い歴史があるが、生徒数の減少により平成19年に近くの高校と統合され、廃校となる予定である。赴任されて16年目になるという物理の吉田先生が出迎えてくださった。ちょうど入試の直後で、吉田先生の宿直の日だった。

 東京から4時間、午前中の中央高速は晴れていて木曽山脈や南アルプスが遠望できたが、帰りは雪と雨で時間がかかった。岩村町は、織田信長の叔母であったが、武田勢との攻防に巻き込まれて信長によって逆磔(さかさはりつけ)に処せられた女城主の物語が有名である。岩村盆地に展開する農村景観は、全国の環境問題を研究している京都教育大学・木村教授から「日本一」と讃えられ、5700人ほどの町民が住む農村地帯である。雪はほとんど降らないが寒さは厳しく、15日の朝はマイナス3度だったという。

 吉田先生のニックネームは「よっしー」である。昨年11月、PEM−DREAMに差出人「よっしーよしよし」さんからメールが届いた。

こんにちは、はじめまして。岩村高校の吉田と申します。
今、私たちは燃料電池車を作りたいと考え、学校の課題実験として取り組んでいます。
普通高校なので、お金もないし、道具もないのですが、現在軽自動車をバッテリーにて、時速20キロで走るまでにしました。モーターの出力は1キロワットです。次は太陽電池かなと考えていましたが、どうせなら燃料電池へと心は向いています。

ホームページで検索していたところ、貴方方のページに気が付きました。何か参考になればと思いメールしました。資料がいただけたらお願いします。

 返信には「吉田くん? さん? 先生?」と書いた。実際はどれも間違っていて、犯人はインターハイのスピードスケートの選手・萱野君という生徒だった。ちょうどこの頃、燃料電池カーレースがあるらしいという話が聞こえてきていたので、「どうせなら、カーレースを目標にしませんか」とこちらのノリでエールを送った。その返事。

僕たちとしては、「自分たちで考えてやるのなら、失敗してもいいのでいろいろやってみろ」と先生から許可(放任?=創造性?)されているので是非乗りたいなあと考えています。
ちなみに先生は、「いけいけー」と言ってますので。
まだ、燃料電池の1セルのイメージしかなくて、24Vを得るのにどれほどの大きさがいるのかな、あの軽自動車の車体に、入るかな?と心配はつきませんが、他のメンバーは「やってみなければわからない」と先生みたいな事を言っていますので、とりあえずやる気はありますと答えさせていただきます。
あっ、担当の先生を紹介します。
よっしーこと吉田浩之先生です。生徒指導主事で厳しそうですけど、創造的思考力(二年前?に大学で専攻していたそうです。いつもこればかり)をつけよばかり繰り返している変な物理の先生です。

 岩村高校が岐阜県立なので、知り合いになっていた岐阜県先端科学技術体験センター(サイエンスワールド)の宮本先生に情報を送り、応援をお願いした。12月16日に3名の生徒がサイエンスワールドを訪問して燃料電池の実験をしてきた。宮本先生からは、岐阜県立可児工業高校がすでに燃料電池カーを自作して、走行に成功したという情報をいただいた。岐阜新聞の2002年10月19日号に写真付きで掲載されている。編集部から引用の許可を得たので、メルマガでお知らせしたとばかり思いこんでいたら、PEM−DREAMのサーバーダウンでその号は出していなかったことが分かった。岐阜新聞のホームページで見れるので、改めて紹介する。→ 
http://www.jic-gifu.or.jp/np/

 そんなこんなで岩村高校とのつきあいが始まったわけだが、まず基本的な知識を勉強することが必要だと考え、燃料電池の本を送った。その本は現在、吉田先生の「3回読め!」という命令のもとに生徒の間を回覧している。年度替わりなので、電気自動車を作った主力の3年生は卒業し、新メンバーが決まった。新メンバーといっても吉田先生は4月からの物理の授業で燃料電池カーづくりをされるので、物理を選択した生徒諸君ということになる。

 フレーム、ブレーキ、ボディなどと担当が分かれてどういうふうに作るか検討中だが、一番の問題はモーターだ。電気自動車に使ったモーターでは出力が無理なことが分かり、町内に3つあるゴルフ場にカートのお下がりがあったら譲って欲しいと頼んだりしているが、見込みはたっていない。吉田先生も名古屋に出かけて探し回っているが、ちょうどよいと思われるものは交流モーターで、直流のものがないのである。コンバーターを取り付けて変換することもできるが、電気のロスになるので選択肢からはずれる。モーターが見つからないことには走り出すこともできないが、さて、どういうことになるのか。新メンバーは間もなく、サイエンスワールドに2度目の勉強に出かける。

○『2003ワールド・エコノ・ムーブ』公式ホームページは、
http://www2.ogata.or.jp/wem/index.htm

○応援団を募集しています。
・精神的応援団 激励、ご意見、質問、提案など、何でも結構です。わいわいと楽しくやろうと思っています。メールでご連絡ください。info@pem-dream.com
・物質的応援団 PEMーDREAMは、3チームの出場に関わっています。残りのチームは、来週からだんだんと姿を現します。それらのチームの燃料電池のリース、水素吸蔵合金ボンベの購入、燃料電池カーの製作、大潟村への移動、宿泊などで、最低50万円くらいは必要になると思われます。自己資金も準備しますが、不足気味ですので、皆さんから資金カンパを募ります。1000円単位で何口でも、PEM−DREAMの郵便振替口座の備考欄に「カーレース」と書いて、送金してください。メッセージも歓迎です。会計報告はメルマガ上で行います。
  口座番号 0190−9−548568
  加入者名 ペム・ドリーム

■燃料電池関連イベント
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☆第23回高分子と水・分離に関する研究会講座「携帯用燃料電池の最前線」
○主催:高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
○日時:3月25日(火)11:00〜16:50
○会場:東京工業大学百年記念館フェライト会議室
   (東京都目黒区大岡山2−12−1)
○プログラム:
11:00〜 「燃料電池用高分子電解質膜劣化の基礎」谷岡明彦(東京工業大学大学院有機・高分子物質専攻)
13:00〜 「超小型燃料電池の研究開発動向」梅田実(長岡科学技術大学化学系)
14:00〜 「携帯用燃料電池の概況」五戸康広(東芝研究開発センター)15:10〜 「携帯用燃料電池の開発概要」(民間会社予定)
16:00〜 「携帯用燃料電池の最前線」久保佳美(NEC基礎研究所)
○定員:100名
○参加費 会社13650円 大学・官公庁7350円 学生・ゴールド・シルバー3150円

 銀行振込〈UFJ銀行銀座支店普通1126232(社)高分子学会名義〉
○申し込みとお問い合わせ
(社)高分子学会 第23回高分子と水・分離に関する研究会係
〒104−0042 東京都中央区入船3−10−9新富町東急ビル6FTEL:03−5540−3771 FAX:03−5540−3737

■WEB LINK NEWS
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03/03/10 燃料電池2002年の動向(米国)(NEDO海外レポート NO.902)

 燃料電池産業は恐らく技術自体より急速に成熟する産業として成長しているように見える。歴史的に燃料電池産業は技術に対する情熱とその運用を立ち上げる能力を持った企業家により育てられてきた。2002年に自動車会社やエネルギー会社のような大きな会社が燃料電池や関連技術へ投資を増やした時、旧い小さな関連企業のいくつかが消えてゆくのが見られた。この新しい原動力の下でどのような産業が起業されるかを見ることは非常に興味深い。
http://www.nedo.go.jp/  

03/03/10 燃料電池で新技術と環境対策の両立を狙う科学技術省(ブラジル)(NEDO海外レポート NO.902)

 ブラジル科学/技術省は02年11月、「ブラジル燃料電池計画」の推進を発令した。
http://www.nedo.go.jp/

03/03/10 EAPがホンダの水素燃料電池自動車FCXを初の無排出者(ZEV)として認定(米国)(NEDO海外レポート NO.902)
http://www.nedo.go.jp/

03/03/10 合金は燃料電池コストを下げる(NEDO海外レポート NO.902)

 ローレンスバークレイ国立研究所で、燃料電池の通常のセラミック電極を金属とセラミックのサンドイッチに取り替えることにより、潜在的なコストを下げた。
http://www.nedo.go.jp/

03/03/10 マイクログリッド:小規模ネットワークで高信頼性の電力供給(NEDO海外レポート NO.902)

 バークレイ研究所、マイクロタービンや燃料電池などの小型発電装置から成る小規模ネットワークで、送電網に角の負荷をかけず、新発電所の建設もなく2050年までに電力供給を400GW増やせる見込み。
http://www.nedo.go.jp/

03/03/12 DJ-フュエルセル・エナジー、11−1月期大幅増収も赤字拡大(ダウ・ジョーンズ)

 燃料電池部品の出荷増や研究・開発契約の進展などを増収の理由に挙げている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030312-00000021-dwj-biz

03/03/12 燃料電池車、実証計画が始動=日米5社が参加−初の水素ステーションも(時事通信)

 水素と酸素を反応させてつくる電気で走る燃料電池車の実用化に向け、経済産業省が支援し、トヨタ自動車 、米ゼネラル・モーターズ(GM)など自動車メーカー5社を含む企業が参加する「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)」が12日、本格スタートした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030312-00000215-jij-biz

03/03/12 エネ基本計画策定へ―自民党― パイプライン整備も焦点(ガスエネルギー新聞)

 ガス体エネ政策では、アジア・太平洋天然ガス・パイプラインや国内パイプライン網の整備、水素エネルギー、燃料電池などについて検討していく。エネ総合政策小委は今後、週1回のペースで審議を行い、6月の国会会期切れまでをめどに、報告書を取りまとめる見通しだ。
http://www.gas-enenews.co.jp/

03/03/14 トヨタ、ハイブリッド駆動用リチウムイオン電池の開発に着手(日刊工業新聞)

 同電池は出力密度が高く、同じ性能ならば、容積を主流のニッケル水素電池の3分の2以下でできる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030314-00000007-nkn-ind

03/03/14 CeBIT現地レポート:東芝、ノートPC直結の燃料電池をデモ、駆動中の燃料交換も(ZDNet)

 ダイレクトメタノール型燃料電池では、ポンプを使わないタイプを開発しているメーカーもあるが、「ポンプを使うと、出力を高く取ることができ、効率も上げられる。システムとして複雑になっても、ハイパワーを取るという選択をした」と同社研究開発センターの宮本浩久工学博士(給電材料・デバイスラボラトリー研究主務)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030314-00000029-zdn-sci

■海外ニュース(3月ー1)
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<立法>
●米国の国会議員が H2GROW 法を提出

 米国上院議員ロン・ワイデン(オレゴン州・民主党)と下院議員クリストファー・コックス(カリフォルニア州・共和党)は、 H2GROW 法――水素による運輸が油に依存した成長に勝利する――と呼ばれる二大政党提携の法案を提出した。この法案は、燃料電池自動車の購入や水素燃料、そして水素燃料のインフラ構築のための税額控除を盛り込んでいる。

 H2GROW 法の目的は、外国の石油依存を年間3000バーレル削減することにある。法案はまた、水素を動力とする自動車が、少なくとも2006年には100台の自動車の5%から2012年には50台の自動車の50%に、合衆国の全車両の最小の割合にしなければならないとしている。
http://wyden.senate.gov/media/2002/2003211557.html

<輸送>
●日産とUTCが開発契約に署名

 日産自動車とUTCフュエルセルズ社(UTCFC)は、陽子交換膜(PEM)型燃料電池技術の共同開発契約に署名したと発表した。この契約の下で、日産はUTCFCの技術の権利を取得し、2つの会社は自動車製品のためにこの技術の共同開発を行う。UTCFCはまた、商業的な定置用発電機器を含んだ自動車製品以外の用途のために、2つの会社によって共同開発した知的財産権を取得する。
http://www.utcfuelcells.com/news/archive/020503.shtml

●アストリスとケアアクションがアストリス・トランスポーテーション・システムズに

 アストリス・エナジー社とモントリオールを本拠とするケアアクション社は合併して、アストリス・トランスポーテーション・システムズ社(ATSI)という新会社となった。新会社は最初のプロジェクトで、アストリス社の E7-MC250 燃料電池を、身体障害者や高齢者用に、あるいは一般向けに設計されたZenn電気自動車の動力源とする。Zennは、ケアアクション社の系列会社であるフィール・グッド・カー社の製品である。この最初の燃料電池駆動のZennは、定置用と携帯用のための燃料電池ユニットの量産によって、ゴルフカートや近距離用電気自動車、そして発動機として年末までにお目見えするだろう。
http://www.astrisfuelcell.com/news/index.html

<定置型電源>
●プラグパワーとLIPAがマクドナルドに燃料電池を設置、LIPAはさらに45基を購入

 プラグパワー社とロングアイランド電力公社(LIPA)は、電力の一部を供給するためにニューヨーク・マクドナルドのロングアイランドに燃料電池を設置した。マクドナルドの燃料電池は、クリーン・エネルギー・イニシアティブ(CEI)で計画されている代替エネルギー技術研究開発プログラムの一部としてLIPAによって設置された。LIPAは今年、ロングアイランドに設置するために GenSys(tm)5CS 燃料電池システムを45基追加購入する。

 そのうちの25基は、現在ロングアイランド電力網に系統連携している燃料電池システムを持つLIPAのウェストバビロン燃料電池デモンストレーション・サイトに設置される。残りの20基は、単身者あるいは家族住宅の場所で、熱と電気を生産する。
http://www.plugpower.com/news/press.cfm

●FCTがSOFCユニットの購入契約を獲得

 フュエルセル・テクノロジーズ社(FCT)は、米国エネルギー省国立エネルギー技術研究所(NETL)と電力研究所(EPRI)が同社のSOFCユニットを購買する注文を出したと発表した。NETLは、ウエスト・バージニア州モーガンタウンの施設でテストするために5kWユニットをひとつ購買する。その後、それは測定装置用としてモンタナで廃棄されたハードロック鉱山に設置するために環境保護局(EPA)へ移される。FCTはまた今年後半に、FCTとNETLが共同で試験を行うために5kW級SOFCユニットを
EPRIに納入する。FCTはさらに、テネシー州メンフィスにあるメンフィス植物園に5kW級SOFCユニットを納入、設置、委託するためにガス技術研究所との契約に調印した。
http://www.fct.ca/29_01_03.html

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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