□燃料電池ワールド
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■Vol.069 2002/11/06発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■お知らせ
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◇「燃料電池+ミニカー」組み立てセットを新発売(新規)
これまで取り扱ってきた大同メタル製の「燃料電池組み立てキット」が新しくなりました。基本部品の3セルPEM型燃料電池と水素ガス缶、LEDは同じですが、さらにスケルトンのミニカーがセットになりました。
自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができます。直線で20メートルくらい走ります。燃料電池はそのために部材を軽くし、ミニカーに載せやすい形に改善されました。楽しみをプラスした燃料電池セットは、NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。
ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
◇11月の燃料電池市民講座――大同メタル工業株式会社の燃料電池事業〜技術と背景(再掲)
2000年11月15日、大同メタル工業株式会社は、米国の燃料電池ベンチャー企業 Enable 社の親会社であるDCH社( DCH Technology )と折半出資の合弁企業ニューウェーブ社を設立した。燃料電池とは畑違いの大同メタル工業は、なぜこうした事業展開を選んだのか。また、Enable 社のPEM型燃料電池は、セパレーターを使わないセル構造を持つ「パッシブ型」と呼ばれる燃料電池である。PEM−DREAMが販売している組み立てキットは、このミニ版であるが、この技術はどういうものか等々、さまざまな話題を大同メタル工業様にお話ししていただきます。
なお、今回から会場が株式会社守谷商会様に変わります。これまで会場を提供して下さった岩谷産業株式会社様に、この場を借りて御礼申し上げます。
○日 時 11月30日(土)午後2時から
○場 所 株式会社守谷商会(東京駅八重洲口から3分、地図をお送りします)
○参加費 会員は無料。非会員は2000円。
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「11月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
メール info@pem-dream.com FAX 03-5408-3252
◇「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)
日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。
また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。
内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒105−0004 東京都港区新橋4ー28ー3 新正堂ビル2階
燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■PEM−DREAMニュース
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○「都市公団セミナー」「水素ステーション見学会」「燃料電池バス」報告
休刊をはさんだ2週間の間に、いろいろなイベントに追いまくられた。10月24日(木)都市公団総合研究所技術センターで「燃料電池の特別セミナー」10月29日(火)30日(水)カナダ大使館で「カナダ燃料電池シンポジウム2002」
10月31日(木)11月1日(金)国連大学で「ゼロエミッションシンポジウム2002」
11月2日(土)鶴見の水素供給ステーションで「10月燃料電池市民講座」11月3日(日)幕張メッセの「東京モーターショウ」で燃料電池バスの取材
そして、今日6日(水)はNEDOの「第1回燃料電池技術評価審査委員会」の傍聴と、今日から東京・丸ビルで始まった「日経ナノテクフェア」の見学などもある。これらは順次、メルマガとホームページに載せていくつもりだが、すでに自分のキャパを超えている可能性が高い。いろいろ考えた末に、「カナダ燃料電池シンポジウム2002」と「ゼロエミッションシンポジウム2002」はまとめるのに少し時間が必要なので、今号はパスして、まとまり次第臨時号でお知らせしたいと思う。
まず、10月24日(木)都市公団総合研究所技術センターの「燃料電池の特別セミナー」の報告から。
都市公団は毎年1回、東京・八王子にある技術センターの特別公開を行っている。PEM−DREAMがここで燃料電池の話をしたからといって、都市公団が燃料電池を使おうとしているわけではない。公開施設のひとつである「すまいと環境館」のコーディネートをした神谷博氏(株式会社設計計画推計デザイン研究室)に「燃料電池も旬のうちに取り上げたいね」と誘っていただき、都市公団でもOKして実現の運びとなった。
事前の打ち合わせの時も、都市公団から環境にやさしい住宅をどう実現するかという話が出され、大所帯の悩みはあっても、そういうことを考えていこうという努力が始められていることを知った。神谷氏も外部からその努力を続けている一人で、特別公開当日は「自然素材でエコリフォーム〜石灰クリームと自然塗料に関するセミナーと実演」を行った。この石灰クリームについて、ポイントを紹介してみよう。
・石灰クリームは、実は大昔から世界中で使われていた。地中海の島々の白い壁、灯台の白い壁や、フレスコ画の下地にも使われた。
・石灰の主成分はカルシウム。合成の化学製品が人間や生き物全てにさまざまな害を与えているのに対して、カルシウムはもともと人間にとって親和性の高い物質である。
・石灰岩は日本のいたる所でとれる材料であり、輸入に頼らないで済む数少ない資源のひとつである。
・住宅の健康素材という視点から左官材料が再評価されつつあり、石灰クリームはビニールクロスの代替材料として、安価で汎用性が高いものである。
・石灰クリームは刷毛やローラーでも塗れ、塗り重ねもできる。それ自体で固まるので、砂や土、色粉など、さまざまな材料を混ぜて好みの壁が作れる。鏝(こて)や刷毛を洗った水も土に還すことができる。
実際の作業を見ていると、ビニールクロスの上から簡単に塗っていく。砂や土を入れると柔らかい色になり、土壁とは違うが落ち着いた雰囲気が想像できる。神谷氏は「健康住宅は今やブームとも言える状況だが、人間に優しくても必ずしも地球にもやさしいとは限らない」と、建築素材のライフサイクルアセスメント(LCA)を研究し、実践している建築設計家である。この生石灰の製品化にも取り組み、平成9年に発売にこぎつけた。
一方、PEM−DREAMは(株)ケミックスのご協力を得て、短時間だが3回のセミナーを行った。参加者には建築関係の方が多かったので、主として家庭用燃料電池の話をした。以前から、家庭用燃料電池の話題はいろいろあるのに、建築業界の反応が少ないと思っていた。まだ業務上の情報は見えないルートで流れることが多いのだろうが、燃料電池を知っている人は多い。この日も、実物が見れるから来たという方もかなりいらした。
ケミックスの展示物も進歩していて、分かりやすく、興味を引きつけるものを並べてくださった。写真を撮ったりのぞき込んだりと、話のあとは人だかり。用意していた80個の手作り実験キットも、皆さんがおみやげに持って帰ってなくなってしまった。私たちが建築関係の方と触れあったのは、これが初めてである。
次は、11月2日(土)鶴見の水素供給ステーションの「10月燃料電池市民講座」報告。
45人という参加者数は、仕切る立場からすると多いな〜というのが実感だ。PEM−DREAM始まって以来の人数で、準備にも時間を食った。あれこれ段取りを考えながら準備していても、押し迫ってきてから「こうした方がいい」という発見? があり、そうなると手作業の連続となってしまう。
当日の朝は晴れていたが寒く、どうなることかと心配したが、昼には風もなく暖かくなった。一昨年の東京ガス「環境エネルギー館」の見学会に続いて、2回目の見学会である。しかも場所は隣同士、敷地がつながっていた。
この水素供給ステーションは、大阪、高松に続く我が国で3番目、首都圏では初めての水素ステーションである。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の水素エネルギー利用技術第2期研究開発で作られた。敷地は鶴見曹達株式会社が提供し、岩谷産業株式会社が設計・取りまとめを行った。
なぜ、鶴見曹達株式会社の敷地なのか? それは、同社の食塩電解で得られる副生水素を利用するからである。副生水素はこれまでは使い道がなく空気中に捨てられていたが、燃料電池の実用化とともにこれの利用が課題となってきた。副生水素は、食塩電解の工場や石油プラント、鉄鋼プラントなどで発生しており、この有効利用は水素供給の大きなテーマとなっている。
ここでは副生水素の利用とともに、次の3つの実証が行われている。
・トレーラーで水素を供給するオフサイト型水素供給ステーション
・圧縮機で昇圧、蓄圧機に貯蔵し充填を行う
・燃料電池自動車の実証試験を実施する
燃料電池自動車がやってきて水素を充填していく様子が見れたらラッキーだっただろうが、このステーションは燃料電池自動車1台当たり約5分、連続5台の充填をする能力がある。
水素をめぐる法改正がまだなので、敷地の周りは何もない。ちなみに敷地は奥行き36メートル×間口14.6メートルである。この敷地内での保安上の注意は細かい。設備や使い方の説明を聞くと、水素は何と厳重で厳格に扱われていることか、と改めて驚く。正面中央に据えられたディスペンサーもがっしりしていたが、背後にあるトレーラー室、圧縮機ユニット、蓄圧機ユニット、制御・動力室などを見学すると、「想像を絶した」という声も聞かれたほどであった。このままでは、とても水素なんて・・・と思うのも無理はないだろう。
水素ガスの規制緩和はおおざっぱに言うと、天然ガスが規制緩和された経過をたどるだろう。経団連では、当面天然ガスレベルに、2010年頃には現在のガソリン車並みの規制を要望している。
百聞は一見にしかず、という見学会であったが、交流会は初めて参加された方々といろいろな話ができて盛り上がった。またひとつ、ネットワークの輪が広がったという感じである。休日にも係わらず応対してくださった鶴見曹達株式会社と岩谷産業株式会社の社員の方に御礼申し上げます。
今号の最後は、11月3日(日)幕張メッセの「東京モーターショウ」での燃料電池バス報告。
実は翌4日に、つくばで燃料電池自動車が一堂に会するという話を聞き、そこではバスにも乗れそうだと言われていたが、ハードスケジュールが続いたので幕張にしてしまった。商用車の東京モーターショウの最終日、会場は親子連れが多かった。トヨタと日野の燃料電池バスは大人気で、バスに自由に乗り込めた。
大型の低床バスなので、乗り込むととても大きい気がする。乗り安さ、空間の広さに加えて、座席もゆったりしていると思った。内装はカラフルで、シートは子どもが座るとよく似合うデザインだ。疲れたお父さんが寝ていた。大勢の人がワイワイ言いながら乗り降りしているのを見ると、自動車メーカーの言うとおり、バスで燃料電池自動車の魅力を知ってもらおうという方法は、効果があるぞと確信する。
燃料電池システムは一番後ろにあり、2つ横に並んでいた。その上にバッテリーがあり、ハイブリッドであることを主張している。その開口部は大人が立ってもまだ余るほどの高さで、水蒸気を排出するマフラーは車体の後部下にあった。真っ黒で頑丈そうな水素ボンベが4本、屋根の前部に納められていて、これらの構造は欧米で走っている燃料電池バスと同じである。
バスの横に、ガソリンエンジンと燃料電池を比べたイメージ・ディスプレイがあり、ガソリンエンジンの方ではマフラーから煙がモヤモヤと出ていた。もちろんドライアイスの煙なのはすぐ分かるが、燃料電池の方は水の中をプクッ、プクッと空気の泡が昇っていく。これがきれいに作られていて、感覚的に燃料電池に軍配が上がり、企業姿勢がはっきりと表現されていた。
ガイド嬢には時々燃料電池の質問が浴びせかけられていた。一応の勉強はしているが、やはり難しい質問も飛び、「ちょっとお待ちください」と言っては勉強しにいっていた。会期中の4日間、同じような質問責めにあったのだと思うと、ギャラは同じでも大変だったのかもしれない。
とにかくナンバープレートをつけた燃料電池バスを初めて見たのだ。次は走っているところをぜひ見よう。その次は、みんなで乗った報告が書けるようにしたいと思う。
■燃料電池マイレポート(新規)
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「IPEC21」でエコエネルーギーステーションのプレゼンを出展した(株)ケノスが奨励賞
http://pem-dream.com/report.html
■イベント紹介
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☆PEM−DREAMが参加するイベント(再掲)
・11月16日(土)
ファミパラ
主催:品川区小関ブロック自動センター合同
場所:品川区立御殿山小学校
ご近所の方、お出かけしませんか。
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○燃料電池市民講座 http://www.pem-dream.com/citizen.html
○EVENT INFORMATION http://www.pem-dream.com/event.html
○燃料電池マイ・レポート http://pem-dream.com/report.html
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■世界のニュース(番外)
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●中国、燃料電池商業化プロセスを加速
中国国家発展計画委員会エネルギー研究所からの情報によると、中米協力の中国燃料電池公共バス商業化モデル・プロジェクトはすでに発足し、北京市と上海市はそれぞれ1本のバスを選びモデル運営を実施する事になった。
このプロジェクトは燃料電池自動車だけでなく、燃料電池の商業化における各種類のインフラ、エネルギーの建設、養成などについて全面的な仮運営を行い、中国の天領電池自動車の商業化を推し進める目的がある。
米国GM(ゼネラルモーターズ)の窒素燃料電池を装備する車両は、自動車の排気ガスの大気汚染問題の解決で、世間の注目を引いた。業界関係筋の想定では、中国の燃料電池の商業化について、中国は10年後、燃料電池自動車産業が大いに振興されるだろうという。
■世界のニュース〈10月)
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<定置型電源>
●アキュメントリックスと住友が資本・業務提携
アキュメントリックス・コーポレーションは日本の東京を拠点とする住友商事と、資本・業務提携の契約を交わした。アキュメントリックスが保有する固体酸化物燃料電池(SOFC)と無停電電源装置(UPS)製品の耐久性を高め、日本の住宅や市場に流通させる1年間の実証運転に関する契約も交わされた。この資本参加で、住友はアキュメントリックス社の3%の資本を獲得する。
<携帯・バックアップ電源>
●プラグ・パワーがバックアップ電源市場向け燃料電池システムを配送
プラグ・パワー社は、重要な生産工程において停電時に電力供給ができるダイレクト水素燃料電池システムの利用状況について発表した。今回の5kW、48ボルトのダイレクト水素燃料電池システムは補助電源装置として機能する。ロングアイランド電力公社(LIPA)は3システムを受け取っており、今秋にも設置する予定である。このシステムは、NYの米国海洋商船大学キングスポイント校で無停電電源装置として利用される。
●メタリック・パワーの亜鉛燃料電池がセルサイトにバックアップ電源を供給
メタリック・パワー社の亜鉛燃料電池が、セルサイトが停電してもバックアップ電力を供給するのに成功した。この装置は、燃料満載時に3時間以上発電できる6kWhの燃料タンクを持つラックマウント構造で、1.8kWのバックアップ電力を供給することができる。この燃料電池は3つのラジオ基地局と接続されていて、寒冷地でのスタートやフル放電、部分的な放電、再生などさまざまな条件下での実証が行われた。
<燃料・改質器・貯蔵>
●オハイオ州が水素ステーションを設置
オハイオ州開発省のエネルギー効率に関する事務局は、水素供給ステーションプロジェクトの第1段階のためにAltFuel Solutions に50/50 奨励金を授与した。この新しい施設は、天然ガスや水素の燃料補給に使われ、水素燃料電池自動車に天然ガスステーションを利用して燃料補給する。それは、余った水素を使う小規模の定置用燃料電池も備えており、見返りとして、このステーションや地域配電網に電力を供給する。また、屋根に取り付けたソーラーパネルからは更に電力が供給される。
●スチュワート・エナジーが第2回目の偉業を達成、ハミルトンと同盟に参加
スチュワート・エナジー・システムズ・コーポレーションは香港の長江インフラストラクチャー・ホールディングス・リミテッド(CKI)とともに、水素バックアップ電源システム(H2BPS)を香港やアジア太平洋地域の市場に供給するというプロジェクトの3つのうちの2番目の画期的目標を予定通りに
達成した。この目標は、カナダ・オンタリオ州ミシサーガにあるスチュワート・エナジー本社に設置されたH2BPSのアルファプロトタイプの実演と最初の実証で達成された。
その他のニュースとして、スチュワート・エナジーとハミルトン・サンドストランド・スペース・システムズ・インターナショナル社は戦略的提携を結び、自動車や発電、産業向けの水素を使った電源製品を共同で開発し販売する。
●イノバテックが燃料改質器を実証
イノバテック社は、米国陸軍のための InnovaGen という燃料改質技術を実証し、開発計画における重要な目標を達成した。同社は、同社独自の触媒プロセスと最先端の分離皮膜を利用して、ディーゼル燃料を水素に変換する初期段階のプロトタイプを実証した。このシステムは、毎分12リッターの純水素を生産する。この割合は、燃料電池から1kWの電力を発生させることができる量である。
●研究者らが落花生の殻から水素を発生
米国の国立再生可能エネルギー研究所とクラーク・アトランタ大学、ジョージア工科大学、サイエンティフィック・カーボンズ、エンビロテックからなる研究チームは、バイオマスを使い落花生の殻から水素を発生させること成功した。国立再生可能エネルギー研究所とサイエンティフィック・カーボンズは、バイオマスベースの水素生産と炭素除去の、肥効がゆっくり現れる新しい肥料の特許保護権を申請した。
<燃料電池コンポーネント>
●ハイドロジェニックスが日本と中国から受注
ハイドロジェニックス・コーポレーションは、中国の2つの異なる団体からFCATS(試験制御装置)の注文を受けた。また日本の大手自動車メーカーからも再注文を受けた。FCATSを注文した中国の団体は、中国科学院大連化学物理研究所(DICP)と中国科学院の上海オーガニック・ケミストリー(SIOC)であり、すでにシステムは設置完了している。
<報告・市場調査>
●燃料電池:アプリケーションと機会
エスコバーレ・コンサルタント・サービス社は、『燃料電池:アプリケーションと機会』という幅広い可能性のある分野(例えば電気製品の電源や輸送分野、発電分野など)に関する市場報告書を発表した。この報告書は、世界規模の視点で現在から2025年までを範囲としている。
●RFAが燃料電池とエタノールについての報告書を発表
エタノール製造業者が中心となっている再生可能燃料協会(RFA)は、『エタノールと燃料電池:好機が集中する道』と題したエタノールと燃料電池の相乗作用の可能性に関する白書を発表した。RFAによると、実験では燃料電池へ水素を供給するにはガゾリンよりもエタノールの方が変換効率が良いことが判明した。
<その他>
●北イングランドとミシガンが提携
北イングランド内部投資機関とミシガン経済開発会社(MEDC)は、新しい再生可能エネルギーの研究のために提携した。この共同研究は、北イングランドとミシガンそれぞれにある研究施設が保有する情報の共有と学際的な協力を促進することで、新しい再生可能エネルギー、特に燃料電池と風力発電についての研究を加速させるだろう。
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■燃料電池ワールド
□毎週水曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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