燃料電池ワールド (2002/01/16 20:20)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.032 2002/01/16発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆新事務所はオープン・スペースに

 PEM−DREAMの新事務所への移転作業も峠を越えて、今週中にはすべての搬入が終わります。新しい事務所は、JR新橋駅烏森口から歩いて5分ほどの、新正堂というお菓子屋さんの2階です。

 新正堂は江戸時代からの和洋菓子の老舗。忠臣蔵ゆかりの地に近かったことから、「切腹最中」という名物で有名です。ご主人曰く、「謝りにいくときには切腹最中を持参すると、こじれません」とか。あんこがたっぷり入った最中は、甘すぎず、さっぱり味。手作りの洋菓子とともに、お客は女性が多いようです。

 この付近は道路が碁盤の目のように整備されていますが、なんと通称「マッカーサー道路」という都市計画道路を開通させるために、新正堂は取り壊しの運命なのです。PEM−DREAMも自前の事務所が構えられるので、2003年1月31日までの契約でお世話になります。

 机が4つ入るくらいの広さですが、90センチ×180センチの大きめのテーブルをドンと置きました。燃料電池にさわったり、資料を見たり、いろんな話をしたり・・
・というように、どなたでも来ていただけるスペースにしたかったからです。
・PEM−DREAMの新事務所
  〒105-0004 東京都港区新橋4-28-3 新正堂ビル2階
         TEL 03-5408-3251  FAX 03-5408-3252

☆2月2日(土)午後2時からお披露目懇談会

 昨年暮れの「エコプロダクツ2001」では、たくさんの方といろんなお話をしました。例えば、燃料電池の家を造りたい、燃料電池の教材キットを自作しよう、NPO関係に就職したいなどなど。その時に、ぜひ話し合う機会を作ろうと約束しました。

 そこで、新事務所のお披露目も兼ねて、懇談会を計画しています。市民活動をされている方や、燃料電池に直接携わっている方、研究者や学生の方など、いろんな方に声をかけています。特別なテーマはありませんが、どなたでも参加自由、発言自由ですので、ご希望の方はご連絡下さい。地図など、ご案内を差し上げます。

 この申し込みは、お名前、郵便の送付先、ご要望(あれば)などをお書きになり、sak@pem-dream.com にメールして下さい。お待ちしております。

    
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■世界のニュース〈1月〉
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<輸送>
●ダイムラークライスラーが新しい燃料電池自動車を発表

 ダイムラークライスラー社は、ミレニアム・セルズ社のハイドロジェン・オンデマンド・システムを使用した燃料電池駆動の都市・郊外型ミニバン「ナトリウム」を発表した。この自動車の優れた特徴は燃料にホウ砂から得られるナトリウムボロハイドライドから発生する水素を利用する点だ。

<定置型電源>
●UTCが中国に燃料電池を設置、8基をNYPAに販売

 UTCフュエル・セルズ社は、養豚場の電気設備のために発電をするPC25型燃料電池ユニットを、中国の広東市に設置したこの燃料電池は液化した石油ガスを燃料としているが、将来的には養豚場の廃物から生じるメタン発酵ガスを動力源にすることになるだろう。

 また、UTCフュエル・セルズ社は、ニューヨーク市の4か所の汚水処理場の動力用に8基のPC25型燃料電池パワープラントをニューヨーク・パワー・オーソリティー(NYPA)に販売した。NYPAはこの燃料電池を、ブルックリン、スティトン島、ブロンクス、クイーンズに設置する予定である。

<携帯電源>
●リンテックが米国陸軍研究所に燃料電池を提供

 リンテック社は、15ワット級ダイレクト・メタノール型燃料電池システムを米国陸軍調査研究所に提供した。このシステムは個々の兵士の電力装置に使用するためのもので、小規模ビジネス革新研究として認定された第2段階が完了したことになる。

<燃料・改質器・貯蔵>
●プジョーがハイドロジェン・オン・デマンドを購入

 ヨーロッパの自動車メーカー、PSAプジョー・シトロエン社は最近、ミレニアムセル株式会社からハイドロジェン・オン・デマンド燃料システムを購入する契約に調印した。これは電気駆動車両と燃料電池駆動タクシーを統合し、評価するためである。

<燃料電池コンポーネント>
●ドナルドソンが日本の自動車メーカーとの契約に調印

 ドナルドソン・カンパニーは、ある日本の大手自動車メーカーと、燃料電池自動車の開発に向けたフュエル・セル=フィルトレーション科学技術の応用に関する重要な開発契約に調印した。ドナルドソンのFC3型は通気孔が一列に並んでおり、燃料電池の騒音を軽減する。

<報告・市場研究> 
●材料研究

 「燃料電池技術における材料の機会−2002年以降」はプリンシピア・パートナーズによる最新の研究報告である。これによると、燃料電池市場は2005年までにほぼ30億ドルに達し、2010年までに劇的に増加するとの予測が立てられている。材料供給業者たちの燃料電池への関心は高まってきており、燃料電池を推進することで、材料市場の好機への支援強化になるという点に報告書の焦点が当てられている。

<その他> 
●IFCがUTCフュエル・セルズに名称変更

 ユナイテッド・テクノロジー・コーポレーションが、インターナショナル・フュエル・
セルズからUTCフュエル・セルズに名称変更をした。

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■燃料電池ワールド
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