□燃料電池ワールド
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■■Vol.001 2001/5/09発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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☆創刊記念読者サービスがあります。詳細はお知らせで☆
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■アップデート
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◇PEM-DREAM 2001年度の事業計画
昨年6月から活動を始めたPEM-DREAMは、今年4月から事業年度2年目を迎えました。まだ手探りですが、燃料電池の未来を確信する方々に支えられて新しい事業に取り組んでいこうとしています。このメルマガの発刊もその一つです。PEM-DREAMに、より一層のご理解とご協力をお願いします。
http://www.pem-dream.com/
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■世界のニュース
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<輸送関連>
●エコスターがエクゼルシスに電動機システムを供給
エコスター・エレクトリック・パワートレインとパワー・コンヴァージョン・システムズはフォードとダイムラー・クライスラーの燃料電池自動車に使用される電動機システムをエクゼルシスに供給することになった。エコスターは、電動機システムの全体設計と製造に責任を持ち、電動機の供給先にはUQMテクノロジーズを選んだ。
●エコスター社が新型ボート造船企業に
エコスター社は新たなボート建造・設計企業となる。環境にやさしい海上輸送の研究開発を継続中である。建造は2001年春にスタートする予定である。船舶は環境に配慮しなければならない地域−新法制度でゼロエミッションの船舶の利用を義務付けている地域での利用を予定している。
<定置型電源>
●DOEがハネウェル製ハイブリッド燃料電池を研究開発計画に追加
米国エネルギー省(DOE)の国立エネルギー技術研究所はマイクロガスタービンと組合わせて効率を高めた、平面型固体電解質型燃料電池(SOFC)システムを新たに開発する第一段階として、ハネウェル・インターナショナルを選定した。開発の手始めとして、ハネウェルは、ターボチャージャーを組込んだ5キロワットの平面型SOFC、3基を検証する。
<燃料電池コンポーネント>
●グリーン・ヴォルトがスーパーキャパシターの試験にZEVを使用
グリーン・ヴォルト・パワー・コーポレーションは、特別設計の4ドア・ゼロ・エミッション・ヴィークル(ZEV)を使用して、アルカリ型燃料電池スーパーキャパシターシステムの試験を開始する。スーパーキャパシターは加速時、登坂時に燃料電池の電力供給を補助し、動力用バッテリーが不要となるので重量が20パーセント減少し、およそ500ポンドの重量が節減される。
<報告・市場調査>
●マイクロパワー
フリードニア・グループの新たな研究報告によると、先進的なマイクロパワー製品の需要は年率20パーセントで拡大し、2005年には61億ドルに達すると予測している。マイクロパワー社の先端ビジネス部門では、マイクロタービン、燃料電池、光電池の主要3技術が、主導的な位置を占めていると、同報告は述べている。
<その他>
●デュポンが燃料電池事業を開始
デュポンが燃料電池事業を開始し、PEM型燃料電池市場での指導的な材料、コンポーネント供給業者を目指す。デュポンは燃料電池市場が2010年までには100億ドルに達すると考えている。
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■イベント
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●第8回ダイムラー・クライスラーシンポジウム
ダイムラー・クライスラー日本ホールディング社は、第8回シンポジウムの概要を発表しました。今回は、今年2月から横浜で行っているNECAR5の公道走行試験の報告も予定されています。
◇日時:5月22日(火)13:00〜17:00
◇場所:東京プリンスホテル 鳳凰の間
◇プログラム
★プレゼンテーション1
「ダイムラー・クライスラーが描く燃料電池車普及のシナリオ」
フェルディナンド・パニク氏(ダイムラー・クライスラー社シニアバイスプレジデント燃料電池プロジェクト総括)
★プレゼンテーション2
「カリフォルニア燃料電池車公道実証実験の動向とカリフォルニア州におけるゼロエミッションコミュニティの展望」
アラン C.ロイド氏(カリフォルニア大気資源局チェアマン)
★プレゼンテーション3
「アイスランドにおける水素エネルギー社会への挑戦」
ヨウン・ビョルン・スクーラソン氏(アイスランドディックニューエナジー社専務取締役・ECTOSプロジェクト代表)
★プレゼンテーション4
「燃料電池時代のあるべきエネルギービジョンとは?」
柏木孝夫氏(東京農工大学大学院教授・総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会長)
★パネルディスカッション
「燃料電池がもたらすエネルギーシフト」
フェルディナンド・パニク氏
アラン C.ロイド氏
ヨウン・ビョルン・スクーラソン氏
柏木孝夫氏
清水和夫氏(モデレーター)
◇問い合わせ:第8回ダイムラー・クライスラーシンポジウム事務局TEL:03-3535-9992 FAX:03-3535-9996
●BMWの水素自動車に乗ってみよう
BMWは、以下の要領で「BMW クリーンエネルギー・ワ ールドツアー」東京イベントを開催します。主役の車は、昨年5月にドイツ公道ナンバ ーを取得して10万キロを超える公道走行を続けている水素内燃機関自動車BMW 750hL。水素供給ステーションが、ガソリンスタンドと同程度に整備 されるまでの初期インフラの状況を考慮して、ガソリンと水素のバイフュー エル仕様となっています。
水素は、大気汚染と地球温暖化ガスの両方を一挙に解決する代替エネルギーの本命と して、広く認知されつつあり、BMWでは、ゼロエミッションを可能とする水素自動車が夢物語ではな く、すでに現実の車であることをアピールしたいとしています。
【東京イベントスケジュール】
◎5月31日(木) 10:00−15:00
茨城県つくば市のテストコースにおいて同乗試乗
※BMW水素自動車の同乗試乗について、一般の方々を対象に抽選で20名様をご招待いたします。ご希望の方は、5月15日(火)必着にて、氏名、職業、住所、電 話番号をご明記の上、BMW クリーンエネルギー・ワールドツアー事務局までFAXにてお申し込みください(FAX:03−5562−3666)。
◎6月1日(金)2日(土) 10:00−18:00
新宿パークタワー・ギャラリー(新宿区西新宿3-7-1)で、水素自動車及び水素エネルギーに関する展示
◎6月25日(月)〜7月8日(日)
ソニースクエア(中央区銀座5-3-1)で、水素自動車の展示
◇問い合わせ BMWインフォメーション TEL:0120−170800(フリーダイヤル)
●第8回燃料電池シンポジウム
燃料電池開発情報センターが毎年主催しているシンポジウムです。大学や企業の第一線で燃料電池開発を担当している専門家の方々が講演を行います。
◇会 期: 5月15日(火)〜5月16日(水)
◇会 場: 池之端文化センター(東京上野不忍池畔)
◇講演内容: 燃料電池分野の研究・調査・試験結果・新しい企画・製品紹介等
※プログラム概要、参加費などは、http://eclab.kz.tsukuba.ac.jp/fcdic/ja/
◇参加申込: 満員になり次第締め切る場合があります。
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■クイズでわかる!燃料電池
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毎週ひとつのクイズを出します。答は、YESかNOのふたつにひとつ。どちらかを決めて、解答ページにアクセスしてください。
http://www.pem-dream.com/
【問題】
04.燃料電池って、20世紀の発明?
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■お知らせ
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●メルマガ創刊記念読者サービス
『燃料電池ワールド』の創刊を記念して、読者の皆さまに燃料電池に関する下記の本を2冊ずつ、計6冊贈呈します。ご希望の方は、希望する本の題名と送り先を書いて、メールでご応募ください。応募者が多い場合は抽選となります。締切は、5月31日(木)です。当選者は6月6日付メルマガで発表します。
・自動車業界の燃料電池開発と見通しを書いた本
『さようならエンジン燃料電池こんにちは−21世紀自動車革命』
山本 寛 著 東洋経済新報社 1999年4月発行
・科学者が解説する温暖化と環境創造を書いた本
『人類は80年で滅亡する−CO2地獄からの脱出』
西澤潤一・うえのいさお 共著 東洋経済新報社 2000年2月発行(うえのいさお氏の漢字表記はメールでは不可能なのでひらがなにしました)
・日本中心に燃料電池開発の現状報告を書いた本
『燃料電池革命』
駒橋 徐 著 日刊工業新聞社 2000年7月発行
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■燃料電池ワールド
□毎週水曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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□マガジンID:0000065319(まぐまぐ)
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