TAKAGI-1 みくすと 総合版

Twitter @takagi1TAKAGI-1のはてなブックマークTAKAGI-1 たんぶら

<<2015/11/14 <2015/12/11 ||  

2015/12/12

Twitter

はてなブックマーク

Tumblr


“日本人はもっと議論、対話のコミュニケーション能力を高めるべきだと考えている。私はこれを顎の力・顎力と呼び、学力、額力(前頭葉の力、人の気持ちを感じ取り思いやる能力)、楽力(何事も楽しめる能力)と合わせ、「人間の力は四つのガクリョクからなる」と言ってきた。社会で成功する人はこの四ガクの力が優れているように思う。”

- 松本紘(28)四のガクリョク | 玉しき都の泡沫
松本 紘 : 私の履歴書, 28 四のガクリョク. 日本経済新聞, 2015/ 6/29, 朝刊 40面.

[ Posted Sat, 12 Dec 2015 08:28:57 ]

 


今の社会が抱える問題や不安を一挙に「最終解決」し、理想の世界を実現できたら――。そんな純粋な欲求が、昭和の戦争へと人々を駆り立てたのではないか。歴史学者の中島岳志(40)は、こうした視点から戦前の日本を見つめる。

 テロと革命による体制転換を夢見た大川周明のような超国家主義者、アジア諸地域との連帯を訴えたアジア主義者らが主な研究対象だ。彼らの「素朴な世直しの心情」には理解を示しつつも、思想には懐疑的。「壮大な物語を持ち出して世界を一挙に変えようとする思想には、根本的な危うさがある」と考えるからだ。

 その「理想」と「志」は自国と他国に多大な犠牲をもたらして失敗した。同じ過ちを繰り返さないためには「理想社会の現実化など無理なんだという、積極的なあきらめを持つことだ」と主張する。「人間が不完全である以上、不完全な社会をどこまでも生きて行かざるを得ないのだから」

 10年前、インドの革命家、ラース・ビハーリー・ボースの評伝「中村屋のボース」を刊行した。取材の折、ボースの長女、哲子さんから聞いた言葉が忘れられないという。戦前の日本に亡命し、45年に祖国の独立を見ることなく客死したボースは、最晩年、空襲警報が鳴り響く東京で「平凡に暮らせよ」と言い残した。

 「隣人と日々平和にやっていくことの裏には、人類が積み重ねてきた膨大な経験知や常識が隠れている。平凡に生きることは、実は途方もなく非凡なことなのだと、ボースは伝えたかったんだと思う」



- (孫たちの戦後70年)創作・研究の現場から(4) :日本経済新聞
(孫たちの戦後70年)創作・研究の現場から(4) 理想社会をあきらめよう 歴史学者 中島岳志氏 2015/7/2付日本経済新聞 朝刊

[ Posted Sat, 12 Dec 2015 08:39:44 ]

 


IMAGE

thethunderofwar:


[ Posted Sat, 12 Dec 2015 17:31:28 ]

 


IMAGE

thethunderofwar:


[ Posted Sat, 12 Dec 2015 17:31:31 ]

 

<<2015/11/14 <2015/12/11 ||  


TAKAGI-1