知的ネット社会 TAKAGI-1 みくすと 火曜版

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2013/11/12

 

 

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ハードカバーを何冊も持ち歩ける便利さは一度経験したほうがいいと思う。電子書籍に食わず嫌いを起こしている人は、とくに。

知識を身につけるのにいちばん効率のいい方法は、教科書を読むことだ。しかし大抵の教科書はアホみたいに重たいし、文庫本にもなっていない。それらをいつでも・どこでも読める。これって、ちょっとすごい。

インターネットの利点は膨大な情報にいつでもどこでもアクセスできることだった。反面、情報の信頼性には難があり、結果として「バカと暇人のもの」になってしまった。

しかし電子書籍の存在は、インターネットの意義を変えるだろう。バカと暇人の手から、もう一度、人類を賢くする方向にかじを切り直すだろう。

電子書籍があれば、いつでもどこでも信頼のおける情報にアクセスできる。街角の汚れたマクドナルドでハンバーガーをかじりながら、大学図書館並みの知識をあつかえる。ハイレベルな知識にもとづいて議論できる。前世紀の中高生やブルーカラーの労働者には不可能だったことだ。

知識は、上流階級に独占されるべきものではない。社会のあらゆる階層に広まってはじめて、人類を進歩させる力になる。

かつて「消毒」や「予防接種」という概念は知識階級に独占されるか、あるいは邪法として迫害されていた。ほとんどの人は加持祈祷に頼っていた。ところが今では、世紀末的な世界でヒャッハーしているアフリカの強盗たちでさえ、消毒を知っている。

それが教育というものだ。

知識の威力だ。


[ Posted Sun, 10 Nov 2013 20:05:44 ]

お前ら電子書籍リーダーを使ってみろ、色々と捗るぞ。/青空文庫のオススメ10選 - デマこいてんじゃねえ!


 

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