知的ネット社会 TAKAGI-1 みくすと 火曜版

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2011/08/09

 

 

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itokonnyaku:

日本のメディアはクロスオーナーシップのせいで馴れ合い相互批判をしませんから、メディアからの圧力は掛かりません。

彼らに掛かる圧力は主に三つです、一つ目はTVなら電波の免許制度、新聞なら再販制度で、許認可権を有している政府(官僚)からの圧力、株主や広告主としての大企業ならびにその広告を一手に扱う大手広告代理店からの圧力、最後に読者・視聴者からの批判圧力です。

政府(官僚)の権限者やスポンサー企業(代理店)からの圧力は非常に強く、逆に読者・視聴者からの圧力は、彼らには弱く感じられて来ました。

彼らは圧力を受けた(あるいは受けると彼らが想像した)場合、ある種の事実を曲げて偏向報道するか、最悪の場合、「沈黙」すなわち報道をすることを放棄します。

今回のネット上でのフジテレビ批判騒動も、TVや新聞などの既存マスメディアしか情報源がない人々には一切情報が伝達されていません。

一種の偏向報道と考えていいでしょう。

スポンサー企業まで批判され始めているこのネット騒動をチキンな彼らは社会記事として取り上げれないのです、フジサンケイだけでなくすべてのマスメディアグループが沈黙しています。

今までならば沈黙をしばらく続ければそれで解決でした。

しかしマスメディアではなく第二の公共圏として「ネット」が今日の状況を一変しました。

マスメディアが沈黙している情報が、ネットでは本人のブログや掲示板での情報交換、あるいは独立系ネットメディアからあふれんばかりに提供されています。

もちろん情報精度は玉石混合なのですが、ネット上ではフジテレビの外国人株主比率まで議論され始めています、そしてもちろんクロスオーナーシップの弊害にも話題が向き始めています。

ある種の圧力によりマスメディアがフィルターを掛けて偏向報道していた、あるいは報道しなかった事象に対して、ネットメディアが国民に真実を知らせる機能を代行し始めたといえるでしょう。

ネット上のフジテレビ批判をマスメディアがまったく報道できない理由 - 木走日記


[ Posted Wed, 03 Aug 2011 23:35:30 ]

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あのさあ、問題はやっぱり例の「空気」ってやつなんですよ。
まあ、別に日本人じゃなくとも苦しんでいる人が隣にいるのに
ヘーキで酒をかっ食らう無神経な人間はそう多くはないでしょうがね、
やっぱりこの国における「空気」の拘束力は大したもんなんですよ。


では、この「空気」ってやつに対して我々はどうすれば良いのか。



簡単ですよ。
「空気」には水を差せばいいんですよ。
山本七平も言ってますでしょ。


山本?: ええ。一つは「水を差す」という方法があります。「空気」が出てきたら「水」を差す。これはなんのことかというと、非常に簡単な現実を口にするだけなんでよ。ダダをこねる子には、「そんなこと言ったっていま金がない」と。同じパターンで、太平洋戦争が始まろうとする時にも、思いつめた「空気」に対して「そんなこと言っても石油がないよ」と水を差すことはできたわけです。すると、一挙にさめる。そうなっちゃ困るというので言論統制がはじまるんですね。


岸田?: 燃料補給を無視して惨敗したというけれども、日本にだって昔から「腹がへっては戦はできぬ」というちゃんとした戒めがあるんですよね。それを当時の「空気」は簡単に無視しちゃった。


山本?: つまり「水」をぜんぶ封じておいて「空気」をつくっていくわけです。連合赤軍にしても、まず、絶対に水を差されない状態に自己を置いて、つぎに、水を差しそうな者を次々と封じていったでしょう。


『日本人と「日本病」について』 岸田秀・山本七平  文春文庫(P91)



この本、必読ですよ。
いろんなことが見えてきますよ。
私の言ってることなんて全部ここからの受け売りですからね。
[ Posted Sat, 06 Aug 2011 13:24:55 ]

怪しからん - 消毒しましょ! (via ginzuna)
2011-04-20 (via gkojax-text)


 


池上: … 反対側は「原発は危険だ」と言います。一方、電力会社側は「安全だ」と主張する。マスコミは、両論を併記して記事を書いたり、番組を作ったりする。そして、客観報道が成立しました、はいおしまい、というわけです。私たちの取材もそうでした。

 けれども今にして思えば、実に甘かった。両論併記は重要ですが、「安全」の是非が問われるのであれば、その安全とはどの程度のリスクに対して安全なのか、徹底的に取材で詰めるべきだったのです。それこそ、今回のような巨大地震の可能性や大津波の可能性をも前提においた議論をぶつけるべきでした。マスコミは、両論併記が客観報道、と逃げていたきらいがある。


[ Posted Tue, 09 Aug 2011 12:47:56 ]

原発もあの戦争も、「負けるまで」メディアも庶民も賛成だった?:日経ビジネスオンライン

Tagged with: コ・高度化する


 


加藤:それは、反対派の論じ方にも問題があったと思います。現実的な反対論というのは、本当に難しい。すぐに「絶対反対」の理想論に走り、神学論争を仕掛けてしまう。すると、先ほど池上さんがお話しされた自衛隊のヘリコプター問題のような「現実」がないがしろにされてしまう。… 理想を掲げた反対運動に殉じてしまう。これでは「現実」は動きません。
[ Posted Tue, 09 Aug 2011 12:51:52 ]

原発もあの戦争も、「負けるまで」メディアも庶民も賛成だった?:日経ビジネスオンライン


 


池上:3月11日の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて、加藤先生が書かれたコラムを、3月26日の毎日新聞朝刊で読みました。大岡昇平の『戦争』の一節を引いていましたね。『(昭和)十九年に積み出された時、どうせ殺される命なら、どうして戦争をやめさせることにそれをかけられなかったかという反省が頭をかすめた、(中略)この軍隊を自分が許容しているんだから、その前提に立っていうのでなければならない』と。

加藤:大岡は、35歳となった1944年7月、フィリピンへと向かうちっぽけな輸送船に乗せられるとき、初めてはっきりと死を自覚しました。そして自分自身、軍部を冷眼視し批判したつもりになっていたけれども、本当は許容していたのだということが身にしみる。ですから、自分が戦争や軍隊を書くときには、自らがそれらを許容していたという率直な感慨を前提として書かねばならないと心に決めるのですね。歴史を外から批判するのではなく、「引き受ける」感覚とでもいうのでしょうか。


[ Posted Tue, 09 Aug 2011 12:53:37 ]

原発もあの戦争も、「負けるまで」メディアも庶民も賛成だった?:日経ビジネスオンライン


 


加藤:それは、反対派の論じ方にも問題があったと思います。現実的な反対論というのは、本当に難しい。すぐに「絶対反対」の理想論に走り、神学論争を仕掛けてしまう。すると、先ほど池上さんがお話しされた自衛隊のヘリコプター問題のような「現実」がないがしろにされてしまう。今の原発だって、止めるにしろ続けるにしろ、「原発が実際にある」という「現実」を見据えないと、対応はできませんよね。… 理想を掲げた反対運動に殉じてしまう。これでは「現実」は動きません。
[ Posted Tue, 09 Aug 2011 23:00:23 ]

原発もあの戦争も、「負けるまで」メディアも庶民も賛成だった?:日経ビジネスオンライン

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