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数理モデル

数理モデルについて私が理解していることを書きます。学術的に正しいかどうかは保証しません。
 
 関連する文章:
 モデルとパラメタリゼーション
 http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/ezh/ac_0409280.html 
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数理モデルとは 

mathematical model 数学モデルとも呼ぶ。 現象を単純化して表現した微分方程式である。 以下を参考した: 数学モデル 数理モデル http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/ezh/ac_0409280.html#3 −移転→ http://takagi1.net/ezhtml/ezh/ac_0409280.html#3

数理モデルの基本形 

数理モデルの基本形はつぎのとおりである。デカルト以来の分析科学の考え方(要素還元主義)がみられる。  (環境、あるいは環境の変化)=(要因1による環境、あるいは環境の変化)+(要因2による環境、あるいは環境の変化)+……  (要因iによる環境、あるいは環境の変化)=(定性関数)×(変換係数、変換関数)   定性関数 : 性質をあらわす。例えば「○○の2乗に比例する」。   変換係数、変換関数 : 定性関数を実際の値に変換する定数あるいは関数。

数理モデルの性質――要因をいくつ含めるか 

「ある要因に的をしぼったモデル」あるいは「環境において支配的な要因を集めたモデル」がよい。 その他、あるいはそれら中間のモデル(善良な小細工を施したモデル)はよくない。 ある要因に的をしぼったモデル  考慮が足りないので、精密ではない。  応用が効く(レバレッジ)。 複数の要因を考慮したモデル  「ある要因に的をしぼったモデル」よりも間違いがある可能性が高い。  間違いがある場合に、検証されていない環境において、正確ではない。  間違いがなければ、「ある要因に的をしぼったモデル」よりも精密である。  環境において支配的な要因を集めたモデル   その環境において、精密・正確である。   応用が効かない。  ありとあらゆる要因を集めたモデル   計算量が多すぎて使えない。

数理モデルの性質――単純な数式か、複雑な数式か 

解析的かどうかという観点において単純な数式のモデル 計算時間が小さいため、空間・時間をふくめた数値予測が出来る。 解析的かどうかという観点において複雑な数式のモデル 計算時間が大きいため、数値予測が出来ない。
 
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