生産体験と作られた物が社会を変える
記事ページ 発行: 2017年06月24日
物の生産を体験した人は特に、あらゆる作られた物から、それの生産に携わった他者・事への関心(好奇心)が生起させられる。
これがその人の他者とのやりとりを変え、それが積み重なって、ボトムアップに社会全体が変わる。
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高須 正和 : メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 Kindle版 (株式会社インプレスR&D, 2016) No.388/3910.
「Make: Magazine」編集長マーク・フラウエンフェルダー氏の「メイカームーブメントで世界はどう変わりますか?」という質問に対する回答の一部: 実際に手を動かして関わってみることで、かつて無縁だったものに親しみが生まれ、まるで仲間が作ったもののように思えるようになる。こうした経験を積むことで、作り手に対する感謝や尊敬の念を持てるようになるだろう。
メイカー[:製造業企業のことではなく、物を生産する個人のこと]になる喜びの一つは、その視点を手に入れられる所にあると、私は考えている。それにより、自分の行動や人生の質が変わってくる。自らの手で何かを作ろうとした際、最初は失敗することも多いが、成功や失敗を通じて自分と世界とのつながりが増えていく。自分自身の姿勢が変わっていくことで、家族とのやりとり、コミュニティとのやりとり、そして社会全体が変わっていく。
(インタビュー全文は、「Makeすることで世界は変わる」〜「Make」編集長が語るMakerムーブメント - @IT)
ムスビと「ものづくり」 | TAKAGI-1の科学・技術的日々あらゆる物、特に工業製品において顕著であるが、空間的・時間的に結ぶことにより、産(む)すばれるのである。物は、空間・時間を、時に同じく、時に違えた、たくさんの人と自然・自然法則の手を経て産み出されているのだ。
この思想によれば、物は、ムスビの物語をもつメディアである。
「王の知性」が「民の知性」を制御できないように、 「好奇心 、多分ね」コンテンツを漁るのではなく、キュレーション。...
タコツボではなく、セレンディプティ。...
管理される前に、手を拡げよ。...
...
「私は情報の並列化の果てに個を取り戻すためのひとつの可能性を見つけたわ。」...「 好奇心 、多分ね。」( 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX. 第26話)
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