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理論と実証・歴史記事ページ 発行: 2015年07月04日
・理論
関連: 記載・実験・理論 http://chiq.blog116.fc2.com/blog-entry-174.html |
伊藤博文の思想が、知的制高面の構築を後押しする記事ページ 発行: 2015年06月20日
伊藤 博文 の思想を材料にして、「知的制高面」をコンセプトとする仕組みが継続的に存在・活動し、確固として認識されることが必要である、という結論が導けます。 * * * (1) 瀧井 一博 : 伊藤博文 知の政治家 (中央公論新社, 2013 〈底本は中公新書(2012)〉) 位置No. 1148/5538. 新しい時代には、新しい知の〈制度〉が必要です。 それは、国という単位においてだけではありません。あらゆる単位(社会、組織、集団 等)において言えます。 瀧井 一博 : 伊藤博文 知の政治家 (中央公論新社, 2013 〈底本は中公新書(2012)〉) 位置No. 407/5538. すなわち、あらゆる単位(社会、組織、集団 等)において、新しい、知に関する活動の実現を志向した調和が必要です。(*) したがって、「大国高民論」において掲げたコンセプト“知的側面を強化した国民多数によって構成されるネットワーク「知的制高面」”に着目することには、意味があります。 (2) 知に関する活動の実現を志向した調和のためには、知に関する場や仕組みが、継続的に存在・活動し、確固として認識されることが必要です。 なぜならば: 調和は、場や仕組みの継続的な存在・活動を示唆します。 また調和という“はたらき”を持つためには、認識されることが必要です。なぜならば、知の世界において認識されないものはいかなる“はたらき”も持たないからです。 したがって、「知的制高面」をコンセプトとする場や仕組みが継続的に存在・活動し、確固として認識されることが必要です。 * * * 特別補足: これを具現する一つが、多くの人々がつながり、持ち寄られた知性と、それを支援する装置によって、社会が問題を解決する能力を高める場である「知的ネット社会」です。 補足: * 「調和」という言葉は、この投稿を書いて得られたひとつの果実です。「調和」は、価値の可視化(「創造とは何かを造ることではなく価値を可視化することだ」)のキーワードであり、「何か」の発見の「何か」です。 |
文部科学省報告書の誤りに〈知の基盤〉を考える記事ページ 発行: 2015年06月27日
文部科学省生涯学習政策局情報教育課が 2015年 6月10日に公開を開始した「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」報告書が、同12日に非公開になった。 これは、国に限らない。あらゆる単位が、知を基盤に成り立っている。 例えば、情報教育関係者という単位である。 「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」報告書を書いた人、それをチェックした人は、その内容の誤りに気づかなかった。基盤とする知が十分に共有されていなかったのである。 言い方を換えると、今回の報告書で基盤とする知が造られようとしていた。しかし、その内容をチェックする知が、関係者に共有されていないために、誤りに満ちた脆弱な基盤が造られるところであった。 さて、この報告書が公開されて、誤りを指摘した人が多数いたのであろう。公開のわずか 2日後に、内容を確認することを理由に非公開になった。 基盤とする知をもっている人はいる。 それは内部だけではなく、外部にも存在する。外部によって誤り訂正ができるのだ。 基盤とする知をもつ外部を、単に多数の個だと捉えるのではなく、調和あるものにする(そのように捉える)ことによって、より高次の活動を実現できるであろう。 瀧井 一博 : 伊藤博文 知の政治家 (中央公論新社, 2013 〈底本は中公新書(2012)〉) 位置No. 407/5538.
関連: 伊藤博文の思想が、知的制高面の構築を後押しする http://nhm.blog75.fc2.com/blog-entry-626.html |
世の中すべて、知 ばかり記事ページ 発行: 2015年07月11日
伊藤 博文は、「国家というものがまた知を基盤として成り立っているという考え」に至ったとされる: これは、国に限らない。あらゆる単位が、知を基盤に成り立っている。 行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。 これは、鴨長明「方丈記」の冒頭である。 情報の川、そして、うたかたの知である。 うたかたは保存されないが、知は保存される。知はこうして生まれ、構造化されていく。 構造化のなかでも、直線構造に近い、単純だが情報量に富む知の形態が、ストーリーである。この世界は、反証に耐えたストーリーで塗り固められている。 |
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