GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 夏目漱石 『道草』
現代語化
「今までだってほっといてたでしょ」
「お縫さんが脊髄病になったらしいよ」
「脊髄病じゃ大変ね」
「助かる見込みはないんだってさ。それで島田が心配してるんだよ。あの人が死んじゃうと柴野と藤さんとの縁が切れて、今まで毎月送ってもらってたお金が来なくなるかもしれないってね」
「かわいそうだね、まだ若いのに脊髄病なんて」
「俺より一つ上だって言ってたよ」
「子供はいるの?」
「たくさんいるらしいよ。何人だかはよく聞いてないけど」
原文 (会話文抽出)
「放って置け?」
「今までだって放って置いてるじゃないか」
「御縫さんが脊髄病なんだそうだ」
「脊髄病じゃ六ずかしいでしょう」
「とても助かる見込はないんだとさ。それで島田が心配しているんだ。あの人が死ぬと柴野と御藤さんとの縁が切れてしまうから、今まで毎月送ってくれた例の金が来なくなるかも知れないってね」
「可哀想ね今から脊髄病なんぞに罹っちゃ。まだ若いんでしょう」
「己より一つ上だって話したじゃないか」
「子供はあるの」
「何でも沢山あるような様子だ。幾人だか能く訊いて見ないが」