GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 夏目漱石 『草枕』
現代語化
「そうだけど、毎晩見てるからな」
「何晩見てもいいですよ、この景色は。私なら寝ずに見てます」
「ハハハ。確かにあなたは画家だから、私とはちょっと違いますけどね」
「和尚さんだって、美しいと思ってるうちは画家ですよ」
「なるほどそれもそうですね。私だって達磨の絵くらいは、これで描けますよ。ほら、ここに掛けてあるこの軸は先代が描いたものですが、なかなかいいですよ」
原文 (会話文抽出)
「これはいい景色。和尚さん、障子をしめているのはもったいないじゃありませんか」
「そうよ。しかし毎晩見ているからな」
「何晩見てもいいですよ、この景色は。私なら寝ずに見ています」
「ハハハハ。もっともあなたは画工だから、わしとは少し違うて」
「和尚さんだって、うつくしいと思ってるうちは画工でさあ」
「なるほどそれもそうじゃろ。わしも達磨の画ぐらいはこれで、かくがの。そら、ここに掛けてある、この軸は先代がかかれたのじゃが、なかなかようかいとる」