森鴎外 『伊沢蘭軒』 「十一日。(五月。)夕雨。知事様御事去る五…

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青空文庫図書カード: 森鴎外 『伊沢蘭軒』

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「十一日(五月)。夕方に雨が降ったよ。知事様が五日に福山から出航されて、昨日丸山邸に着いたらしい。」
「お殿様がご機嫌伺いにいらっしゃったみたい。」
「七日(六月)。ちょっと晴れた。ご隠居様の具合が悪いから東京に行くようにって、村上半蔵さんから連絡があった。でも、在番もするようにって。御殿からそう言われたんだって。ご隠居様のお見舞いについては、三好東安と同じように協力するようにって。」
「百三十石」
「十九日、晴れた。浅田宗伯さんが来てくれた。」
「廿三日、夕方に雨が降った。玄道が来た。」
「玄道」
「廿九日、夕方に雨が降って、雷が鳴った。今日から詰所で寝るようにって。」
「七月朔日、晴れた。夕方六時に亡くなられた。」
「三日、雨。寒かった。夕方に棺に入った。」
「五日、ちょっと雨が降った。ご隠居様が昨日亡くなられたので、今夕方の四時から九時の間に喪服に着替えて出仕するようにって。丸山御住居にご挨拶に行って、お手紙をお渡ししたよ。」
「十日、晴れた。夜に雨。今朝出棺式だったから、西福寺にお参りに行った。」
「十三日、晴れた。」
「鳥居坂に寄って、お昼ご飯を食べた。」

原文 (会話文抽出)

「十一日。(五月。)夕雨。知事様御事去る五日福山表御発船被遊、昨夕丸山邸へ御著被遊候。」
「御上大君為御機嫌御伺御出被遊候」
「七日。(六月。)微晴。権少参事村上半蔵より申来如左。然者貴様儀御隠居様御不快為御看病出府被仰付候処、更に在番被仰付候旨、創殿被仰渡候間、御談申候、以上。六月七日。尚々御隠居様御看病之儀、三好東安同様申合御介抱申上候様被仰付候。」
「百三十石」
「十九日。晴。浅田宗伯伺出。」
「廿三日。夕雨。玄道来。」
「玄道」
「廿九日。夕雨。雷鳴。今日より詰切被仰付。」
「七月朔日。晴。暮六時御絶脈被遊候。」
「三日。雨。冷気甚。暮時御入棺。」
「五日。微雨。御隠居様昨卯上刻御逝去被遊候に付、為伺御機嫌今五日四時より九時迄之内、改服に而出仕可致旨。丸山御住居へ出御謁並手札差出。」
「十日。晴。夜雨。今朝御出棺。西福寺自拝罷出。」
「十三日。晴。」
「鳥居坂へ寄、午飯」

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