森鴎外 『伊沢蘭軒』 「三日。朝四時長州馬関へ下碇。不上陸。八半…

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青空文庫図書カード: 森鴎外 『伊沢蘭軒』

現代語化

「3日。朝4時に長州の馬関に停泊。上陸せず。午後8時半に出航。」
「4日。雨。風が強く、波も高い。」
「5日。だんだん晴れてくる。正午に越前・敦賀の港に到着。夕方上陸が許される。買い物に金2分2朱、金巾の筒袖襦袢に1分、陣中で着る胴乱に2分1朱、戎頭巾に1分、つり銭に100文使った。」
「6日。晴れ。敦賀の港で大野侯の家来を乗せる。」
「7日。晴れ。全員上陸。船の修理が行われる。御医師は円教寺に1泊。」
「8日。晴れ。船の修理が終わったので、朝4時に乗船。午後8時半に出航。」
「9日。薄曇り。午後に雨。」
「10日。風雨。夕方、初雪。村上領・夏島沖に停泊。」
「11日。晴れ。時折みぞれが降る。朝4時に夏島を出航。夜9時頃羽州・秋田の近海に停泊。」
「12日。晴れ。朝に土崎湊に到着。秋田までは1里半。」
「13日。晴れ。また雪。風がかなり強く、波も特に高い。舟川湊(9里離れている)に引き返す。全員上陸して、漁師の家に泊まる。」
「14日。雪。逗留。」
「15日。晴れ。夕方に雨。同じ。」
「16日。晴れ。後に雨。船は無事。」
「17日。雨が昼頃止む。曇り。逗留。箱館への出兵が命じられる。」

原文 (会話文抽出)

「三日。朝四時長州馬関へ下碇。不上陸。八半時同所出帆。」
「四日。雨。風勁、浪又高。」
「五日。漸晴。午時越前敦賀湊へ著船。夕上陸御免。買物ちよき金二分二朱、金巾筒じゆばん同一分、陣中胴乱同二分一朱、戎頭巾同一分、つり百文。」
「六日。晴。於同所大野侯御人数乗組。」
「七日。晴。総隊上陸。船御普請相成。御医師円教寺へ一泊。」
「八日。晴。艦造作御出来に付、朝四時乗船。八半時出帆。」
「九日。半晴。午後雨。」
「十日。風雨。夕初雪。村上領夏島沖へ碇泊。」
「十一日。晴。乍霰。朝四時夏島出帆。夜九時頃羽州秋田近海へ碇泊。」
「十二日。晴。朝土崎湊へ著。秋田へ一里半。」
「十三日。晴。又雪。風頗急、浪尤高。舟川湊(相距る九里)へ退帆。総御人数上陸、漁家へ止宿。」
「十四日。雪。逗留。」
「十五日。晴。夕雨。同断。」
「十六日。晴。後雨。船直。」
「十七日。雨巳刻より止。陰。逗留。箱館表出兵被為蒙仰。」

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