森鴎外 『伊沢蘭軒』 「盆前とて所謂書出してふ物被遣、帖面なしの…

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青空文庫図書カード: 森鴎外 『伊沢蘭軒』

現代語化

「「お盆前ということで、いわゆる暑中見舞いを送っていただきました。封筒に入ってないのを使いに渡しました。堺の残ってる分も受け取ってください」
「「16日にご丁寧に手紙をいただきました。ほかにも少し約束があるので、それを済ませてご連絡しますね。今ちょうど手紙を書き始めたところです。連絡したら行きます。それまでお待ちください」
「「八百屋の代金100文を、奥さんに先に渡しました。あとは後々差し上げますので、買っておいてください。部屋番に取り渡します。品物は、芋、ナス、フジマメなど何でも。カイワリ菜(備後弁で間引き菜)、あとは名前が分かりません。嫌いなもの、冬ナス、サツマイモ、カボチャ、大根。以上です。辞安様」
「「十五夜に圃公が舟遊び。十六夜に卿雲が別荘で集まり。どちらとも雨が降ってダメになった。その日は憺父の見舞いに」

原文 (会話文抽出)

「盆前とて所謂書出してふ物被遣、帖面なしのかけ取など御使にわたし申候。堺ののこりをさへに御受取可被下候。」
「十六日辱奉存候。外にすこし約束ありかけ候其方をのべさせ可申候。只今状かき初申候。のべ候はば参可申候。いづれこれより可申上候。」
「八百屋物の代銭百文先さき金に奥様へ御わたし申候。あとは追々さし上可申候。御買おき可被下候。部屋番とりにさし上可申候。其品は いも なすび ふぢ豆の類なににてもよし かいわり菜(備後方言まびき菜) 外名をしらず きらひもの たうなす さつまいも ぼうふら(南瓜) 太中。辞安様。」
「十五夜圃公舟遊。十六夜卿雲別業集。並阻雨不果。是日訪憺父病。」

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