GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 宮本百合子 『道標』
現代語化
「俺たち、ベルリンで会ったワケじゃねーし。初めて会ったばっかりじゃん」
「アイツがどんな画家かも知らないし、ベルリンでどんな生活してたかも知らないっす。お前ら知ってるの?」
「俺も知らねー。でもベルリンで描いた絵、何枚か持ってきてるらしいぜ。美術部の奴らが見てっけど――ちょっと待ってよ」
原文 (会話文抽出)
「――わたしには、ことがらがよく理解されないんです。どうして、わたしたちが彼を、世話しなければならないんでしょう――個人的に――」
「わたしたちは、ベルリンで彼に会っていません。いまはじめて会ったばかりです」
「彼がどんな画家であるか、わたしはそれを知りません。ベルリンで彼がどのように生活して来たか、わたしたちは、それも知らないんです。あなたに、それらのことがわかっていらっしゃるんでしょうか」
「わたしも知りません。だが、彼はベルリンで描いた絵を数点もって来ています、それは今、美術部のものが見ていますが――ちょっと待って下さい」