GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 宮本百合子 『道標』
現代語化
「ねえ、ぶこはどう思う? 聞いてるんだよ」
「うーん、使い道によるんじゃない?」
「いずれ私たちが使うんだから」
「あなたのイニシャルをつけたら」
「そんな気のない顔しないでよ。どうせあなたも使うときがあるんだから――どちらにも使えるのを見つけなくちゃ」
原文 (会話文抽出)
「やっぱりイニシァルをつけといた方がいいだろう、ね、ぶこちゃん」
「ね、ぶこはどう思う? きいているんだよ」
「さあ、つかい道によるんじゃない?」
「いずれわれわれが使うのさ」
「あなたのをつけたら」
「そんな気のない顔をしなくたっていいじゃないか。どうせ自分だってつかうときがあるのに――どっちにも通用するのを見つけなくちゃ」