宮本百合子 『道標』 「新しいものやったら?」…

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青空文庫図書カード: 宮本百合子 『道標』

現代語化

「新しいものやったら?」
「それで伸子さんの役に立てるの?」
「僕に?」
「俺は1年は古典をやるよ」
「新しいもの好きは、どこでもあるさ。でもロシア文学には、古いけど素晴らしい作品がいっぱいあるんだ。今の文学に意味があるなら、その歴史の源もあるはずだーシチェドリンとかサルトィコフとか。面倒で儲からないから、誰もやらないんだ。ーだから俺は、まずは土台からやってみるよ」

原文 (会話文抽出)

「新しいものやったら?」
「そして伸子さんのお役に立てますか」
「わたしに?」
「わたしは、一年は古典をやるよ」
「新しものずきは、どこにだってありすぎるぐらいあるさ。しかし、ロシア文学には古いもので立派なものがどっさりあるんだ。いまの文学に意味があるんなら、その歴史の源が、ちゃんとあるんだもの――シチェドリンだって、サルトィコフだって。面倒くさくて儲かりもしないから、誰もやらないのさ。――だからわたしは、一つ土台からやってやるんだ」

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