GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 太宰治 『パンドラの匣』
現代語化
「根は、いい子よ」
「白鳥の間」
「竹さんに、何か言った。確かに言った。私は、知ってる」
「キザな子だって言ったんだ」
「意地悪！ そうよ、そうなのよ」
「ねぇ、あれ、持ってる？」
「ケースかい？」
「うん。どこに、しまってあるの？」
「あそこの引き出しだ。返してあげてもいいわよ」
「あら、いやよ。ずっと、持っていてね。邪魔でしょうけど」
「やっぱり、ひばりの所からが一番お月様が良く見えるわ。かっぽれさん、ちょっと来て！ ここで並んでお月様を拝もうよ。明月や、なんて俳句を詠もうよ。どうかしら？」
原文 (会話文抽出)
「マア坊って、きざな人だね。」
「芯は、いい子や。」
「白鳥の間」
「竹さんに、何か言った。たしかに言った。あたしは、知ってる。」
「きざな子だって言ったんだ。」
「意地わる！ どうせ、そうよ。」
「ね、あれ、持ってる？」
「ケースかい？」
「うん。どこに、しまってあるの？」
「そのへんの引出しだ。返してもいいぜ。」
「あら、いやだわ。一生、持っててね。お邪魔でしょうけど。」
「やっぱり、ひばりの所から一ばんお月まさがよく見える。かっぽれさん、ちょっと来て！ ここで並んでお月さまを拝もうよ。明月や、なんて俳句をよもうよ。いかが？」