島崎藤村 『夜明け前』 「わたしは吉左衛門の忰でございます。父はこ…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 島崎藤村 『夜明け前』

現代語化

「私は吉左衛門の息子です。父は4月から中風で、まだ寝たり起きたりしています。昼食は注文してありますけど、他に何かご用があれば、私がお受けします」
「ご主人さんは病気ですか。それはお大事に。ここから中津川までは何里くらいありますか」
「3里と聞いております。ここの峠からは下りなので、たいして大変じゃないと思います」
「皆さん、中津川まではもう3里だそうです。ここで昼食にしましょう」

原文 (会話文抽出)

「わたしは吉左衛門の忰でございます。父はこの四月から中風にかかりまして、今だに床の上に臥たり起きたりしております。お昼は申し付けてございますが、何か他に御用もありましたら、わたしが承りましょう。」
「御主人は御病気か。それはおだいじに。ここから中津川まで何里ほどありましょう。」
「三里と申しております。ここの峠からは下りでございますから、そうお骨は折れません。」
「諸君、中津川まではもう三里だそうですよ。ここで昼食をやってください。」


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