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 ■ Antenna!≪アンテナ≫ 興味深いwebニュース ■ # 2004/02/22-3
 
<1>青色LED訴訟地裁判決
<2>松下、次世代乾電池「オキシライド乾電池」を発売〜寿命はアルカリ電池の約1.5倍
<3>英語習得時にも働く日本語の文法中枢、東大が証明
<4>衝撃! サザエさんのオープニングに隠された大人の事情
<5> ANIMEを通した日本
 
 
<1>
 個別記事表示
▼青色LED訴訟地裁判決
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0401/30/news057.html 
http://d.hatena.ne.jp/hakuriku/20040202 
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt74/20040130AS1G3001K30012004.html 
 
東京地方裁判所 1月30日。
 
中村修二氏の青色LED発明 (職務発明であると2002年9月に中間判決)の「相当の対価」
を約604億円と認定し、請求通り日亜化学に200億円の支払いを命じる判決。
 
うっひゃー満額回答。私の研究室で沸き起こる驚きと歓喜の声。これで技術者の
地位も... としみじみとした発言も。
 
もっとも、中村氏側としては、とりあえず200億円、という感じです。
 
判決直後は、大騒ぎになりましたが、青色LED発明のようなノーベル賞級の発明
なんて、そうめったらあるわけでないので、特異ケースと解されて、今は沈静化して
います (日亜化学はたいへんでしょうが)。
 
さて、日本の職務発明制度の問題点を、簡単に解説しておきましょう。
 
職務発明制度は特許法35条( http://www.houko.com/00/01/S34/121.HTM#035  )に
定められています。企業は従業員の職務発明を使えますが、その代わりに従業員は
「相当の対価」(3項)を得ることができます。「相当の対価」は「その発明により
使用者等が受けるべき利益の額及びその発明がされるについて使用者等が貢献した
程度を考慮して定めなければならない」(4項)とされています。
 
これだけです。これだけだから、問題なのです。「相当の対価」について具体的な
規定がなく、あいまいなのです。これは、有能な従業員にとってのみ損というわけ
ではありません。企業は、いつ従業員が裁判ふっかけてくるかもしれないという
リスクを負う(対価請求権が有効な期間については、民法167条
http://www.houko.com/00/01/M29/089.HTM#167  より10年間とする判例あり)ことに
なります。
 
それでは、他国ではどうなのでしょうか。
 
まず、アメリカ合衆国。職務発明制度はありません。だから、個々に労使契約で
すべて決めます。無骨ですが、うまくいっているようです。
 
日本でも対価を労使契約で決めることができますが、労使間の立場の違いで、双方
が納得してちゃんとした契約が結ばれることは稀です(職務発明制度という従業員
にとっての保護網があることが逆効果になっているのでしょうか)。
 
次に、ドイツ。職務発明制度は存在し、従業員に支払われる対価は事細かに決めら
れています。しかし、細かすぎて企業にとって負担になっています。
 
従業員にとっても、企業にとっても不満のない特許制度を実現することは、国家の
産業興隆にとって重要な課題です。個々の事例だけでなく、国家の産業興隆を視点に
いれ議論する必要があります。
 
関連:
青色LED訴訟地裁判決の批判の仕方
http://d.hatena.ne.jp/hakuriku/20040201#p1 
 
パテントサロン トピック「青色LED」紛争
http://www.patentsalon.com/topics/blueled/ 
 
バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳(過去ログ)田中さんと日立と職務発明制度
http://homepage3.nifty.com/machina/d0211c.html#02113003 
 
 
<2>
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▼松下、次世代乾電池「オキシライド乾電池」を発売〜寿命はアルカリ電池の約1.5倍
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0128/pana.htm 
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040128-1/jn040128-1.html  *
 
( * より)
>ナショナルマーケティング本部は、電池業界で40年ぶりに、アルカリ乾電池より
>パワフルで長もちを実現した「オキシライド乾電池」を2004年4月1日から発売
>します。
 
 
<3>
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▼英語習得時にも働く日本語の文法中枢、東大が証明
http://www.jij.co.jp/news/bio/art-20040126181505-RTKOJKVXPY.nwc 
 
日本工業新聞 2004/ 1/27 。
 
>東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉助教授と東京大学教育学部付属中等教育学校
>の双生児研究委員会
 
による。
 
>東京大学の付属中等教育学校(旧中・高等学校)は双生児を多く入学させて
>遺伝や環境についての研究を進めている。
 
すごいな、東大って。
 
話は変わりますが、各国の児童・生徒の学力比較で注意すべきは、項目に英語が
入っているかどうか。英語が入ってくると日本は断然不利です。
 
国連の公用語も、あれだけ分担金払っているんだから、英語・フランス語に、日本語が
加えられんものだろうか。
 
 
<4>
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▼衝撃! サザエさんのオープニングに隠された大人の事情
http://solvalou.net/mt/archives/2004/01/30_2143.php 
http://www.jic-gifu.or.jp/np/g_news/200201/0111.htm#7  * (2002年1月11日)
 
( * より)
>[サザエさんの]オープニングでは、全国の名所などが紹介されている。
>オープニングで流れたことで観光客が大幅増となった例もあり、県では
>昨年[:2001年]春から、フジテレビに働きかけていた。
 
> 市町村の参加希望も聞き、県、県観光連盟、関係市町村が共同し、
>協力金七百万円で[2002年 1月13日から同年 6月まで]放送されることになった。
 
あの人畜無害の、個人的には全くもって 歯が浮くようで もの足りないアニメの
裏に、この大人の事情。(・∀・)イイ!
 
 
<5>
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▼ ANIMEを通した日本
http://www.tekipaki.jp/~moonlight/misc/de_kaalchuun.html 
 
>今春、ムーンライト出版社から発売される話題の書『ANIMEを通した日本』の
>特集です。
 
>あっ、すっかり忘れてましたが『ANIMEを通した日本』は出版社が潰れてしまい、
>結局出ないそうです。
 
「魁!!クロマティ高校」
http://www.tekipaki.jp/~moonlight/misc/de_kaalchuun.html#2 
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/cromartie/ 
http://www.production-ig.co.jp/anime/cromartie/index.html 
 
は面白いです。深々夜放送で、一週分は15分。クロマティ高校以外には
デストラーデ工業高校、バース高校なんかいうのもでてきます。
 
関連: 魁!!クロマティ高校に登場する外国人選手の名前
http://www.asahi-net.or.jp/~gp3m-andu/crow-gai.html 
 
 
 ■ Web-CIC         : http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/webcic/ 
−移転→ http://takagi1.net/webcic/ 「ブリッジ」: http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/bridge/ 
−移転→ http://takagi1.net/bridge/ 
 
 
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