a.「単に自分の意見を聞いてもらうことだけを目的にするなら、議論の場は適切ではありません。」(議論のルールブック pp.105-106.)
b. 自分の意見の間違っている点を知ることを欲しましょう。
c. 相手の意見を理解しましょう。理解できなければ質問しましょう。
d. 相手が話した内容を、自分が持つ「正しさの基準」と照らし合わせて、良い面と悪い面を話しましょう。
他者と交わりを第三者も閲覧可能であるなら(ブログのコメント欄など)、第三者の役にも立つように記述しましょう。
理性をもって対応しましょう。感情が高ぶっていたり、他者との交わりに大きな衝撃を与える発言をする場合には、一旦(あるいは、一晩)、待ちましょう。
本当に小数な意見は無視してよいです。
「自論の不備を知る、知るを欲する」・「第三者の利益」は、無窮iラボBlog 「議論のルールブック」まとめをまとめた。岩田 宗之 : 議論のルールブック (新潮新書, 2007)の内容が元になっている。
「待て」は、例えば、以下を参考にした。
死の臨在する決定――一例をあげれば、殺人者への死刑の判決――には、彼らは非常に慎重であり、あらゆる面で死の臨在すなわち「死の空気」の支配を排除しようとした。タルムードのサンヘドリン編四1によると、殺人者への判決といった「死刑に相当する刑の場合は、一票差によって無罪の判決を下しうるが、有罪の判決は二票差を必要とする」。さらに「公判は日中に行ない無罪の判決はそれが決定したらその夜のうちに下すことができるが、有罪の判決は(一晩おいた上で)その翌日に下さねばならない」。
山本 七平 : 「空気」の研究 (文春文庫, 1983) p.76.
「統計的スルー力」は、例えば、以下を参考にした。
ここで、[企業が]ネットでうまくいくための結論を5つ述べる。...
2. ネガティブな書き込みをスルーする耐性が必要
中川 淳一郎 : ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書, 2009) p.76.
なお、「統計的スルー力」という言葉は、以下の文脈で思いついた。
「外れ値」ということでスルーしましょ QT @takagi1: 統計学的スルー力? RT @leeswijzer ...ほとんど罵倒のような感想文に出くわすことがある.それらの書評 を集積して確率分布(評価値を変量とする)を構築したとき「3σ」を外れた書評は無視してもかまわない.
Twitter / @leeswijzer(MINAKA Nobuhiro) 2010/ 2/ 7
2010/12/20
2010 TAKAGI-1