技術によって国民多数の情報能力を強化する。 ● 解説
○「技術による制高」 技術を手段とした、制高、即ち情報の強化を意味する。 関連: N900i と折り畳み傘で、情報収集能力を向上させる http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/wn-c_0403050.html#1 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw2/1_wn-c_0403050.html −移転→ https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/wn-c_0403050.html#1 http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/inw3/za_0808140.html#5 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw3/5_za_0808140.html −移転→ https://takagi1.net/ezhtml/inw3/za_0808140.html#5 強化された個のネットワークを意味する。 ネットワーク=「面」は、鎖=「線」 や 個単独=「点」 に対して優位である。 関連: 集団の問題を解決するには、個の強化から http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/inw3/za_0808150.html#1 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw3/1_za_0808150.html −移転→ https://takagi1.net/ezhtml/inw3/za_0808150.html#1 「技術による制高面の創出」は、1945年 8月15日に自決された寺本 熊市 中将 (第四航空軍司令官)の言葉を一部変えた言葉である。 ○「技術による制高」 堀 栄三 : 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫, 1996) pp.79-80. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1727.html 著者の記憶による、寺本 熊市 中将(第四航空軍司令官)の1943年12月 3日の言葉。 堀氏は、これを「技術で作る制高」という言葉にまとめた。 > 戦争は昔から高いところの取り合いであった。高所から見下ろす優越感と安全感、 >低地にいて見下ろされる者の無力感と不安感、飛行機もないあの時代にクラウゼヴィッツは >そう書いた。その時代の高所は山であった。 > そこへ飛行機が出現した。クラウゼヴィッツの制高点を飛行機という文明の技術で作ろう、 >米国はそう考えた。制高点の人工的創造である。 ○ 「制高面」 「面」の「線」・「点」 に対する優位という発想は、「線」の「点」に対する優位の拡張である。 堀 栄三 : 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫, 1996) pp.81-82. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1727.html 堀氏の記憶による、寺本 熊市 中将(第四航空軍司令官)の1943年12月 3日の言葉。 堀氏は、これを「点と線」という言葉にまとめた。 >みんな点(孤島)になってしまって、線ではない。線にするにはそれぞれの点(孤島)が、 >船や飛行機で繋がって援軍を送れなければいけない。... 大事な国防圏というものが >有機的な線になっていないから、米軍は自分の好きなところへ、三倍も五倍もの兵力で >やってくる。日本軍はいたるところ点になっているから玉砕以外に方法がない。あとの島は >敵中に孤立した点だから米軍は放っておく