資本主義では、同業他社が、原則無知である。 競合商品を販売する他社が無知であるので、競合商品との差異に、差異本来の 価値以上に、価値を持たせることができる。つまり、〈予想外〉に溢れている。
共産主義では、同業他社が、原則有知である。 計画経済に伴う標準化により、社会全体での効率化を図り、効用を得る。 無知の認識の無さと、〈予想外の利益〉が生じない計画経済が、共産主義の 経済的敗北の一因である。