http://slashdot.jp/articles/07/02/04/0016255.shtml * http://www.newscientisttech.com/article/dn11093-diamond-loses-its-stiffness-crown-to-new-material.html (2007/ 2/ 2) http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/315/5812/620
( * より) >ワシントン州立大学のT. Jaglinski、ドイツ・ルール大学ボーフム校のD. Kochmann、 >ウィスコンシン大学マディソン校のD. StoneとR. S. Lakesから成る研究者グループは、 >融解させた錫に BaTiO3 セラミックスを分散させて冷却することで金属基複合材料を作り、... > 58度から59度 [**] ではダイヤモンドを超える弾性係数が測定された。 >10倍近い数値となることもあったという。 Science Vol.315に掲載。 ** 摂氏温度。 ダイヤモンドを引っ張り試験することはあまりないので"弾性係数"という イメージはないのですが、最も硬い物質でことから推測できるように縦弾性係数 ** が最も 大きな物質...だったのです。 *** たてだんせいけいすう。ヤング率, 物質に上から力をかけた場合の [荷重÷荷重を受ける面積]÷[縮み÷縮む前の高さ] 。 縦弾性係数が大きいということは、力に対して変形しにくいということ。 なお、「硬い」には、「傷がつきにくい」という意味と「弾性係数が大きい」 という意味の二つがある。弾性係数が大きくても、降伏応力が小さく、 塑性変形をしやすい物質は傷がつきやすい。 数値をあげると、ダイヤモンドの縦弾性係数は、1050 〜 1200 GPa 。鋼が 200 GPa ぐらい なのでその 5倍から 6倍。鋼を削る工具に使われるタングステンカーバイトが 450-650 GPa ですから、その 2倍です。 出典: Young's modulus - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/Young's_modulus ダイヤモンドには力学的な性質だけでなく、熱伝導率が最も高いという性質もあります。 ダイヤモンドの熱伝導率は、1000〜2000 W/(mK) **** 。金属の中で、最も熱伝導率が高い銀は 420 W/(mK) ですから、その 2倍以上です。 **** 出典: http://www.sei.co.jp/news/press/02/prs223_s.html 関連: 強い・弱い・硬い・柔らかい・脆い・ねばい そして 除荷 http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/academic/material/sp/sp.htm −移転→ http://takagi1.net/academic/material/sp/sp.htm −移転→ https://takagi1.net/academic/material/sp/sp.htm http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/za_0408180.html#1 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw2/1_za_0408180.html −移転→ https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/za_0408180.html#1