http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003sep/08/CN2003090801000440A2Z10.html
8日。ニューデリーのホテルにて。 >インド人記者からの担当者への質問では「どこで操縦しているのか」「バッテリー >は何か」と矢継ぎ早に疑問が飛び出した。中には「戦争には使わないのか」など >といった質問もあった。 最後の「戦争には使わないのか」について、 http://www.dfnt.net/t/photo/column/asimo.shtml や、 http://www.hinden5.com/senkousha/ は、いいとして、もっと根本的な問題。 また、同様のものとして、 朝日新聞 2003/ 7/19 土曜版be b3面 某邦富(モーバンフ)氏のコラム「mo@china『「新浪網」上の日本不信』」に > [北京−上海高速鉄道への]日本の新幹線導入に反対する[中国のポータルサイト >「新浪網」の掲示板投稿の]主な理由は、すさまじい。 >...「中国の国家安全保障にかかわる交通大動脈を日本には任せられない」 とありますが、ともに、国際水準から見て、日本人の軍事・安全保障への連想の疎さ ・意識の薄さが感じられます。 下の鉄道の例で見ますと、水野晴郎が映画作って喜んでいる、シベリア鉄道なんかは、 日露戦争のためにつくられたようなもんです(もっと戦略的に南下政策といったほうが いいのか) *。 日露戦争のときは、まだ単線で、沿海州まで軍事物資を運んできた機関車を引き返え させる余裕がなく、仕方がないので、機関車を線路脇に横倒しするほどでした。 その後、第一次大戦で、戦車が登場しますが、昔の戦車にとって、輸送手段として 鉄道はなくてはならないものでした。 シベリア鉄道は、その後、ナチスドイツのソ連侵攻への最終防衛で力を発揮します。 ソ連は、日本に対ソ戦の意思がないとの情報を受け **、日本の関東軍と対峙していた 強力な戦車群をシベリア鉄道で輸送、ソ連の退却戦法で疲弊したドイツ軍を蹴散らした のでした。ちょうどそのころ真珠湾攻撃に踏み切っていた日本にとっては、ドイツは 東からアメリカを攻めるパートナーであったわけで、モスクワまであと少しのところ まで迫っていたドイツ軍が敗れるというのは想定外のことであり、第二次大戦全体に 大きな意味を持つことになります。 北京−上海高速鉄道がリニアになるのか、高速鉄道になるのかという議論もあり ましたが、リニアとなると軍事転用があからさまに見え隠れします。 リニアモーターカーの車両を弾丸にするとレールガンという兵器になります。さらに、 http://chubu.yomiuri.co.jp/ren1/zoku_sin020304.html には、 >「リニアのように高速で物体を移動させる技術は、ロケット発射台や、航空母艦から >航空機を発進させるカタパルトに応用できるのです」。旧国鉄の技術開発推進本部長 >として、リニアモーターカーの有人走行で時速四百キロを達成させた京谷好泰 >(76)の意見である。 とあります。 実際、日本も、超伝導リニアの部品素材をアメリカから輸入しようとしたとき、 軍事転用が疑われ、アメリカとひと悶着ありました。 一方、高速鉄道方式では、軌間が標準軌(日本でいう広軌)、そしてカーブがすくない ということで、通常の軍事輸送に加え、弾道ミサイルの輸送にも、もってこいでしょう。 関連: アシモ、欧州デビューを飾る http://www.honda.co.jp/news/2003/c030701b.html アシモ、小泉首相とチェコ共和国を訪問 http://www.honda.co.jp/news/2003/c030822.html 北京−上海高速鉄道 http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/wr-c_0304200.html#2 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw2/2_wr-c_0304200.html −移転→ https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/wr-c_0304200.html#2 ** http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/za_0308092.html#2 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw2/2_za_0308092.html −移転→ https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/za_0308092.html#2