吉田 尚記, 石川 善樹「どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた」

     

評価・状態: 得られるものがあった本★★☆

Kindle 版


単行本


購入: 2017/10/13 (Kindle 版)
読了: 2017/10 [2+]

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全 6 件

「考える」とは何か

記事ページ 発行: 2018年01月02日

吉田 尚記, 石川 善樹 : どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた (KADOKAWA, 2017〈底本はKADOKAWA (2017)〉) 位置No. 792/2147.

石川 よく「自分の頭で考えろ」「ちゃんと考えろ」とか言いますけど、「考える」とは何かについて、僕ら科学者はこう教わります。

 [1]ディテールを突き詰める
 [2]ビッグピクチャーを把握する



 

「なぜ」は、相手の視野を狭くし、理性的にし、具体的な話が聞ける可能性が低い

記事ページ 発行: 2018年02月17日

吉田 尚記, 石川 善樹 : どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた (KADOKAWA, 2017〈底本はKADOKAWA (2017)〉) 位置No. 897/2147.

[石川 ]「なぜ」という問いは、相手の視野をすごく狭くする問いかけなんですよ。相手を理性的にさせてしまうので。

吉田 わかる。それはラジオでもすごくいえるんですよ。僕がパーソナリティをつとめる番組にはほぼ毎日ミュージシャンが来ますけど、「なぜこの曲をつくったんですか?」(=WHY)という質問は具体的な話が聞ける可能性が低くて、あまりよくない。「この曲はどこでつくったんですか?」「楽器は何ですか?」(=HOW・WHAT)という具体的な問いかけをすると、話が進みやすくなるし、楽しい。



 

ネガティブ思考は、人を論理的にする、でも深刻になっているときは視野が狭い

記事ページ 発行: 2018年03月03日

吉田 尚記, 石川 善樹 : どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた (KADOKAWA, 2017〈底本はKADOKAWA (2017)〉) 位置No. 608/2147.

ネガティブ思考は人を非常に論理的にするんですね。だから最近はネガティブな人というのは戦略性が高い人だ、ともいわれています。


吉田 尚記, 石川 善樹 : どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた (KADOKAWA, 2017〈底本はKADOKAWA (2017)〉) 位置No. 611/2147.

ポジティブなときは、高い視点で考えるから、いろんなものがつながって見える。クリエイティブなことを考えるにはポジティブなほうがよくて、厳密に考えるときはネガティブなほうがいい。


でも、
吉田 尚記, 石川 善樹 : どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた (KADOKAWA, 2017〈底本はKADOKAWA (2017)〉) 位置No. 63/2147.

深刻になっているときって、視野が狭いんです。



 

新しさを振りまくことが必要である

記事ページ 発行: 2017年10月22日

吉田 尚記, 石川 善樹 : どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた (KADOKAWA, 2017〈底本はKADOKAWA (2017)〉) 位置No. 1061/2147.

石川  進化の本質は、多様性を生み出すことにあると思ってます。多様性が生まれると、みんながそれぞれ生活できるんです。今の社会も、そういう意味での多様性がどんどん生まれている。リア充ではなくてもオタクコミュニティではやっていけるとか、いろいろあるじゃないですか。

が、思索の起点である:

未来とは、新しいものではなく、広く多様なものである。

飛び跳ねた知的活動は、多様性の新たな要素を生み、
着実な知的活動は、その要素の実現にかかるコストを下げて、実現可能にし、多様性を実現する。

広く多様な世界は、人類の生存保証度合いが、より高い。生存が、価値の核である (関連: 経世済民は知的活動の言葉である )。

新しさ(:現在から見た新しさ。以下、同じ)は、未来と現在の増分を生み出す。

  現在×新しさ = 現在より多様な未来 = 現在より人が生きる未来

新しさは、(人類の生存保証度合いを高めた) 未来社会にとって必要である。

新しさは、未来に住まう個々人にとって、必要不可欠ではない。ただし、未来社会を形成する誰かは、新しさを取り入れる。また、社会と繋がりをもつ、未来に住まう個々人は、新しさの影響を受ける。

よって、未来のために、多様性のために、新しさはピンポイントに届けるべきではない。新しさを振りまくことが必要である。

 

好奇心を生むためにいちばん大事なのは「ワンダー」

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