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□燃料電池ワールド Vol.1544
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■2013年12月14日発行
◆燃料電池NPO pemdream
※PEMDREAMニュース【すべて再掲】
【世界のニュースサイト】12月12日に「0027:【番外】トム・クルーズが燃料電池の修理屋に」を載せました。
http://www.fcnewsworld.com/index.php?QBlog-20131212-1
【燃料電池の夢サイト/PEMDREAMニュース】 12月10日に「前東京都環境局長が書いた燃料電池」を載せました。
http://pemdream.com/index.php?FrontPage
■12月13〜15日のWEB LINK NEWS
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2013/12/13 【ジュネーブモーターショー14】ヒュンダイ、イントラード を予告…次世代燃料電池コンセプトカー(レスポンス)
韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は12月10日、スイスで2014年3月に開催されるジュネーブモーターショー14において、コンセプトカーの『イントラード』(INTRADO)を初公開すると発表した。
イントラードは、ヒュンダイの次世代燃料電池パワートレインを搭載したコンセプトカー。ヒュンダイは2013年夏、Cセグメント主力SUV、『ix35』(北米名:『ツーソン』)をベースに開発した燃料電池車を、欧州市場でリース販売開始。2014年春には、米国でのリース販売も計画している。
現時点では、イントラードの次世代燃料電池パワートレインに関して、詳細は公表されていない。ただし、現行の『ix35フューエルセル』に対して、燃料電池パワートレインを小型軽量化すると発表。さらにこれを、先進の素材を使用した軽量構造ボディに搭載するという。
また、車体のデザインについては、ヒュンダイのデザイン言語、「フルーデリック・スカルプチャー」(流体彫刻)を進化。「フルーデリック・スカルプチャー2.0」を、ヒュンダイのコンセプトカーとしては、初めて採用する。設計は、ドイツにあるヒュンダイの欧州R&Dセンターが担当。
なおヒュンダイは、イントラードのデザインスケッチを1点、公開。ヒュンダイモーターグループのペーター・シュライヤー社長は、「我々はイントラードで、未来の車がいかに素晴らしくエキサイティングになるかをお見せしたい」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131213-00000007-rps-ind
※写真あり
2013/12/13 モーターショーの意義は「夢」にあり(@DIME)
スズキのコンセプトカーは実現性が高そうだし、ダイハツの「FC deck」というヒドラジンという液体を用いた燃料電池コンセプトカーは見応えがあった。水素と違って既存のガソリンスタンドのインフラを流用できるそうだから、実現したら一気に普及するのではないか。夢ではなく、正夢に近い技術だ。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131213-00010000-biz_dime-nb
2013/12/13 2015年にも市販の燃料電池車 燃料の水素にまつわる難問山積み(J-CASTニュース)
トヨタ自動車とホンダが2015年にも市販すると表明した燃料電池車(FCV)について、マスコミは電気自動車(EV)に比べて航続距離が500キロ以上と長く、水素の充填時間も3分程度と短いことから「究極のエコカー」ともてはやしている。
水素と酸素を化学反応させ電気を作って走るFCVは、走行段階で出るのは水だけで、二酸化炭素(CO2)を排出しないというのが触れ込みだが、燃料の水素をどうやって大量生産し、安価に供給するかという問題は、まだ解決の見通しが立っていない。水素の生産段階ではCO2を発生する?
水素を生産するには(1)ガソリン、ナフサ、メタノール、天然ガスなど炭化水素原料を改質する(2)製鉄所などで副産物として発生する水素を取り出す(3)水を電気分解する――などの方法がある。このうち(3)は、ホンダが太陽光発電で水を電気分解し、水素を取り出して走る開発を進めているが、エネルギー業界関係者は「高いコストをかけて発電した電気を水素製造に使うのは現実的でない」としつつ、将来的には「再生可能エネルギーで水を電気分解し、水素を利用するシステムを構築するのは不可能でない」とも指摘する。
(2)は、鉄鋼、石油、ソーダ、エチレンなどの製造段階で発生する水素(副生水素)を利用するもので、製造技術は確立している。日本政策投資銀行によると、「鉄鋼、石油、化学業界などの副生水素だけで乗用車1440万台の年間利用分を賄うことができる」という。国内の乗用車は約6000万台なので、4分の1程度がFCVになっても供給できる計算になる。
コストや安定供給の面から最も有望なのは、石油や天然ガスを分解して水素を取り出す(1)の方法だ。しかし、化石燃料を改質すると最終的には炭素(C)が残ることになり、その多くは再び酸素と結びついて二酸化炭素(CO2)として放出されることになる。走行段階でCO2を発生しなくても、水素の生産段階ではCO2を発生することになる。この点をマスコミの多くは指摘していない。
水素ステーション設置には約6億円かかる
さらに水素ステーションで市販する水素の価格も不透明だ。現在、水素ステーションは首都圏を中心に全国に20カ所程度あるが、社会実験用の設備で、一般ユーザーに市販されていない。2015年にトヨタとホンダがFCVを市販した場合、水素の値段はいくらになるのか。自動車メーカー関係者は「ガソリンより高くては、FCVは普及しない。アベノミクスの成長戦略の一環として、ぜひとも政府の補助で無料にするなどしてほしい」と漏らす。
政府はFCVが市販される2015年までに全国で約100カ所、FCVが200万台に達する2025年ごろには1000カ所の水素ステーションを整備する計画だ。2013年度は東京ガス、岩谷産業、JX日鉱日石エネルギーなどが首都圏のほか愛知県、兵庫県、福岡県の19カ所で水素ステーションを設置する。
しかし、ガソリンスタンドの設置が数千万円で済むのに対して、水素ステーションは約6億円かかるとされる。計画通りに水素ステーションが整備されたとしても、全国に3万7000か所あるガソリンスタンドには遠く及ばない。
一方、政府と自動車関連業界はEVの普及に向け、急速充電器の建設も進めており、これまでに約1900カ所整備した。EVとFCVの覇権争いは世界的に決着しておらず、当面はEV用の急速充電器とFCV用の水素スタンドの整備が並行して進むことになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131213-00000001-jct-bus_all
2013/12/13 (教えて!東京五輪:19)二酸化炭素対策や緑地保全は?(朝日新聞デジタル)
看板の一つは「二酸化炭素(CO2)排出ゼロ」。複数の競技会場の屋根にソーラーパネルを設置する。夏は大気より冷たい海水を冷房に利用して、空調や照明施設の電力をまかなう。
選手や大会関係の輸送はすべて、電気自動車や燃料電池自動車を使う。観客には、全員がバスなどの公共交通機関か、徒歩で移動してもらう徹底ぶりだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131213-00000010-asahik-soci
2013/12/13 燃料電池キットの実証試験実施へ=仏シンビオ〔BW〕(時事通信)
【ビジネスワイヤ】燃料電池システムの仏シンビオFCellは、電気自動車の走行距離をのばす同社製燃料電池キットの実証試験を実施すると発表した。フランスのフランシュ・コンテ地方で郵政公社のラ・ポストが郵便配達車両にキットを搭載する。搭載車両は来年第1四半期に、山がちな寒冷地をめぐる実際の郵便配達に使用される。このキットにより電気自動車の走行距離は2倍になり、長距離配達に使用されているディーゼル車両を置き換えることが可能になるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131213-00000048-jijc-biz
2013/12/14 GM成長へ、ギアチェンジ 女性トップに注目/PSA出資を解消(産経新聞)
【ワシントン=柿内公輔】米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が経営改革を加速している。公的管理を脱却し、生え抜きの女性トップの就任も決まった。一方で12日には、仏大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)への出資解消を発表するなど、急務だった海外事業の見直しも進みつつあり、再建から成長路線へとギアを上げる。
環境対応車にも注力し、日本車勢に対抗する。一方でホンダと燃料電池で提携するなど自前路線へのこだわりも振り切った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131214-00000095-san-bus_all
■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ビーエーエスエフ社、きれいな水素生産に取り組む (2013年07月23日)
ビーエーエスエフ社(BASF)は、ドイツ政府が部分的に資金を提供する3000万ドルのプロジェクトの一部として、炭素排出を半分に削減できた技術を実証するパイロット・プラントに取り組んでいる。同社は、そのシステムの中で熱を再利用するための良い方法を見つけた。それは、必要とするエネルギーの総量を大いに減少し、そのことで排出を削減することである。ビーエーエスエフ社はまた、化学製品の原材料や燃料として二酸化炭素の排出を使う新しい方法を実証する。そして、鉄鋼を製造する過程で生産される炭素を使うためにティッセンクルップ・スチール社(ThyssenKrupp Steel)と共同している。
http://www.technologyreview.com/news/517281/new-hydrogen-making-method-could-give-a-boost-to-fuel-cell-vehicles/
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