燃料電池ワールド Vol.1469 (2013/08/28 09:10)

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□燃料電池ワールド Vol.1469
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■2013年08月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■08月27日のWEB LINK NEWS
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2013/08/27 27日の朝刊(都内最終版)☆2(時事通信)
【日刊工業】
◆東大、鉄の役割解明 燃料電池の炭素触媒 白金代替に道(1)
【フジサンケイ ビジネスアイ】
◆EV充電 普及に温度差 トヨタ、ホンダ 本命は燃料電池車(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130827-00000001-jijnb_he-nb

2013/08/27 盛り上がり欠くEV、充電普及に温度差 トヨタとホンダの本命は燃料電池車(SankeiBiz)

 トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、三菱自動車の4社が電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHV)の充電スタンドの普及を共同で進めることが先月末に決まった。経済産業省が普及の後押しとして、2012年度の補正予算で1005億円の補助金を計上したことに応え、自動車業界を挙げてインフラ整備の拡充に乗り出すためだ。ただ、肝心のEV、PHVの販売の盛り上がりは今ひとつ。燃料電池車を次世代の“本命”とみるトヨタとホンダは、EV普及について懐疑的な見方を崩しておらず、ホンダにいたっては日本では一般販売すら始めていない。両社とも経産省の要望で重い腰をようやく上げた格好で、普及に意欲を見せる日産、三菱自と温度差があるのが実情だ。

 ホンダは、6月下旬からPHV「アコード プラグイン ハイブリッド」の販売を開始した。EVも昨年8月から「フィットEV」を発売している。同社は、1980年代後半から技術開発に取り組み、96年に「EVプラス」を発表するなど歴史は古く、技術の蓄積も多い。フィットEVのフル充電での走行距離は225キロと、日産が「リーフ」を今年1月に一部改良する前までは走行距離を25キロ上回っていた。

 ただし、ホンダはアコードPHV、フィットEVとも一般販売はしておらず、自治体や企業向けにリース販売しているのみ。アコードPHVについては年末にも市販化すると取り沙汰されているが、あくまでも個人向けリース販売にとどまるもようだ。

 「充電インフラ設備が整っておらず、普及が難しかったが、今回の連携で新しい戦略が描ける」(ホンダ関係者)と話すが、額面通りに受け取る関係者は皆無。伊東孝紳社長が「燃料電池車の普及までは間違いなくHV(ハイブリッド車)が主流だ」と語る通り、燃料電池車の開発に照準を合わせた動きを加速させており、7月には米ゼネラル・モーターズ(GM)との提携を発表した。今回の充電インフラ整備に向けた協力体制は、商品の幅を維持するための連携だが、「お付き合いの一環」(自動車メーカー幹部)の側面が大きいようだ。

 トヨタにとっても、状況は同じだ。当初は「HVの次はPHV」と位置づけようとしたが、「大規模マンション1階に充電設備があっても、充電が完了するまでの時間が長いため、住民同士で取り合いになる。都市部では普及は難しい」(トヨタ幹部)という判断に傾いた。また、「HVが売れている。ガソリンも入れつつ、充電もしなければならないPHVを無理に拡販する必要はない」という理由から、PHVの可能性を感じつつも、ホンダと同様に「次世代技術の本命は燃料電池車」(内山田竹志会長)と言ってはばからない。国内販売においても、PHVは昨年1年間で1万970台と低迷している。

 ただ、トヨタは「1日の走行距離が決まっている配送用のトラックなどでのEV需要は一定数ある」(小木曽聡常務役員)としており、グループ会社の日野自動車とともに開発は継続していく計画で、今回の充電スタンドの拡充への協力は、こうした理由もあって決断したようだ。もっとも、「経産省の補正予算に計上された肝煎りの事業に、業界トップが協力しないという事態は許されなかった」(充電スタンド事業者)との声は根強い。

 一方で、日産自動車、三菱自動車にとってトヨタ、ホンダの参画はまたとない追い風となる。これまでEV、PHVは走行距離や充電スタンドの少なさが普及のネックといわれてきた。今回、「急速充電スタンド」を4000基、普通充電スタンドを8000基にそれぞれ増やし、現状の3倍になれば、低迷が続くEV販売の起死回生の一打になる可能性がある。充電スタンドの設置業者は、「車が売れないから、充電整備が進まない。充電整備が進まないから、車が売れないという鶏と卵の議論からようやく前に進める」と、安堵(あんど)の表情を浮かべる。

 ただ、課題は少なくない。有料充電サービスを提供する「ジャパンチャージネットワーク」の担当者が「設置した後も電気代や人件費がかかり、1日8回は充電しないと、採算が合わない」と話す。現在は、急速充電スタンドを利用するに当たり数百円の料金を徴収する形が増えているが、1日当たりの利用回数は、ほとんどが1?2回で、「単純に車が売れずに、スタンドばかり増えれば、利用がゼロのスタンドも出る。車の普及とスタンド台数の歩調を合わせるべきだ」と危惧する声も多い。(飯田耕司)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130826-00000000-fsi-bus_all

2013/08/27 「ハイブリッド車は決してエコじゃない」と気付いた人々(エコノミックニュース)

 マツダは、2013年8月27日に、「SKYACTIV技術」搭載車の販売拡大に対応するため、本社のエンジン工場(広島市南区)における「SKYACTIV-D」を含めたスカイアクティブ・エンジンの年間生産能力を、2014年末までに3割ほどアップさせ年間100万基に増強すると発表した。昨2012年7月に、40万台体制から倍増させたばかりの工場の生産能力アップの報である。これには、日本で後述するような「賢い消費者が誕生した」ことに、理由がありそうなのだ。

 2012年、日本ではおよそ100万台のハイブリッドカーが販売され、販売台数で1位はトヨタ・アクア、2位が同じくトヨタ・プリウスで、ハイブリッド車がベストセラーカーのワン・ツーを決めた。ちなみに3位フィット、4位フリードは、ともにホンダ車でハイブリッド車をラインアップしている。

 しかしながら、ハイブリッド車にもネガティブな側面はある。最大の問題は、車両価格が高価になることだ。先頃発売された国産大衆車のカローラでも、同等のガソリン車比でおよそ30万円の価格差が生まれる。この差額をガソリン代で相殺するのは困難だ。そして、最も多品種ハイブリッドカーを販売するトヨタでは、ハイブリッドのエネルギー貯蔵庫「ニッケル水素バッテリー」の保証を「5年未満、5万キロ」として、以後の交換は有償(最も安いアクア用でも12.915万円で交換工賃別)なのだ。だから、トヨタ製ハイブリッド車の多くは3回目の車検(7年目)を受けず廃棄されている。車検費用にニッケル水素バッテリーの代金+交換工賃の支払いが重たいからだと想像できる。これは、ある意味で「エネルギーの無駄遣い」だ。現在のクルマなら、ふつうに使えば、自動車税が増額される登録後13 年以降も平気で使えるのに……だ。

 そこで、「実はハイブリッド車はECOじゃないかも?」気が付き始めた人たちが注目したのが、マツダのクリーンディーゼル車だ。2012年、クロスオーバーSUVであるマツダ CX-5の販売台数は3万5438台で、2012年SUV国内販売台数第1位(全乗用車で24位)。うち、クリーンディーゼル「SKYACTIV-D」搭載車が2万6835台だ。 購買層は30?50歳代を中心に幅広いという。今年、2013年に入って「SKYACTIV-D」搭載車の人気は拡大、そのコストパフォーマンスの高さは、CX-5だけではなく同社アテンザでもクリーンディーゼル人気が広がっている。

 「SKYACTIV-D」ディーゼルの最大のポイントは、わずか2.2リッターの排気量にもかかわらず42.8kg.mという5リッターガソリンエンジンに匹敵する最大トルクを2000rpmという低回転域で発生するドライバビリティの高さにある。しかも、フルサイズSUVながらJC08モード燃費18.0-18.6km/リッターと好燃費。レクサスのハイブリッドSUVであるレクサスRX450hのJC08モード燃費16.4-17.4km/リッターと比較されたい。しかも、RX450hはプレミアムガソリン、CX-5は軽油で動く。高価なハイブリッドシステムのデメリットに気がついた人は確かに存在するのである。(編集担当:吉田恒)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130827-00000045-economic-bus_all

■海外ニュース
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<定置用電源>
●セラミック・フュエルセルズ社、Novogaz社と流通で提携 (2013年05月23日)

 セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited:CFCL)は、Holdigaz Groupの子会社Novogaz SAとの流通パートナーシップを発表した。協定の下で両社は、スイス国内でフランス語で意思疎通することができる地域にマイクロCHP燃料電池システム「ブルーゲン(BlueGEN)」を流通させるために協力する。この協定は、2010年にブルーゲンの実地試験を始めた両社の共同作業を引き続ぐものである。
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/20130530%20-%20Novogaz%20Market%20Announcement.pdf

●セラミック社、500万ポンドを集める (2013年05月06日)

 セラミック社はまた、担保付融資用約束手形(Secured Convertible Loan Notes)の発行を通して500万ポンド(7600万米ドル)を集めた。
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/20130506%20-%20CFCL%20Fund%20Raising%20GBP%205m%20-%20FINAL.pdf

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