燃料電池ワールド Vol.1234 (2012/09/03 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1234
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■2012年09月03日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年08月31日〜09月02日のWEB LINK NEWS
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2012/08/31 六本木でデザイン系学生作品展「金の卵」?「エネルギー」テーマに /東京(みんなの経済新聞ネットワーク)

 アクシスギャラリー(港区六本木5)で8月30日、デザインの未来を担う人材を紹介する「第7回 金の卵 オールスターデザインショーケース」が始まった。

 学生の展示作品は、微生物燃料電池の原理を利用したイヤホン「音葉 ?otoha?」(首都大学東京・足助祐作さん)、太陽光パネルを備えた洗濯ばさみが電球になるというコンセプトモデル「0w(ゼロ・ワット)」(岡山県立大学・佐野友彦さん)、梱包(こんぽう)用の箱を流通させるゲームで資源の大切さを考えさせる「箱戦記」(筑波大学・西村渉さん)、使用している電力と電気代を表示できるコンセントタップ「L.O.L(Laughs Outlet Loud) エル・オー・エル」(日本大学・前田紗希さん)など。

 開館時間は11時?20時(最終日は17時まで)。入場無料。9月9日まで。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000012-minkei-l13
※写真あり

2012/08/31 トヨタ、燃料電池バス用の外部電源供給システム開発(産経新聞)

 トヨタ自動車は31日、燃料電池バスで発電した電力を、家電製品などに供給できる外部電源供給システムを開発したと発表した。コンセントを通じて、3キロワットを連続して最大100時間使用できる。

 中部国際空港や東京都心と羽田空港を結ぶ路線で運行している燃料電池ハイブリッドバス「FCHV?BUS」をベースに開発した。燃料電池バスは、一般のハイブリッド車(HV)などに比べ搭載電池が大きいことや、災害時に避難所に動かし、移動電源としても活用できる。

 さらにトヨタは、燃料電池バスから電力系統に電力を供給するシステムの開発も進めている。避難所になるような学校の体育館で、50時間分の電力供給を目指すとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000571-san-bus_all

2012/08/31 ホンダ、一充電走行距離225kmの「フィットEV」リース販売開始(Impress Watch)

 本田技研工業は8月31日、自治体や企業に向け電気自動車(EV)「フィットEV」のリース販売を開始した。リース価格は400万円で、今後2年間で約200台をリース販売する予定。

 動力源には、最高出力92kW(125PS)/3695-10320rpm、最大トルク256Nm(26.1kgm)/0-3056rpmを発生する、燃料電池車「FCXクラリティ」と同様のギアボックス同軸モーターを採用するとともに、東芝製の20kWhリチウムイオンバッテリー「SCiB」を床下に搭載し、交流電力量消費率106Wh/km、一充電走行距離225km(ともにJC08モード)という電費を達成。一充電走行距離については、三菱自動車「i-MiEV」の180km(Gグレード)、日産「リーフ」の200kmを超え、「世界最高の電費性能を達成」したとする。

 エクステリアデザインでは、フロントバンパーと融合したメッキグリルをヘッドライトとつなげる、FCXクラリティのイメージを継承。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000049-impress-ind
※写真あり

2012/09/01 燃料自動車、電気自動車の二の轍を踏まずに普及を進められるか(サーチナ)

 水素を利用し電気エネルギーに変換して走行する燃料電池自動車。燃料電池自動車は有力なエコカーの一つであるとともに、電気自動車(EV)などに比べ大容量の電力供給が可能であるため、災害時の避難所などでの移動電源車として活用が期待されており、インフラ整備や開発が加速している。

 岩谷産業は、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究の一環として、愛知県豊田市に充填圧力70MPaの水素ステーションを東邦ガスとともに建設。国内最大級となる直充填方式の大流量圧縮機が組み込まれたドイツ・Linde製パッケージ型水素ステーションの導入で、利便性向上・省スペース・低コスト化を図っている。同社を含むエネルギー会社各社は、2013年度から4大都市圏を中心に全国約100ヶ所のステーション整備を計画。本水素ステーションは、この先行整備に先立ち、代表的な商用仕様水素ステーションのモデルの一つとして、用地選定から建設、運用までを一貫して行い、その過程での課題を抽出するとともに、コスト低減の見通しの把握や開発技術の性能評価等を行う。

 またトヨタは、燃料電池バス(FCバス)の燃料電池で発電した電力を家電製品などに供給できる外部電源供給システムを開発。このシステムは、中部国際空港、東京都心?羽田空港間、豊田市内などで運行している燃料電池ハイブリッドバス「FCHV?BUS」をベースに開発したもので、車内に交流電力を出力するコンセントを2箇所設置。家電製品などに3kWで連続して電力供給する場合、100時間以上使用する能力を有しているという。さらにトヨタは、FCバスから建物の電気配線を通じて電力を供給するV2Hシステムの開発も進めており、最大出力9.8kWで、連続約50時間の電力供給能力を目指しているとのこと。

 徐々に広がりを見せているとはいえ、思うように普及の進まない電気自動車。燃料電池自動車も、インフラ整備や航行距離など、普及に向けては電気自動車と同様の壁が存在している。この壁をいかにしてクリアしてゆくのか。今後の動向に注目が集まるところであろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000011-scn-bus_all

2012/09/01 家庭における節電の将来を見据えた時、最も重視すべきものとは(サーチナ)

 9月に入ったというものの猛暑が続く昨今。電力の逼迫が叫ばれていた関西電力管内でも大停電という最悪の事態はもちろん、計画停電も実施されることなく、節電要請期間満了を無事に迎えられそうである。とはいえ、昨年に引き続き節電を強いられてきた訳だが、家庭での努力が重要との認識が広がり、自治体や企業による節電コンテストなど、家庭での節電意識を高める取り組みが活発に行われている。家庭での節電対策といえばエアコンの温度設定などが主流であるが、我慢や根性論の話では限界があり、毎年続けていくことも難しいであろう。

 そこで、家電などを省エネ性の高い最新設備へ買い替えることが重要となってくる。家電製品協会によると、最新のエアコンは10年前のものと比べて約40%の省エネを実現。テレビも、2009年型は1997年型に比べて年間消費電力で約48%、待機時消費電力に限ってみれば約88%もの削減が可能である。また、節電の舞台となる住宅も同様に、1990年に建てられた住宅に比べて今の住宅では大幅なCO2削減、そして光熱費の削減ができるという。住宅最大手の積水ハウスによると、「1990年に建てた住宅を積水ハウスの新築住宅に建替えるだけで23%削減できる」という。太陽電池や燃料電池といった創エネ機器を設置すれば当然、より大きな削減が見込め、蓄電池も組み合わせると、ピーク電力カットにより大きく貢献できる上、停電などの非常時にも電気のある安心の暮らしが実現できる。スマートハウスで注目されている積水ハウスによると3電池を搭載した環境配慮型防災住宅「グリーンファースト ハイブリッド」の販売は好調で、「昨夏の発売以来、300棟を超える販売実績を挙げている」とのことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000017-scn-bus_all

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●フュエルコン社、新しいSOFC試験装置の製品を発売(2012年06月26日)

 フュエルコン社(FuelCon)は現在、全てがセラミックで作られた固体酸化物型燃料電池試験装置を提案している。この試験装置「トゥルーエクソサリー-HT(TrueXessory-HT)」は、固体酸化物型燃料電池膜/電極接合体の再現可能な試験を行うことができる。
http://www.fuelcon.com/cms/index.php?id=pressemitteilungen_details&L=1&tx_ttnews[tt_news]=534&cHash=717b1313c489263ce8cef37c4ccbb20b

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