燃料電池ワールド Vol.1224 (2012/08/20 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1224
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■2012年08月20日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年08月17〜19日のWEB LINK NEWS
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2012/08/19 仙台「スマートタウン」発電が消費の1.7倍 余剰電気は売電(NEWS ポストセブン)

 『スマートコモンシティ明石台』は東北復興の一翼を担っていると聞き、さっそく現場へ足を運んでみた。 仙台駅から地下鉄で15分ほど。泉中央駅でタクシーに乗り換え、しばらく走ると住宅開発地が見えてきた。造成中の宅地の隣で、里山から野鳥の声が響く。積水ハウスが開発中の『スマートコモンシティ明石台』は431区画、3?4年かけて完成する大規模プロジェクトだ。今はまだその一部が姿を現わしたところ。

  私のお目当ては、「グリーンファースト ハイブリッド」というシステムを使ったスマートハウスがある街区。一見すると、普通の住宅と変わらない。しかし、瓦状の屋根は、実は太陽光パネルと一体型だという。
 同社・佐藤満長仙台支店長(55)はこう説明する。

 「弊社のスマートハウスの特徴は、太陽電池と燃料電池、蓄電池の3つの電池を組み合わせ自動連動させた点です。世界初のこのシステムで、省エネと同時に創エネ、蓄エネを実現しました。停電時には、3電池で自立的に運転するシステムに切り替わり、即座に電気がつくことになっています」 試算では、まち全体の年間発電量が2508MWh(メガワットアワー)。それに対して消費量は1469MWh。

 「発電量のほうが約1.7倍と多い。余った電気は売電し、近隣の地域へ1000MWh以上も供給できる計算です」と佐藤氏は胸を張る。
 「いわば、まちが丸ごと発電所というわけです」

 3つの電池を組み合わせ、バランスよく制御するための情報技術が、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)だ。電気の使用状況を液晶パネルで「見える化」するとともに、3電池からの電力供給を自動制御して切り替える。ガス代を含めても、電力会社に売電できる分と相殺すれば、光熱費はほぼゼロに。「スマート」たるゆえんだ。この3電池を備えた「グリーンファースト ハイブリッド」の7棟は、完成からあっという間に完売したとか。秋にはさらに18棟増えて25棟になる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120819-00000005-pseven-soci

■海外ニュース
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<輸送>
●メルセデス・ベンツ社、カナダに燃料電池新工場を開設(2012年06月21日)

 メルセデス・ベンツ・カナダ社(Mercedes-Benz Canada)は、世界初の自動操作で燃料電池スタックを製造する3300平方メートルの工場をカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビーに開設した。この工場では、2012年6月7日に初めて自動生産による燃料電池スタックが製造され、製造工程の最適化を行った上で完全な連続生産が始められる。また、次世代型燃料電池スタックと生産技術の研究も並行して行われる。
http://media.daimler.com/dcmedia-ca/0-981-710711-1-1503792-1-0-0-0-0-1-13002-0-0-1-0-0-0-0-0.html?TS=1340370557126〔参考〕  メルセデス・ベンツ社が、グレーター・バンクーバー地域に製造工場を設置するという戦略的な決定をしたのは、昨年である。この地域には、ダイムラーとフォードが2007年に設立したオートモーティブ・フュエルセル社(Automotive Fuel Cell Cooperation:AFCC)があり、これはバラード・パワーシステムズ社の燃料電池自動車部門の後継企業である。今回のニュースは、燃料電池産業が集積を続けているグレーター・バンクーバー地域が、ますます世界的な拠点として成長していることを示している。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素エネルギー人材育成センター 第5回「高度人材育成コース」開催【再掲】
   〜 水素エネルギー分野の将来を担う若手研究者を育成 〜

 9月3日(月)から9月5日(水)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。

 世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 受講料無料! 定員40名に達し次第締切ります。
〜コースの概要〜
◇対象:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇日程:9月3日(月)から9月5日(水)の3日間
◇会場:(1、2日目) 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914号室
    (3日目)水素エネルギー製品研究試験センター
◇受講料:無料(交通費、宿泊費は受講者負担。)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加] 参加無料 
 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◆高度人材育成コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/3084.html
◆受講申込みについて (オンラインでお申込みください

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120620151141
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター、独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援:燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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