燃料電池ワールド Vol.1160 (2012/05/17 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1160
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■2012年05月17日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年05月16日のWEB LINK NEWS
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2012/05/16 HV、EV、クリーンディーゼルに第3のエコカー。どのエコカーを選ぶのが正解?(週プレNEWS)

 だが、そもそもの疑問として、エコカーとはいったいどんなクルマを指すのか。モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏が分かりやすく解説してくれた。

 「エコカーとは、ひと言で言うと『燃費がいいクルマ』のことです。燃費がよければ、化石燃料の消費、CO2の排出量とも少なくなり、環境への悪影響も小さくなりますから。でも、その“燃費のよさ”について、決まった数値はないんです。ただ、減税や補助金の対象にするため国が定めた燃費基準があり、それが便宜的に『エコカーの定義』としても使われているのが実情です。最新の『平成27年度燃費基準』では、クルマのタイプや車両重量ごとに基準値が決められています」
 詳しく分類すると、現状のエコカーは以下の6種類となる。
●ハイブリッド車(HV)
●プラグイン・ハイブリッド車(PHV)
●電気自動車(EV)
●クリーンディーゼル
●第3のエコカー

 高度なエンジン制御技術などを搭載した「新世代ガソリン車」のこと。エンジンの高効率化やアイドリングストップ機構の搭載はもちろん、ボディの軽量化、空気抵抗の低減なども駆使し、ハイブリッド車並みの「リッター30?」の燃費を達成するモデルもある。
●燃料電池車(FCV)

 水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、その電力をエネルギーとするエコカー。排出するのは水だけ。ただし、化学反応に必要な触媒にプラチナを使うため、価格は「一台1億円」とも。また、水素供給インフラを整備する困難さも課題。トヨタのFCVは、ハイブリッドシステムも搭載するため「FCHV」と呼ぶ。

 長い目で見れば、現在はまだまだエコカー黎明期。今の自分の使い方にあったクルマを選べば、どのエコカーでも正解だということだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120516-00000389-playboyz-bus_all
※写真あり

2012/05/16 現代自・SKグループ、北欧企業と燃料電池で相次ぎ提携(朝鮮日報日本語版)

 現代自動車は15日、ノルウェーで水素充電所運営を専門に手掛けるハイオプ(HYOP)と水素燃料電池車の試験的な普及に関する覚書を結び、環境対応車の普及を開始すると発表した。

 一方、SKグループもデンマークの燃料電池開発企業、トプソー・フュエル・セルと次世代燃料電池システムの共同開発と事業化に向けた契約を結んだ。

 燃料電池は水素、天然ガス、軽油などの燃料を化学反応させ、電気エネルギーに変換する発電装置を指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000802-chosun-kr

2012/05/16 ソウル市 水素燃料電池発電所29か所設置へ(聯合ニュース)

 【ソウル聯合ニュース】ソウル市は16日、大規模な停電にも都市インフラがまひすることがないよう、水素燃料電池発電所を拡充する方針を明らかにした。

 2014年までに29か所の水素燃料電池発電所と、102か所の建物用水素燃料電池を設置することにした。発電事業者と民間資本の参加も誘導する。

 水素燃料電池は騒音が小さく有害物質を排出しないため、輸送や発電、家庭、携帯用など幅広い分野に活用することができる。

 ソウル市の水素燃料電池生産量は現在5200キロワットだが、今年5万キロワット、2013年に8万2000キロワット、2014年に9万8000キロワット、計23万キロワットに拡充し、約40万世帯に電力を常時供給する計画だ。

 発電施設を市内各地に分散設置し、非常停電時には地下鉄や上下水道などの安定運営に用いる。

 市関係者は「水素燃料電池の拡充事業がソウルの電力自立基盤を構築する契機になると期待する」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000002-yonh-kr

2012/05/16 「エコ技術は日本が最高」 現代車が異例にも…(中央日報日本語版)
韓国の現代(ヒョンデ)自動車が日本のエコカー技術を持つ人材を誘致する。来月15日に東京で、留学生対象採用行事「第1回現代グローバルトップ タレント・イン・ジャパン」を開催する。大企業が米国人留学生を対象に現地人材誘致行事を開くことは多いが、日本での行事は異例。
孔泳云(コン・ヨンウン)現代車常務は「日本はハイブリッド車大量生産分野で世界最高。このため日本の技術を習得した留学生人材を採用する考え」と説明した。また「エコ分野の人材をうまく採用するのが現代車の未来競争力を左右する」と語った。
選抜は徹底的に実力中心となる。対象は理工系の修士・博士または経歴社員。まず「エコカーおよび未来自動車核心技術」に関する発表があり、ここで高い点数を受けた人の中から役員面接で最終合格者を決める。21日まで現代車採用ホームページ(recruit.hyundai.com)で願書を受け付ける。
また現代車はこの日、欧州最大の水素ステーション運営会社であるノルウェーのHYOPと水素燃料電池車普及のための了解覚書(MOU)を締結した。現代車がノルウェーの公共機関や企業・タクシー会社に水素自動車を普及できるようHYOPが支援し、現代車と水素ステーションの新設について協議するという内容だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000007-cnippou-kr

■海外ニュース
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<輸送>
●プロトン・パワー社、商用トラックに燃料電池航続距離延長システムを統合(2012年03月26日)

 プロトン・パワーシステムズ社(Proton Power Systems plc)は、燃料電池動力と航続距離延長システム(range extender system:REX)をスミス・エレクトリック・ビークル社(Smith Electric Vehicle)の商用トラック「ニュートン(Newton)」に完全統合することに成功したと発表した。このことは、2010年からREXシステムの商用化を始めたプロジェクトの完成を意味しており、プロトン社にとっては重要なマイルストーンである。

 プロジェクトの最初の段階は、プロトン社の水素燃料電池システムから「エジソン」の運転領域に追加エネルギーを提供することを実証するために、スミス社の軽量トラック「エジソン(Edison)」にREXシステムを統合することだった。次の段階では、「ニュートン」トラックにREXシステムを統合した。そして、この統合は、低温始動中やエアコンがバッテリーの許容範囲で作動する間、追加の電力を提供してバッテリーの能力と保護を増進させることに貢献している。

 スミス社とプロトン社は路上試験の後、「ニュートン」トラックにREXシステムを搭載して商業化する予定であり、2012年から2013年の間にドイツの消費者に最初の20台を販売することを目標にしている。
http://www.protonpowersystems.com/fileadmin/Dokumente_2012/NEWTON_FINAL_RNS_Mar_2012.pdf

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