燃料電池ワールド Vol.1120 (2012/03/16 10:29)

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□燃料電池ワールド Vol.1120
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■2012年03月16日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年03月15日のWEB LINK NEWS
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2012/03/15 震災対応GSきょう開店 津波の一時避難場所に 石巻(河北新報)

 JX日鉱日石エネルギー(東京)は15日、宮城県石巻市大街道西2丁目の国道398号沿いに、津波浸水などに対応した震災時対応ガソリンスタンド(GS)の1号店をオープンさせる。

 開店するのは、カメイ(仙台市)が運営する「Dr.Driveセルフ石巻大街道店」。給油機は従来にはない防水型で、モーター部分は簡単な作業で交換できる。浸水に備え、事務所2階に非常用発電機や燃料電池を設置した。長期間の停電でも、約1カ月間の営業ができる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120315-00000004-khks-l04

2012/03/15 開発進む、次世代自動車向けエネルギー(Impress Watch)

 東京ビッグサイトで2月29日?3月3日に開催された新エネルギー、省エネルギーに関する展示会「スマートエネルギーWeek 2012」に行ってきました。これは水素・燃料電池展、2次電池展、太陽電池展を含む7つの展示会が同時に開催されたもので、3日間で合計9万3000人もの方が足を運ばれたのだとか。

 まず燃料電池車(FCV)はどうなっているのか。HySUT(水素供給・利用技術研究組合)は毎年この展示会に出展していて、各社の技術や水素ステーション(充填機)などを紹介しています。

 今回は各社とも、技術的な展示に大きな変更や進化を具体的に示す内容は特になかったような印象がありました。トヨタ、日産、ホンダは、2015年に燃料電池車を市販化すると発表しています。具体的な紹介が新たになされていなかったことをポジティブに捉えれば、実車化に向けた開発が水面下で進んでいると考えられます。

 燃料電池車の市販化に向けネックになっているのは、やはり価格。燃料電池車の開発が始まった当初は1台2億円などと言われた車輌価格は、近い将来1000万円台くらいまで下げたいと考えているのだとか。現在は各社で高価な白金の使用量を減らす研究・開発が進められ、市販化に向けて品質管理を含む耐久性への現実的な取り組みを行っていると、壁に並んだボードでは紹介されていました。

 インフラも重要です。充填機を参考出品しているメーカーに値段を聞くと、「値段はまだまだ付けられるレベルではない」と言います。燃料電池車が3年後の市販化を目指すためには、水素ステーションの数をイッキに増やして利便性を高めるために、充填機そのもののコストダウンなども必要でしょう。より現実的な段階へと進むためには、インフラとハード両面の整備や進化が普及に向けて求められるのではないでしょうか。

 3年後の市販化……どんなカタチで実現するのか、私にはまだ先が見えませんでした。「まだ3年もあるから」という見方をする方もいます。が、開発現場における3年間という時間が長いのか短いのか、私には計り知れません。あと3年……と思えるからです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120315-00000007-impress-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●P&G社、フォークリフト用に200基以上の燃料電池を購入(2011年12月07日)

 プラグパワー社(Plug Power)は、世界最大の一般消費財メーカー、プロクター&ギャンブル社(Procter & Gamble Co.:P&G)に200基以上の燃料電池ユニット「ジェンドライブ(GenDrive〓)」を提供する。この燃料電池は、運営費を削減して操業効率を改善するために、カリフォルニア州やルイジアナ州、ノースカロライナ州にあるP&G社の工場の電動フォークリフトに組み込まれる。
http://www.plugpower.com/News/PressReleases/11-12-07/PLUG_POWER_ANNOUNCES_NEW_MULTI-SITE_GENDRIVE_FUEL_CELL_CUSTOMER.aspx

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