燃料電池ワールド Vol.1014 (2011/10/03 10:12)

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□燃料電池ワールド Vol.1014
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■2011年10月03日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆第1回「経営者(燃料電池自動車)コース」開催 ★新設★【再掲】

 11月17日(木)、自動車関連企業の経営幹部の皆様を対象に、第1回経営者(燃料電池自動車)コースを開催します。燃料電池自動車の基礎知識の習得を目指すとともに、2015年の燃料電池自動車市場化に向けた経営判断に役立つ業界動向の最新情報をお伝えします。

 水素とは何か、これまでの自動車と燃料電池自動車は何がちがうのか。2015年の市場化をきっかけに何が変わるのか。

 皆様の疑問に一流の講師陣がお応えします。水素ビジネスへの参入を目指す経営者や幹部のみなさまのご参加を心からお待ちしています。
◇日程 11月17日(木)12:50?17:00
◇会場 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914、915号
    (福岡市西区元岡744番地)
    http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
◇定員 40名(定員に達し次第、申込を締め切ります)
◇受講料 3,000円/人
◇名刺交換会 2,000円/人
◇申込締切 11月10日(木)
◇カリキュラム
12:50〜13:00 開講式  戦略会議
13:00〜13:40 校長講話 渡邉浩之校長(トヨタ自動車(株)技監)13:50〜15:20 燃料電池自動車の市場化に向けた取組み

   大仲英巳氏(トヨタ自動車(株)FC開発本部主査・担当部長)15:30〜16:30 燃料電池自動車の普及に伴う業界動向予測
   丹下昭二氏(山梨大学客員教授)
16:40〜17:00 施設見学(選択制)
17:10〜18:30 交流会
★コース詳細はこちら
  http://www.f-suiso.jp/1st_fcv-course.html
★オンライン申込みはこちら

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110915110527
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、(公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

■2011年09月30日〜10月02日のWEB LINK NEWS
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2011/09/30 太陽光発電で182万キロワット、新エネルギー構想で県が14年度目標を提示/神奈川(カナロコ)

 県は29日、黒岩祐治知事が打ち出した「かながわスマートエネルギー構想」の実現に向けた当面の取り組み目標を提示した。2014年度に県内で年間30億キロワット時相当の新エネルギーを創出するため、太陽光発電を軸に普及促進を図る。

 新エネ創出の目標は設備容量ベースで194万キロワット。うち182万キロワットは太陽光発電で賄う。このほか風力、小水力、温泉熱による発電や家庭用燃料電池の普及で12万キロワットとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000006-kana-l14

2011/09/30 県:特区3件を申請へ 国際戦略と地域活性化 /岐阜(毎日新聞)

 県は、規制の特例措置や税制・金融などの支援措置を国が行う「総合特区」の指定申請を30日に行うと発表した。国際戦略総合特区1件と地域活性化総合特区2件を申請する。

 「次世代エネルギー振興特区」は下呂市で進められている燃料電池とバッテリー、太陽光発電などを組み合わせたスマートハウスと、それらを複数まとめてスケールメリットを生み出すスマートグリッドの形成▽戸建て、集合住宅での次世代エネルギー導入▽小水力発電の整備などへの補助を求めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000136-mailo-l21

2011/09/30 <燃料電池車>公道走れる…大阪産大、メーカー以外で初認可(毎日新聞)

 大阪産業大(大阪府大東市中垣内3)は30日、学生主体の教育プロジェクトで製作した燃料電池車が、自動車メーカー以外で国内初の公道走行認可を得たと発表した。

 同大学は02年に燃料電池車の研究を開始。05年からは学生主体のプロジェクトで、のべ約50人の学生が関わりながら試作を重ね、今年8月31日、4代目に当たる「OSU?T4」が国交省近畿運輸局からナンバーの交付を受けた。

 車両は2人乗りで全長3メートル83センチ、重量が720キロ。平均200キロの連続走行が可能で、最高時速は80キロ。特徴は燃料電池の出力が7.5キロワットと、自動車メーカーが市販する燃料電池車の10分の1以下であること。燃料電池は大型になると高価なため、バッテリーで足りない出力を補うシステムを採用して小型化することに成功した。

 指導教官の山田修教授は「夢と希望をもってやってきた学生の力だ」と感動気味。プロジェクトリーダーの工学部3年生、西峯弘泰さん(20)は「英語で書かれた燃料電池の説明書を翻訳してくれたことなど、先輩の努力の積み重ねがあってのことと感謝しています」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000135-mai-soci
※写真あり

2011/10/01 豊田市:次世代エネルギー推進、創造特区指定を国に申請  /愛知(毎日新聞)

 豊田市は30日、低炭素社会づくりを目指し、地域活性化総合特区「次世代エネルギー・モビリティ創造特区」の指定を国に申請した。市はすでに「環境モデル都市」(内閣府)、「次世代エネルギー・社会システム実証地域」(経済産業省)の選定を受けて、国の支援制度を活用しながら環境、交通面を中心に施策を推進している。特区指定により財政支援、税制優遇、規制緩和を期待している。

 予定している主な取り組みは、次世代型燃料電池バスの導入や水素ステーションの整備など安全で快適な交通の整備、小水力発電システムの開発、創エネ・蓄エネ技術の開発促進によるエネルギーの地産地消モデルの構築など。

 県、トヨタ自動車、名古屋大学など28団体で組織する「地域協議会」で事業を推進する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111001-00000034-mailo-l23

2011/10/01 シリコン半導体が’光合成’を行う’人工葉’をMITが開発(TechCrunch Japan)

 MITの画期的な発明、“人工葉(artificial leaf)”の話を聞いたのは、今年の3月だ。それは、太陽光だけから、酸素と水素を作り出す。昨日(米国時間9/29)出たScienceに記事が載ったが、研究チームはその装置の動作を示すビデオもリリースしている。

 装置と書いたけど、むしろそれは素材だ。可動部分がないし、特定の形状やサイズもない。その’葉’は半導体のシリコンで、表(おもて)面にコバルト製の特殊な触媒が塗ってある。2008年にDaniel Noceraのプロジェクトで発明され、裏面はニッケル/モリブデン/亜鉛の合金だ。太陽光がシリコン内に電流を作り出し、触媒が水の分子をH2とO2の気体に分解する。その気体は、’葉’の裏面から泡になって出る。

 ビデオはそれほど感動的でもないが、どれぐらいのエネルギー変換率かは見当がつく:

 その気体を燃料電池に蓄えて、エネルギーと純水の産出に利用することもできる。

 Noceraらの研究者はSun Catalytixという会社を作って独立し、人工葉の研究、応用、マーケティングを行っていく。昨年はTataなどの投資家から$9.5M(950万ドル)を調達した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111001-00001336-techcr-sci

2011/10/02 夢のクルマ“ソーラーカー”実用化のリアリティは?(web R25)

 原発事故の影響もあり、最近注目を集めている太陽光発電。昔から「夢のクルマ」として研究されているソーラーカーも、この流れに乗って一気に実用化、なんてことになるのだろうか?

 「ソーラーパネルで集めた太陽光を電力に変換させてモーターを回す。これがソーラーカーの仕組みです。実用化に向けて問題なのは変換効率。地上に到達する太陽光のエネルギーは1平方メートルあたり1kWですが、どんなに優れたソーラーパネルでも、そのうち36%程度しか電力に変換できません。車体にびっしりソーラーパネルを貼っても、せいぜい3平方メートル。つまり1kW程度しか電力は得られないんです」

 そう教えてくれたのは、数々のソーラーカーレースで優勝経験を持つ玉川大学ソーラーチェレンジプロジェクトを率いる小原宏之教授。1kWを馬力に換算すると約1.4馬力。市販されている軽トラックでも最高出力は50馬力程度あるので、これは何とも心もとない。

 でも、玉川大学のソーラーカーはレースで3日間に1000km以上も走ったと聞きましたが?

 「それは私たちのソーラーカーが太陽光と水素のハイブリッド車だから可能なんです。水素をエネルギーとする燃料電池を併用すれば、雨の日や夜も走行できますからね。私たちの研究所では、化石燃料を使わずにバイオマスから水素を生成する研究も進んでいます」

 太陽光だけに頼ったソーラーカーは現実的ではないみたい。太陽光発電の弱点を補う燃料電池との組み合わせにこそ、ソーラーカーの未来があるようだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111002-00000001-rnijugo-ent

2011/10/02 実は7種類もあるらしい「エコカー」の基礎知識(web R25)

 エコカーといえば、ハイブリッド自動車や電気自動車を思い浮かべる人が多いのでは? けれど、実は他にもたくさん種類があるようだ。独立行政法人環境再生保全機構によれば、大きく分けて7種類に及ぶとのこと、さっそくそれぞれの特徴を調べてみた。

 そして、今後に期待がかかるのが、水素と酸素の化学反応で電力を得る究極のエコカー(7)「燃料電池自動車」。現状では開発コストが高く、自動車会社・エネルギー事業者からは、2015年から市場に本格導入するとの共同声明も。普及にはまだ時間がかかりそうだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111002-00000004-rnijugo-ent

2011/10/02 とよた産業フェスタ:家族連れで盛況??きょうまで・豊田 /愛知(毎日新聞)

 豊田市の産業を紹介したり、農産物を即売する「とよた産業フェスタ2011」が1日、豊田スタジアムで始まった。

 ものづくり、環境、防災などのテーマごとに約160店が出店。手づくり燃料電池自動車の試乗会や自立型ロボットのプログラミング体験のほか、空き缶やペットボトルをつり上げて分別収集すると抽選券がもらえるコーナーなどさまざまな催しが用意され、家族連れなどでにぎわった。豊川のいなり寿司(ずし)など人気のB級グルメの販売コーナーには行列ができていた。2日も行われる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111002-00000062-mailo-l23

2011/10/02 サイエンスフェスティバル:楽しく科学学ぶ 富山大できょうまで /富山(毎日新聞)

 理科離れが進む子どもたちに科学の楽しさを知ってもらおうと「サイエンスフェスティバル2011」が1日、富山市五福の富山大理学部で始まった。2日まで。入場無料。

 初日は色ガラスで模様をつけたガラス玉を作ったり、フルーツの香りを人工的に合成したり、燃料電池でおもちゃの機関車を走らせる体験コーナーがあり学生らの指導で子どもたちがいきいきと実験に取り組んでいた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111002-00000244-mailo-l16

■海外ニュース
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<定置用電源>
●セラミック・フュエルセルズ社、サネボ社と販売取引を結ぶ(2011年07月25日)

 セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited:CFCL)はサネボ・リゼンツ社(Sanevo Lizenz-GmbH & Co. KG)と、ドイツとオーストリアの地域で「ブルーゲン(BlueGen)」燃料電池の市場開拓と販売、設置、アフターサービスを行う販売契約を結んだ。サネボ社は、1年目に配送される100基のブルーゲンユニットの初注文を出した。2年目の最低目標は500ユニット、3年目、4年目の目標は2000ユニットとしている。

 この100基の注文は、セラミック社のブルーゲン製品にとってこれまでで最大の注文である。フランクフルト近郊のオッヘンバッハに本社を置くサネボ社は、120以上の販売パートナーをとおしてドイツに最新のコージェネ製品を販売した実績を持っている。また同社は、ドイツ最大の電気やガス、水道、通信などの独立系供給者であるSAG社とブルーゲン製品の設置とアフターサービスを提供するための協力関係を持っている。ドイツとヨーロッパに8300人のスタッフを抱えるSAG社は、総売上高は100億ユーロ(約1兆円)に達し、ドイツ国内には120以上の店舗を構えている。サネボ社とSAG社は2011年4月に、自社で所有するビルにブルーゲンをそれぞれ設置している。
http://www.cfcl.com.au/Recent_announcements/?Year=2011
〔参考〕この記事のようにドイツでも家庭用燃料電池の普及が進められている。ドイツでは家の構造上、燃料電池設備は地下室に設置することになり、屋外に設置する日本の家庭用燃料電池のサイズでは設置できないようである。

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