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□燃料電池ワールド Vol.986
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■2011年08月22日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2011年08月19〜21日のWEB LINK NEWS
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2011/08/20 <中華経済>内モンゴルで100億元のEV産業プロジェクト着工―中国(Record China)
2011年8月19日、内モンゴル自治区包頭市青山区で投資総額100億元(約1200億円)規模の電気自動車(EV)産業化プロジェクトが着工したことが明らかになった。EV用リチウムイオン電池や永久磁石モーターなどの研究開発と産業化を行う。中国の各メディアが伝えた。
このプロジェクトに出資したのは、クリーンエネルギーやバイオテクノロジーを専門とする投資会社、北京邦盛投資有限公司で、投資総額は100億元。第1期では20億元を投じて、リチウムイオン電池、電池材料、EVの生産拠点を建設し、続く第2期では80億元を投じて、永久磁石モーターやメタノール燃料電池といったコア部品の生産拠点を建設する。
完成後は年間3万個を超えるEV用電池や電池材料を生産し、年間売上200億元超を見込む。海外の先進技術を積極的に導入することで内モンゴルの新エネルギー産業の発展を促し、世界一流のEV産業拠点を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110820-00000012-rcdc-cn
2011/08/20 【インタビュー】ホンダジェット藤野社長…拠点は迷わずアメリカ(レスポンス)
米ノースカロライナ州にある『ホンダジェット』生産設備が媒体に初公開された。ホンダ・エアクラフトカンパニー・インコーポレーテッドの藤野道格社長は「市場に近いところでないとニーズに応じた製品を開発・生産できない」という。
Q:なぜホンダが航空機を作ったのですか?
藤野 ホンダという会社、我々はモビリティのリーディングカンパニーと呼んでいまして、必ずしもホンダ自動車とかホンダオートバイと自分たちを型にはめないで、常に新しいモビリティ、あるいはモビリティの発展を助けるようなツールを提供するというコーポレート・フィロソフィーに従って会社を運営し、会社は成長しています。ですからバイクから始まりましてクルマに入りましたけれど、クルマの中でも最先端のレースや『FCX』、燃料電池といった最も進んだ自動車の開発、そして最も進んだビジネスジェットの開発というプロダクトラインナップになっています。スピードで表現するとバイクの45マイル/hから始まりホンダジェットの480マイル/hに達したということで、これからさらにスピードを上げて行きたいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110820-00000012-rps-bus_all
■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ハイドロジェニックス社、ドイツの水素ステーションに電解槽を提供(2011年06月16日)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、南ドイツにある水素ステーションに電解槽「ハイスタット60(HySTAT60)」を1基、提供する予定である。この電解槽は、風力発電からの電力を利用して再生可能水素を1日あたり130kgまで生産する計画である。
●ハイドロジェニックス社とオンタリオ卸売電力市場、電力系統安定化技術の実証を完了(2011年06月16日)
ハイドロジェニックス社はまた、オンタリオ卸売電力市場(Independent Electricity System Operator:IESO)と革新的な試みを成功裏に完了した。この試みとは、実用規模の電力系統安定化のために電解技術の実行可能性を実証することだった。この実証の間、ハイドロジェニックス社の電解槽「ハイスタット」からの電力は、オンタリオ卸売電力市場から秒ごとに送られる調整信号を動かすために反応して、オンタリオ市の周波数調整に貢献した。
オンタリオ卸売電力市場とハイドロジェニックス社は、ハイドロジェニックス社の本社に現在設置している電解槽を使って、水素装置が現実のシステムに組み込まれた状態で如何にして調整信号に追従するかという課題を共同して検証した。そして、地域内伝送の制約を緩和している間、電力需給のより良いバランスを実現した。
http://www.hydrogenics.com/invest/News_Details.asp?RELEASEID=585507〔参考〕オンタリオ卸売電力市場(Independent Electricity System Operator:IESO) 「オンタリオ州では2002年に電力自由化が行われましたが、電力自由化に先立ち1998年にElectricity Competition Actにより州営のOntario Hydroは5社に分割され、Ontario Power Generation(発電会社),Ontario Hydro Services Co.(後に社名変更し、Hydro Oneとなる?送配電会社)、Independent Electricity Market Operator(独立系統運用機関)、Electrical Safety Authority(電気保安安全基準局)、Ontario Electricity Financial Corporation(Hydro Oneの不良債権処理会社)となりました。
その後2003年の北米大停電を受けて、2004年に長期需給と系統信頼度確保を目的に電力再編法が成立し、オンタリオ州電力庁(OPA)が設立され、上記独立系統運用機関も監視機能強化と共に名称もIndependent Electricity System Operator(IESO)と変更されました。
尚、長らくオンタリオ州の市場を独占してきたOntario Hydroは電力会社にも係わらずHydroと親しまれて来たのは当時はほとんど水力発電に依存していた為です。」
http://www.torontoshokokai.org/trillium/200902/-gyokai_0902.html
この機関の仕事の内容や電力料金の決め方など、具体的な情報が載っている。↓
http://8910.teacup.com/higasiuti/bbs/14316
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