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□燃料電池ワールド Vol.983
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■2011年08月17日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2011年08月16日のWEB LINK NEWS
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特にありません。
■海外ニュース
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<輸送>
●エアバス社とパーカー社、燃料電池補助電源を開発(2011年06月21日)
エアバス社(Airbus)はパーカー・エアロスペース社(Parker Aerospace)と、次世代短通路型航空機用に多機能型燃料電池補助電源(fuel cell auxiliary power unit :APU)システムを開発するチームを組んでいる。
今日の補助電源装置とは異なり、この新型システムは、電気とブリード空気(抽気、bleed air)を発生するだけではなく、燃料タンクから出てくる水素と外気中の酸素との化学反応による副産物として、移動できる水と酸素を使い果たした空気(不活性ガス)を生成する。この水が航空機の淡水システムに補給されることができる間、不活性ガスは主燃料タンクと貨物室の消火設備のために使われることが可能となった。
このことは、航空機のシステム構築に根本的な変化をもたらしたとともに、もうすぐ就航するA350やA320ネオなどの現存の航空機モデルのための一つの改造オプションを除外する。
両社は、2015年ごろに飛行試験が可能な技術実証機を作り、1年後には「技術成熟度レベル6(technology readiness level 6)」で新型航空機開発チームに提供する予定である。
http://www.flightglobal.com/articles/2011/06/21/358391/paris-airbus-signs-up-parker-for-fuel-cell-apu-replacement.html〔参考1〕パーカー・エアロスペース社(Parker Aerospace) 航空宇宙とは、航空機を安全に制御する技術です。パーカーは航空機向けのシステムとコンポーネントを設計、構築、サポートしており、現在運行されている多くの航空機に採用されています。
パーカー・エアロスペースは、EMIの安全性、誘電アイソレータ、燃料電池、スマートポンプなどの次世代技術の研究開発における革新的な中核技術に注力しています。
http://www.parker.com/portal/site/PARKER/menuitem.32bcb7a3261df19e54524310237ad1ca/?vgnextoid=68277c23af763110VgnVCM10000048021dacRCRD&vgnextfmt=JP〔参考2〕技術成熟度レベル6(technology readiness level 6) NASAが提案した技術成熟度(1〜9段階)を示す用語。レベル6は「適切な環境で実証/検証されたモデルまたはプロトタイプ・システム/サブシステム」と定義される。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/004/shiryo/.../004.pdf〔参考3〕航空機の補助電源の役割について、または記事中に出てくる抽気(エンジンのコンプレッサから直接抜き出した高温高圧空気)について理解する一助となるサイトなど。「補助動力=APUは、主動力=主ENGよりずっと小型で、P&W CanadaのPT-6程度の小型turbineエンジンです。PT-6はKingairなんかに使われています。APUは電力供給に加え圧縮空気(Bleed Air)も供給できます。turbineエンジンは構造上、圧縮空気を取り出すことが容易で、(レシプロでもTURBO付であれば可能)この圧縮空気は動力として利用します。
主エンジンは大型なので、電力STARTERで始動するには装置が大型になってしまい困難、そこでAPUの空気力を利用して始動するというのが現在主流の方法です。例外も出現しつつあるらしいですが、これについては良く知りません。APUから主ENGにはこのBleed-Airを送るパイプが繋がっていて、大抵はコクピット頭上の操作パネルのセレクタで経路を選べるようになってます。」
http://mimizun.com/log/2ch/space/1167227220/
「航空機の環境保全技術の現状と動向」4〜5ページにかけて、動力源の電動化や燃料電池の適用についての説明がある。↓
http://www.iadf.or.jp/8361/LIBRARY/MEDIA/H17_doukochosa/H17-5-5.pdf抽気について「航空実用事典」より↓
http://www.jal.co.jp/jiten/dict/p147.html
航空機のエアコンと補助電源、抽気などのわかりやすいブログ↓
http://www.skylife.jal.co.jp/2011/06/post-79.html
http://www.skylife.jal.co.jp/2010/10/747-400-1.html
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】
8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。
燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)
【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]
参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/jinzai.html
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