燃料電池ワールド Vol.971 (2011/08/01 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.971
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■2011年08月01日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年07月29〜31日のWEB LINK NEWS
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2011/07/29 JX仙台製油所 来年3月末生産再開 当初予定を前倒し(河北新報)

 JX日鉱日石エネルギー(東京)の木村康社長は28日、仙台市内で記者会見し、震災で甚大な被害を受けた仙台製油所(仙台市宮城野区)の復興計画を発表した。設備の復旧・改修費などに総額約500億円をかけ、停止しているガソリンなど石油製品の生産再開時期も前倒しする。防災対策として発電・蓄電機能を高めるほか、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の整備も検討する。

 再開時期はこれまでの2012年夏予定から同3月末に早める。木村社長は「東北でただ一つの製油所。重要な基地であり、競争力のある製油所の復興を通じて東北の経済と社会に貢献したい」と強調した。

 事務棟には防災機能を強化するため新たに太陽光発電設備(30キロワット)と燃料電池、蓄電池を設置する。検討するメガソーラーの設置場所は、出荷設備の移転に伴って生じる西地区の空きスペースを使う方向。

 木村社長は「一刻も早い生産再開、災害対応力の向上、新エネルギーの導入を柱に復興計画を作った」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000008-khks-l04

2011/07/30 スマホ好調のドコモは減収増益 Windows Phoneは来年夏から「検討」(+D Mobile)
●新たな災害対策にも注力

 東日本大震災の復旧は「エリア面では4月末に完了」(山田氏)しており、本格復旧を9月末に計画する。また、新たな災害対策として今年度に205億円の設備投資を行う。

 さらに2012年の導入開始を目指して、震災や環境に配慮した“グリーン基地局”を開発中だ。グリーン基地局では通常の商用電力とともに、風力、太陽、バイオ系燃料電池などの発電機やリチウムイオンバッテリーを導入。「グリーン電力制御コントローラー」により、発電量や必要な電力量に応じて、基地局やバッテリーに電力を割り振る。バッテリー利用によるピーク電力の削減や、停電時の電力確保に役立つという。将来的には、基地局が電力を融通しあうスマートグリッドの構築を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000005-zdn_m-mobi
※表あり

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●コムスコープ社、燃料電池をCATV通信技術者協会に提供する予定(2011年06月30日)

 コムスコープ社(CommScope, Inc.)は、CATV通信技術者協会(Society of Cable Telecommunications Engineers:SCTE)へ同社の水素燃料電池システムを提供する。この燃料電池は、ペンシルバニア州エクストンの協会本部のデータセンターで、64時間の発電ができる非常用電源として使われる予定である。
http://commscope.newshq.businesswire.com/press-release/broadband-cable-telco-market/commscope-supply-hydrogen-fuel-cell-solution-scte〔参考〕コムスコープ社は、通信ケーブルを製造する世界的な大手企業である。そして2008年に、カナダの燃料電池メーカー、ハイドロジェニックス社と通信バックアップ電源用の次世代燃料電池システムを共同開発した。その製品を、本業である通信ケーブル業界に提供しだした、というのがこの記事である。

 CATV通信技術者協会本部は、従来のディーゼル発電機によるバックアップ電源の代替エネルギー計画を進めていて、第1弾として2010年に太陽光発電による48時間のバックアップ電源を設置しており、この燃料電池は第2弾となる。

 ハイドロジェニックス社との燃料電池システムの共同開発過程及びシステム構成、検討結果などを報告した論文は、独立行政法人科学技術振興機構の複写サービスから入手できる。
http://jdream2.jst.go.jp/jdream/action/JD71001Disp?APP=jdream&action=reflink&origin=JGLOBAL&versiono=1.0&lang-japanese&db=JSTPlus&doc=09A0211458&fulllink=no&md5=c9681ec13b4a6b67895015b46001ed13

 なお、コムスコープ社は2011年1月に米国の投資ファンド、カーライル・グループによって買収されたとの報道がある。
http://www.lfw-japan.jp/news2011/news_20110118_03.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】

 8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)

    【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]

  参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html

●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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