燃料電池ワールド Vol.969 (2011/07/28 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.969
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■2011年07月28日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年07月27日のWEB LINK NEWS
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2011/07/27 【新エネルギー 現地から考える】(7)米、スマートグリッド実験区(産経新聞)
■電力、ビルが「自己管理」

 ロッキー山脈の南、標高1600メートルの赤茶けた大地にあるニューメキシコ州のアルバカーキ。その郊外の「メサデルソル(太陽のテーブル)」と名付けられた開発中の街で、米国さらには世界の次世代エネルギー政策のカギを握る試みが続けられている。

 その名の通り、帽子のつばを下げたくなるほど日差しが強い。「年に300日以上は晴天だからね。われわれの実験には最適の場所だよ」。一帯の開発を担うフォレストシティ社のマニュエル・バレッラ氏は笑う。この街を舞台にしたスマートグリッド(SG、次世代送電網)の実証実験を支える技術者だ。
 ◆気象に合わせ空調

 SGはIT(情報技術)を駆使して、電力を送る側と消費する側を結び、双方向から電力の流れを制御して、効率的な電力の循環を実現させる「賢い(スマートな)送電網」。太陽光や風力といった再生可能エネルギーの普及に不可欠なシステムとして、福島第1原発事故以降、実用化が世界的に急がれている。

 ソーラーパネルに反射する光がまぶしい3階建ての商業ビルがSGの実験場だ。ビルには太陽電池と燃料電池、ガスエンジンを組み合わせた300キロワット超の自家発電能力がある。

 冷房がガンガン効いた夏の米国には珍しく内部は、心地よい温度が保たれていた。「気象条件に合わせて、発電装置や空調システムをどう調整し、全体の電力消費を抑えるか。そのデータ収集が実験のポイント」とバレッラ氏は話す。
 ◆経済再建の契機
 ◆日本企業も参加

 メサデルソル地区の実験には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や東芝などが参加し、SG普及に向けた世界標準の確立を目指している。「技術を磨いて日本での実用化に備える」(NEDO)狙いもある。

 だが、SGにはアキレス腱(けん)もある。米国で相次ぐサイバー攻撃への懸念だ。米国家科学技術会議は6月、送電網を保護する安全対策の重要性を提言した。十分な対策を講じなければ高い代償を払うことになりかねない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000126-san-int
※写真あり

2011/07/27 スマートシティ、育む芽 不動産各社 「輸出」狙い相次ぎ開発(フジサンケイ ビジネスアイ)

 不動産各社が、省エネに配慮した環境型都市「スマートシティ」の開発に続々と名乗りを上げている。エネルギーを効率よく利用する先進的な街づくりを進めることで、郊外立地でも資産価値を高める効果が期待できるうえ、そのモデルを街ごと輸出すれば、新たな収益事業の育成につながるためだ。少子化で国内の頭打ちが避けられない中、付加価値を生む最先端の省エネ都市の開発を強化する動きがさらに広がりそうだ。
 ◆「世界標準の都市に」

 他の不動産会社では三菱地所も「大規模なマンションで導入を検討していきたい」(木村恵司会長)と、参入に意欲を示している。住宅会社では、積水ハウスが静岡県三島市で、家庭用燃料電池と太陽光発電に加え、各戸に利用状況を“見える化”するシステムを搭載する街区の開発に乗り出した。

 各社が、スマートシティの開発を急ぐのは、震災と原発事故で電力不足や節電の長期化が避けられない中、省エネや環境対応型の街づくりのニーズがより高まるとみているためだ。こうした中、いち早く開発に名乗りを上げることが、ブランド力向上につながると判断している。また「省エネ都市であれば、郊外でも資産価値の向上が見込め、これまでは手を出しにくかった土地でも採算が合うようになる」(大手不動産幹部)との思惑も働いている。

 国内市場の先に見据えるのは海外展開だ。地球規模の人口増加やエネルギー資源の枯渇を背景に、世界ではスマートシティ構想がめじろ押し。実際、30年までに世界では関連投資額が計約3100兆円に及ぶとの予想もある。大規模な世界各地の街区開発に参加すればビジネスチャンスが広がるのは間違いない。
 ◆“得意”の省エネ 武器
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000000-fsi-bus_all

2011/07/27 未来のモビリティの祭典「チャレンジ・ビバンダム」リポート(Impress Watch)

 フランスのタイヤメーカー、ミシュラン。その企業マスコットとして1898年に誕生したのが、日本やアメリカ市場に対しては「ミシュランマン」なる名前で紹介される、タイヤが積み重ねられたユニークな姿をモチーフとした「ビバンダム」だ。

 そんなこのマスコットの生誕100年を記念して、1998年に第1回大会が開催されたのが「チャレンジ・ビバンダム」なるイベント。「持続可能なロードモビリティを目指して」という副題が与えられているように、この先も人々が移動の自由を享受して行くためには、いったいどうして行けばよいのか皆で考えよう、という趣旨のミシュラン主催によるこのイベントが、今年は5月18日〜22日(現地時間)に、ドイツの首都ベルリンで行われた。
■歴史的遺構を舞台にした史上最大・最高のイベント
■130台を超える出展車両

 そんな素晴らしいロケーションの下で開催された第11回目となる今回のチャレンジビバンダムも、出展されたナンバー付き車両による一般道でのラリーや、様々なコンセプトカーなども含めての都心でのパレード。さらに、多くのセミナーやカンファレンス、モーターショーばりの特設ブースを用いての技術展示など、いつものように様々な内容が同時進行するカタチでプログラムが進められて行った。

 一方でメルセデス・ベンツやアウディは、すでに一般市販済みのハイブリッド・モデルに加えて、天然ガス車や燃料電池ハイブリッド車など様々な手法を用いたモデルをプロトタイプながら出展。やはり電動化は推進する一方で、同時に「それだけには頼らない」という“全方位戦略”をアピールしていたのが印象に残った。
■悲壮感の漂わないエコカーたち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000025-impress-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●ヘリオセントリス社、燃料電池駆動のごみ収集車を実証試験(2011年06月27日)

 ドイツ連邦交通省(German Federal Ministry of Transport)の支援を受けて、ヘリオセントリス・エナジーシステム社(Heliocentris Energiesysteme GmbH)とFAUN社は、燃料電池駆動のごみ収集車を開発した。この車両は32kW級燃料電池発電ユニットで作動し、ディーゼル・エンジンの排気問題の解決をめざしている。

 この車両は現在、ベルリン市清掃局(BSR)と実地試験を行うことになっており、ベルリン市内のアドラースホーフとフリードリッヒスハイン、リヒテンベルグ各地区で今後2年間にわたり毎日運行される予定である。
http://www.heliocentris.com/en/about-us/press/news/news-detail/article/hydrogen-fuel-cells-for-a-cleaner-environment.html?tx_ttnews[backPid]=42&cHash=df9935915fc54eff139330ca7e35125f〔参考〕FAUN社  油圧クレーンメーカー。株式会社タダノのドイツ連結子会社

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】

 8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)

    【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]

  参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html

●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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