燃料電池ワールド Vol.740 (2010/08/09 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.740
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■2010年08月07日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年08月06〜08日のWEB LINK NEWS
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2010/08/06 米国、自動車用燃料電池でシェア拡大へ=オバマ大統領(ロイター)

 [ワシントン 5日 ロイター] オバマ米大統領は5日、経済専門局CNBCとのインタビューで、米国が2015年までにハイブリッド車および電気自動車向け燃料電池市場で最大40%のシェアを獲得すると予想していると述べた。

 大統領は自動車メーカーが電気自動車を含め、より燃費効率の良い車を作るために新しい技術を採用していると指摘。「さらにわれわれは、米国で全体的に高度なバッテリー製造産業を構築しつつある。われわれのその市場でのシェアは2%だったが、2015年までに最大40%を占めると予想している」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100806-00000678-reu-bus_all
※写真あり

2010/08/06 トヨタ、中部電、豊田市 スマートグリッド実証へ推進協設立(産経新聞)

 トヨタ自動車や愛知県豊田市などは、電力需給を戸別のIT(情報技術)機器で調整するスマートグリッド(次世代送電網)の実証実験の推進母体を設立した。

 「豊田市低炭素社会システム実証推進協議会」は、トヨタ、同市、中部電力、コンサルティング会社のドリームインキュベータ(東京都目黒区)の4者が幹事会社となる。4者を含む20の企業や団体が共同で、同市に新たに造成する住宅団地70戸で、今年度から2014年度までの5年間実証実験を実施する。

 実証実験では、トヨタのプラグインハイブリッド車(PHV)など次世代環境車を、“動く蓄電池”として活用。太陽光発電や住宅用燃料電池などと組み合わせて、住宅から排出される二酸化炭素(CO2)の量70%削減を目標とする。また、豊田市は市内の公共施設など約20カ所にPHV用充電スタンドを設置。さらに路線バスに燃料電池車を導入し、交通分野でのCO2排出量を平成2年比で40%削減を目指す。

 今年度中に4千台の次世代環境車など、実験に必要な機器を揃え、来年春頃から本格的な実証実験を始める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100806-00000518-san-bus_all

2010/08/07 地球温暖化が続けば未曾有の気象災害発生の可能性あり-中国科学者(Record China)

 2010年8月4日、北半球で高温を記録する日が半月以上続き、多くの国と地域に災害をもたらしている。南京大学地理・海洋科学学院の高抒(ガオ・シュー)院長は「地球温暖化がこのまま継続すれば、深刻な気象災害がますます増加するだろう」と警告を発している。中国新聞社が伝えた。

 中国でも東北地方などで大洪水が発生する一方で、中央気象台が高温オレンジ警報(注:3段階のうちの2番目。24時間以内に37℃以上を記録する可能性がある場合に発令される)を連日発令するなど、各地で猛暑が続いている。

 高院長は「米国科学アカデミーの研究によると、地球の温度は過去100万年のうちで最高レベルに達している。地質学上、地球には10万年毎に1回の温度変化周期があり、温度変化の幅は3〜5℃と言われている。しかし、直近200年間に約20回の温度変化があり、過去100年間で平均気温が0.5℃以上上昇している」と紹介し、「現在の気温変化の速度は過去よりもさらに早くなっており、今年は洪水や高温など深刻な被害が多く発生している」と語る。

 また、「地球温暖化が続く状況下では、大気中に蓄積されるエネルギー量が増加し、天気をより不安定に、極端にする。例えば、南京の気温は現在-10〜40℃の範囲だが、これが-15〜45℃に拡大したり、ハリケーンの強度が増すなどの可能性が考えられる」とし、「従来の防災手段では今後の気候変化には対応できなくなり、新たな発想や技術で対応することが全人類の課題となるだろう」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100807-00000001-rcdc-cn
※写真あり

■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●フロリダ大学、陸軍とエネルギー省から燃料電池研究の契約を受領(2010年06月30日)

 ノース・フロリダ大学(University of North Florida)工学部(School of Engineering)は、米国陸軍電子通信研究開発技術センター(U.S. Army CERDEC:
Communications-Electronics Research, Development and Engineering Center)と米国エネルギー省から燃料電池の研究のために合計940万ドルの契約を受領した。この金額は、大学の燃料電池技術研究活動でこれまでに請け負った契約の合計としては最も多いものである。契約による資金は、ノース・フロリダ大学の研究者たちがノートパソコンの電源としてダイレクト・メタノール燃料電池の開発と商業化を目指すために使われる。対象とする2種類のノートパソコンの一つは米国の兵士用であり、今一つは一般的な消費者向けのものである。
http://www.unf.edu/ia/pr/media_relations/press/2010/UNF_School_of_Engineering_Receives_Over_$9M_for_Fuel_Cell_Research.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第3回 高度人材育成コース」開催!

 8月31日(火)から9月2日(木)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。皆様のご参加を心からお待ちしております。
※申込みは先着順です。お早めにお申し込みください。
?コースの概要?
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35才未満)
◇開催日程 8月31日(火)?9月2日(木)3日間
◇会場 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会) [初日の講義終了後。全員参加]
 参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月23日(月)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇詳細・お申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/3rd_koudo.html
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)/独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター/独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援 水素エネルギー協会(HESS)/燃料電池開発情報センター(FCDIC)/公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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