燃料電池ワールド Vol.683 (2010/05/17 09:00)

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□燃料電池ワールド Vol.683
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■2010年05月17日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年05月14〜16日のWEB LINK NEWS
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2010/05/14 商品価格は長期的に上昇、ユーロはいずれ消滅=ロジャーズ氏(ロイター)

 [ロンドン 13日 ロイター] 米著名投資家のジム・ロジャーズ氏は13日、ロイターとの電話インタビューに応じ、原油価格が長期にわたって上昇を続けるとの見方をあらためて示した。

 ユーロについては、欧州債務危機で、崩壊プロセスが始まったと指摘した。

 ロジャーズ氏は、商品市況の長期的な強気相場を予測する投資家として知られる。

 同氏は「原油は、需要を上回るペースで供給が縮小している。原油の既知量は減少が続いており、この傾向が続く限り、原油価格は非常に大きく上昇する」と述べた。

 原油供給の減少と各国政府の環境対策を背景に、代替エネルギーも成長が期待できると指摘。

 「今、(代替エネルギーは)良い投資先だ。非常に大きな未来がある。いつの日か、代替エネルギーが、エネルギー市場の強気相場を終わらせることになるかもしれない」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100514-00000124-reu-bus_all
※写真あり

2010/05/14 次世代エネルギー網で共同事業 東京ガスと大阪ガス(産経新聞)

 東京ガスと大阪ガスは14日、太陽光や熱、電気が補完しあう次世代型の「スマートエネルギーネットワーク」を構築するための実証事業を共同で行うと発表した。エネルギーを効率的に使い二酸化炭素(CO2)排出量を削減する狙い。経済産業省の補助事業で、今年度から東京と大阪、兵庫などにシステムを構築し、3年間の実証を行う。

 太陽光発電設備や太陽熱で温水をつくる集熱装置、ガスで発電と熱供給をするコージェネレーションシステムを一定のエリア内に設置し、既存の送電網に加えて温水を運ぶ配管を敷設する。エネルギーの流れをITで制御し、エリア内の建物や施設に効率的にエネルギーを配分する。

 太陽光や熱は、出力、熱量が天候に左右されるため、コージェネが出力を調整して補う。

 東京ガスは、都内の同社研究施設などビル2棟と福祉施設で行う。大阪ガスも同様のエリアを大阪府などに複数つくり、小規模な太陽光発電所を兵庫県などに設置。各エリア間で電力を融通し合う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100514-00000619-san-bus_all

2010/05/15 NEDO、独と水素利用技術の普及で協力(フジサンケイ ビジネスアイ)

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は14日、燃料電池車に燃料の水素を供給するインフラなど水素利用技術の普及に向けた情報交換で、ドイツと協力すると発表した。この分野での協力は米国に次いで2カ国目。

 16日(日本時間17日)に独エッセンで開かれる世界水素エネルギー国際会議で、NEDOと独政府の水素・燃料電池研究開発推進機構「NOW」が覚書を結ぶ。

 これを受けて両機関は水素利用の研究成果などを共有し、来年3月には日本でワークショップを開く。NEDOは今後、水素供給インフラで日独実証研究の実現を働きかける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100514-00000000-fsi-bus_all

2010/05/15 県水素エネルギー戦略会議:国際機関の優秀賞に--国内初 /福岡(毎日新聞)

 県など産学官連携の「福岡水素エネルギー戦略会議」が、水素経済の推進に取り組む世界で唯一の国際機関、IPHEから今年の「優秀リーダーシップ賞」に選ばれた。同賞の国内受賞は初めてで、授賞式は17日にドイツである。

 県が14日に発表した。IPHEは環境に優しい水素燃料電池に取り組む17カ国・機関で構成。06年から活動の推進に貢献した個人や団体を表彰している。

 「戦略会議」には県など585の企業・機関が参加。県内で水素の燃料電池を使った「水素タウン」や、車の走行実験をする「水素ハイウェイ」などをつくり、省エネ効果などを検証している。県は「世界最先端の取り組みが評価された」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100515-00000134-mailo-l40

2010/05/15 電解透析水で高血圧改善 東北大グループ開発(河北新報)

 東北大大学院医学系研究科先進統合腎臓科学コアセンターの中山昌明副コアセンター長と伊藤貞嘉コアセンター長らの研究グループは、透析患者の合併症として問題になっている高血圧や動脈硬化などを改善する新たな透析システムを開発した。透析液に水素を含ませる手法で、従来の薬剤治療より副作用の少ない方法として効果が期待できるという。

 研究グループは水素ガスが高血圧などの原因となる活性酸素を消去する働きを持つことに着目。健康機器メーカーの日本トリム(大阪市)と共同で、水を電気分解して水素を生成し、透析液を作る「電解透析水整水器」を開発、水素を含んだ血液透析液で透析を行うシステムを構築した。

 2007年7月から09年9月にかけて、福島県内などの医療機関3カ所で、高血圧の症状のある透析患者21人を対象に臨床試験を実施。透析後の血圧が正常値を示した患者は、当初の20%から試験後は60%に達した。透析後に見られた疲労感やかゆみなどの症状にも一定程度の改善があった。

 中山副センター長は新システムについて「副作用も少なく、より安全で効果的な対症療法になる。患者の症状をさらに長期的に調査したい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100515-00000012-khk-l04

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●ウルトラセル社、バッテリー充電器「スリーアップ」を発売(2010年04月26日)

 ウルトラセル社(UltraCell Corporation)は、軍隊で使っている装置と電子部品用のバッテリー充電システム「スリーアップ(3-Up)」の販売を開始した。このシステムは、同社のメタノール改質燃料電池(reformed methanol fuel cell:RMFC)技術および柔軟なナイロンを束ねて実行時間を拡張した燃料タンク、そして革新的な電力管理システム「ディレクター(Director)」を結合している。「スリーアップ」はすでに米国軍隊に出荷していて、兵士の携帯電源とバッテリー充電器を統合した働きをする。
http://www.ultracellpower.com/assets/PressReleases2010/3-UP_Battery_Charging_System_4.26.10_FINAL.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆2010年度立命館グローバル・イノベーション研究機構エネルギー研究拠点シンポジウム 「低炭素社会のエネルギー技術と立命館大学」
◇日時:5月17日(月)13:00?17:30(交流会17:30?19:00)
◇会場:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス エポック立命21 エポックホール
    (滋賀県草津市野路東1-1-1)

☆第17回燃料電池シンポジウム
◇会期:5月19日(水)?20日(木)
◇会場:タワーホール船堀(江戸川区総合区民ホール、江戸川区船堀4-1-1)

☆あらゆる機器をモバイルに、超小型燃料電池
?単3サイズでノートパソコン?
◇日時:5月27日(木)午後3時から午後5時
◇場所:東葛テクノプラザ 大学等研究交流サロン
(千葉県柏市柏の葉5-4-6)

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