燃料電池ワールド Vol.637 (2010/03/04 10:31)

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□燃料電池ワールド Vol.637
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■2010年03月04日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp



■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池市民講座:燃料電池自動車「クラリティ」試乗会【再掲】(注:申込方法が一部変わりました)

 地球規模の環境問題が大きな波となって世の中を動かしています。自動車の分野ではハイブリッド自動車、電気自動車などがガソリンエンジン車に混ざって、道路を走るようになってきました。2015年からは燃料電池自動車の一般ユーザーへの普及が始まります。

 PEM-DREAMは2005年に、燃料電池自動車「トヨタFCHV」の試乗会を行いました。それから5年、今回はホンダの最新の燃料電池自動車「クラリティ」の試乗会を行います。併せて、日本における水素インフラの状況について、建元章氏(岩谷産業株式会社水素エネルギー部長)からの座学を行い、自動車分野の燃料電池の適応について勉強したいと思います。
◇日 時 3月6日(土)午後2時?5時
◇会 場:岩谷産業株式会社東京本社会議室(JR新橋駅より徒歩10分)
◇参加費:3000円
◇定 員:20人くらい
◇申し込み:「試乗会へ参加」と明記して、1)氏名と、2)会社、団体などの所属機関のある方は【会社/団体名と住所・電話番号】を、所属機関のない方は【自宅の住所・電話番号】を記入して、下記メール宛にお送りください。
 E-mail pemdream@gmail.com
◇主 催:燃料電池NPO法人PEM-DREAM

■2010年03月04日のWEB LINK NEWS
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2010-03-03 IHIがボーイングと燃料電池共同開発へ 航空機の燃費向上目指す(産経新聞)

 IHIは3日、米ボーイングと航空機用の燃料電池を共同開発すると発表した。ジェットエンジンの発電機で発生する電力を蓄電し、電力需要の多い時間帯に発電するもので、航空機の燃費向上につながる。平成22?23年にかけて地上で開発し、25年までに実際の航空機に搭載して実証試験を行う計画だ。

 航空機の電力はジェットエンジンの発電機でまかなっているが、地上移動時や降下中は電力が不足するため、補助電源の小型ガスタービンなどを使って電力を供給している。

 共同開発する燃料電池は、上昇中や巡航中に発生する余剰電力で水を電気分解し、水素と酸素の形で保存する。地上移動時などに、蓄えた水素と酸素を使って発電する。

 燃料電池の発電時には水しか排出されず、消費電力の削減だけでなく、二酸化炭素(CO2)の削減にもつながる。電力は機内のキッチンや照明などに利用する。

 IHIはジェットエンジンで国内最大のシェアを誇り、ボーイングにもジェットエンジンなどを供給してきた。燃料電池の共同開発にも乗り出すことで取引の拡大を図る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000529-san-bus_all

2010-03-03 銘柄パトロール(2):ファーストリテ、アルテック、サイボウズなど(サーチナ)

 アルテック 361 +80カ 大幅反発。本日3月3日(水)?3月5日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催されている第6回国際水素・燃料電池展FC Expo 2010への出展が買い材料になったもよう。出展するSono-Tek社ExactaCoatシステムは、ユニークなFC関連電極製造装置及び設備で、FCセル電解質膜に対し触媒を塗布する用塗で注目を集めているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000064-scn-biz

2010-03-03 ジュネーブ自動車ショー、各社が「エコ」アピール(聯合ニュース)【ジュネーブ2日聯合ニュース】スイス・ジュネーブで2日(現地時間)に開幕したジュネーブ国際自動車ショーの目玉は、ハイブリッドを中心とした次世代「エコカー」だ。

 ことし80回を迎えたジュネーブ自動車ショーに参加した世界有数の自動車メーカーは、化石燃料をまったく使用していない約60モデルをはじめ、さまざまな先端エコカーを披露した。

 現代自はまた、会場にエコカー展示空間の「ブルドライブゾーン」を設け、「ツーソンixFCEV(水素燃料電池)」、「i10 EV(電気車)」、「アバンテHEV(ハイブリッド)LPi」、「i10ブルー」「i20ブルー」「i30ブルー」などエコカー8台を公開した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000026-yonh-kr
※写真あり

2010-03-03 【ジュネーブモーターショー10】ホンダ CR-Z 欧州仕様は6MTのみ(レスポンス)

 ホンダは、2日より開催されているジュネーブモーターショーで新型ハイブリッド車『CR-Z』の欧州仕様車を発表した。

 このほかジュネーブモーターショーには、三輪電動コミューターのコンセプトモデル『3R-C コンセプト』、欧州初披露となる新感覚モビリティ『U3-X』、燃料電池電気自動車『FCX クラリティ』、2009年の東京モーターショーに出展した電気自動車のコンセプトモデル『EV-N』なども展示する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000021-rps-ind
※写真あり

2010-03-03 親指サイズの燃料電池、2000円前後で6月発売へ──燃料電池で動く「VAIO 2010-03-04 X」も(+D PC USER)

 FC EXPO 2010で、数年前にPEFC型燃料電池を開発したアクアフェアリーが“ほぼ市販化OK”の製品を展示。2000円前後で2010年6月発売を目指す。

 主にPEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell:固体高分子)型燃料電池の開発、実用化・製品化を図るアクアフェアリーは、燃料電池業界の展示会「FC EXPO 2010」で最大2ワット出力仕様の小型燃料電池「FC-STICK」を軸にしたPEFC製品群を公開。高出力で低コスト、小型、軽量、高い安全性を実現するPEFC型燃料電池の利便性を説いた。

 展示する機器は標準モデル「FC-STICK」(1.5?2ワット出力/定格5ボルト/3ワットアワー、重量26グラム)、より小型の「micro FC-STICK」(0.6?0.8ワット出力/定格5ボルト/0.8ワットアワー、重量10グラム)、携帯電話より消費電力の大きいモバイル機器(スマートフォンや携帯ゲーム機、MIDなど)向けの「FC-Cube」(2.5?3ワット出力/定格5ボルト/8ワットアワー、重量66グラム)、モバイルノートPCも駆動できる「FC-Cube Dual」(5?6ワット出力/定格10.5ボルト/16ワットアワー、重量130グラム)など。いずれも手のひらサイズ/ポケットに入るほどの小型サイズを実現する。

 中でも標準モデルのFC-STICKは、2006年にNTTドコモと共同開発した試作機から、より小型軽量、高出力化され、いよいよ2010年6月をめどに発売する考えだ。価格は本体+燃料カートリッジ+接続ケーブルのキットが2000円前後、交換用燃料カートリッジを100円前後を想定する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000066-zdn_pc-sci
※写真あり

2010-03-03 全ボーイング機に搭載へ=IHIと共同開発の燃料電池(時事通信)*航空機向け燃料電池の共同開発で提携した米ボーイングとIHI <7013> は3日記者会見を開き、ボーイング・ジャパンのマイケル・デントン社長は「将来的にはボーイングのあらゆる航空機に燃料電池を使っていきたい」と語り、全機に搭載する意向を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000172-jij-biz

■海外ニュース
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<輸送>
●バラード社、カナダ持続的開発技術基金から資金を、先進式公共交通輸送システムbvからは注文を(2010-01-21、11)

 バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)はカナダ持続的開発技術基金(Sustainable Development Technology Canada;SDTC)から、輸送バス市場向きに燃料電池発電技術の開発を促進する事業に対して480万カナダドルを受領した。設計改善は、2010年代4四半期に始まるメトロバンクーバー(Metro Vancouver)での試験バスの操業で実証される予定である。

 同社はまた、オランダの先進式公共交通輸送システムbv(Advanced Public Transportation Systems bv;APTS)から5台の燃料電池「FCヴェロシティ(FCvelocity)HD6」の注文を受けた。この150kW級燃料電池は、先進式公共交通輸送システムbvが製造する全長18メートルの連節フィリアス・バス(Phileas buses)に搭載するハイブリッド電動システムに組み込まれる。
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=76046&p=irol-newsArticle&ID=1377864&highlight=
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=76046&p=irol-newsArticle&ID=1373761&highlight=〔訳注1〕先進式公共交通輸送システムbv(Advanced Public Transportation Systems bv;APTS):オランダの大型バス製造会社VDLグループ(VDL Group)の一員であり、特殊な専門バスの相手先商標製品の製造会社。
〔訳注2〕フィリアス・バス(Phileas buses):このバスシステムについては以下の情報が役立つ。
Phileas プロジェクト:地方政府(Eindhoven と Veldhoven)と民間企業(VDL が主体)の連携によるプロジェクトで、VDL グループが 70 %出資し APTS(Advanced Public Transport Systems bv)を設立。プロジェクトの資金はオランダ中央政府、参加自治体、民間会社から出ており欧州助成金も活用している。開発する車両は、磁気マーカを敷設した専用車線上で、完全自動運転の他、セミ自動運転モードと手動モードの 3 つの走行モードの切替が可能なディーゼルハイブリッドバスシステム。
http://www.jari.or.jp/resource/pdf/O13_its/energyITS.pdf より

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